365歩のマーチ♪

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(仮)重慶へのマーチ♪
命名者:H&H

20040209



 結婚写真の撮影当日、指定された時間に写真屋さんへ行くと・・・。
店の前には、結婚式用に花が飾られた自動車が処狭しと、待機中。
今から結婚式に向かうだろう新郎新婦とその家族や友人達が3組。
新郎新婦は、すでに化粧や着替えを済ませています。
私達と同じように結婚写真の撮影するカップルが他にも2組。
店内には大勢の人で、ごったがえしています。
その中に、場違いな?ケバケバしたお姉ちゃんが1人だけ居るのが、不思議で仕方ありません。
先に支払いを済ませます。
予約金で足りなかった分+付けまつ毛代30元。
支払いを終わるや否や店員さんにグイグイと引っ張られていく私。
いよいよ撮影が始まります。

 靴をペッタンサンダルに履き替え、早速、衣装選びです。
とは言ってもほとんど自分に選択権は無く、店員さんに勧められるドレスを見て・・・。
首を横に振れば、次の候補のドレスを見せられ、首を縦に振れば、そのドレスを着せられます。
少し大きめの試着室へ案内され、Gパンははいたまま、上着だけを全部脱ぎ、選んだドレスを着せられます。
私のあまりの厚着姿に、一緒に試着室に入った店員さんは苦笑い。
ドレスは、どれも大きめのサイズばかりなのか、背中でたるんだ部分を引き寄せ、安全ピンで固定します。
暖房が効いているとはいえ、肩が丸出しのドレスだけでは寒いので、自分のジャケットも羽織らされます。

 最初に選んだのは、胸元に刺繍が施されたシンプルな赤いドレス。
そのまま、今度は椅子に座らされ、派手なピンクのマニキュアを塗られます。
マニキュアが乾いた頃、着ていたジャケットを脱がされ、首・肩・腕・手の先まで、液体ファンデーションを塗られます。
ファンデーションの色は肌色なのに、肌の上に乗せると真っ白になり、まるで死体みたいな肌の色です。
ファンデーションが乾いた頃、大きな鏡の前に座らされ、ヘアメイクのスタートです。
髪の毛が短い私でも、お構い無しに輪ゴムでグルグルとくくっていきます。
ヘアジェルの入った容器に、直接コームを突っ込み、髪の毛に塗り付けながら梳かしては、またコームをヘアジェルの容器に突っ込み・・・の繰り返し。
前髪やサイド、襟足部分の髪の毛をスッキリまとめた後、赤い色をした付け毛をくっ付けて、アップのアレンジをしていきます。
いくら赤いドレスだからって、そんな赤い髪の毛をくっ付けても大丈夫?なんて思っていても、口に出せる筈も無く、店員さんはその赤い髪の毛に、赤い葉っぱで飾り付け始めます。
黒いビーズの飾りも付け、ヘアメイクが完成したら、今度はメイクです。
メイクする前に、何やら怪しげな3cmぐらいの容器を見せられ、仕切りに話し掛けられますが、分かりません(汗)。
よくよく話を聞けば、化粧下地の美容液らしく、これまた80元もするとのコト。
どうしようか悩んでいる暇も無く、蓋を開けられ、顔に塗られちゃいました。
眉毛を整えられ、コンシーラーで顔の陰影を付け、30元には見えない付けまつ毛を付られて・・・。
鏡の中には、だんだんと厚化粧になっていく私が居ます(汗)。
見たコトの無い私となるだけ目を合わせないようにして、メイクも完了。

 化粧が厚塗りにされ、ケバくなることは、覚悟の上だったとはいえ、店内にあるあちこちの鏡を見る度にやっぱり笑えてきます。
良人kunの反応が怖いなぁ〜。と、すでに化粧済みの良人kunを探すも、見当たらない?!
なんてコトは無く、別人に様変わりした良人kunに気付かなかっただけなのでした。
残った美容液をたっぷり塗られ、眉毛もちょこちょこと書き足され、ばっちりお化粧の良人kun。。
頬にあったホクロも肌色のコンシーラーで消され、髪の毛を7:3分けにされ、まるで中国人みたいです。
皺くちゃ?のシャツに、腰回り全部がアジャスター?!な黒いズボンをはいて座っています。
笑ってはいけないと思いつつ、ついプププッ!!と噴き出してしまいました。
それはお互い様〜!とばかりに、良人kunもニタニタと怪しげな笑い。
お互いの顔のコトは、なるだけ触れないようにして、前のカップルの撮影が終わるのを待機。
ドレスと同色の肘まで隠れる長い手袋を渡され、ドレスがふんわりとなるように、スカート下にレースのペチコートを身に付けます。
良人kunも、ヨレヨレの蝶ネクタイに、私のドレスに合わせた色のジャケットを着ます。
緊張していたコトも忘れ、お互いの顔を見て、和んでしまいました。

―――1回目の撮影終了。

 続いて、また同じように、衣装選びです。
今度は、胸元が同系色のレースがあしらわれた薄緑のシンプルなドレス。
赤い付け毛も取り外され、黒い付け毛でアップのアレンジした後、薄緑の花と金色のビーズの飾りをくっ付けていきます。
緑の葉っぱのイヤリングを付けられ、同じデザインのネックレスを付けられるのかと思いきや、店員さんが持ってきたのは、何と絵の具?!
またまた不安になる私を気にせず、大きく開いた胸元に筆をスラスラと走らせる店員さん。
緑の絵の具で花や葉っぱの縁取りをし、黄色の絵の具で色付けをした後、ラメ入りの液体でコーティングして、完成。
ラメ入りの液体が入った容器を持っているついでとばかりに、アレンジし終わった髪の毛にも、数滴落として、キラキラさせます。
少しお化粧直しをして、完成。
またもや、ドレスと同色の肘まで隠れる長い手袋を渡され、ドレスがふんわりとなるように、スカート下にレースのペチコートを身に付けます。
良人kunも、ヨレヨレの蝶ネクタイに、私のドレスに合わせた色のジャケットを着ます。
良人kunの中国人ルックにも、ずい分と見慣れてきました。

―――2回目の撮影終了。

 続いて、またまた同じように衣装選びです。
毎回、よく似たシンプルなデザインばかりに首を縦に振る私を見越して、少し変わったデザインのドレスを持って来ました。
ホルダーネックタイプで、全体にスパンコールの花があしらわれたタイトな青いドレス。
胸元に描かれた花や葉っぱの絵をゴシゴシと落とし、ヘアメイク。
にょろにょろした長い付け毛を肩に垂らして、ロングヘアのアレンジです。
普段はショートカットの私。
見慣れないロングヘア姿の私を見て、良人kunはニヤニヤしています。
タイトなデザインの為、レースのペチコートは身に付けないものの、中にはいていたGパンは脱ぐように指示されました。

―――3回目の撮影終了。

 ここまでの撮影で、良人kunは蝶ネクタイとジャケットの交換だけ。
ヘアアレンジも無く、ただひたすら、待つばかり。
さっきから気になっていた場違いな?ケバケバのお姉ちゃんが居る理由も判明。
私達の結婚写真の撮影の合間、カメラマンに自分の写真を撮って貰っているようでした。
そういえば、予約する時に、結婚写真とは違うプロマイド写真も見せて貰ったし・・・。
良人kunの会社でも、机やパソパソのデスクトップに、自分のプロマイド写真を飾っている人が居るとか・・・。
ナルシストsanが多いのでしょうか?
良人kunの待ち時間が多いので、彼女と同じように私だけ撮影して貰っても良かったかな?とも思いましたが、やっぱり記念として2人で一緒に撮らなきゃ意味がありません。

 今度は、白いウェディングドレスを選びます。
先の2組のカップルの様子を見て、次に何をするのかだいたい分かるので、ひと安心。
少し遅めに来るように指示されたのは、お店側の配慮なのか、それともタダの偶然なのか、分かりませんが・・・(笑)。
またしてもシンプルに、胸元にビーズが散りばめられたウェディングドレス。
ウェストがすっきりタイトになっていて、意外と胸が大きく見えます(喜)。
しかし、胸元の真っ直ぐしたラインがよれよれとなってしまう為、両面テープで固定されます。
ただでさえ、さっきの絵の具をゴシゴシと落とした後で、肌が赤らんでいるのにお構い無しです。
真珠のネックレスを付けてみますが、バランスが悪いらしく、後ろ側を輪ゴムで留めて、長さの調節。
両面テープといい、輪ゴムといい、素早い対処法には、感心するやら、笑えてくるやら・・・(苦笑)。
髪型も、さっきのラメでキラキラしているものの、シンプルにアップのアレンジへ変身。
さっきまでのアレンジと違うトコロは、白いガーゼ状のベールがくっ付いているトコロ。
化粧はケバケバですが、少しは花嫁さんらしくなってきました(笑)。
またまた肘まで隠れる長い手袋を渡され、ドレスがふんわりとなるように、スカート下にレースのペチコートを身に付けます。
良人kunも、腰回り全部がアジャスター?!な白いズボンにはき替え、燕尾服ちっくな上着に着替えます。
この頃になると、自分の厚化粧の顔にも見慣れ、デジカメでも少し撮影できるようになりました。

―――4回目の撮影終了。

 ウェディングドレスは終了かと思いきや、またまたウェディングドレスを選ばされます。
さっきは真っ白のシンプルなドレスだったので、今度はピンクの花がところどころに刺繍されたワンショルダーの少し変わったタイトなウェディングドレスを選択。
ヘアアレンジもドレスに合わせてか?少し変わっていて、前髪でくるりんと輪を2個作り、ズレないようにおでこに固定されます。
羽のような飾りに、もちろんベールもくっ付けて、完成。
少しピンクの口紅も塗り足して、メイク直しも完了。
良人kunは、いつの間にか、またまた黒いズボンに戻っています。
さっきと色違いの黒い燕尾服ちっくな上着を着て、待機です。

―――5回目の撮影終了。

 この時点で、2人共、かなり疲れが見えますが、まだまだ続きます。
ドレスが終わり、ようやくチャイナドレスです。
が、中国人の彼女達はチャイナドレスなのに、私だけ昔ちっくなピンクの中国の衣装を勧められます。
私もセクシーなチャイナドレスが着たいのにぃ〜!と思いつつ、先日、Skunの彼女も着ていたなぁ〜。と気を取り直し、昔ちっくな中国の衣装に着替えます。
試着室から出て来た私を、ニヤニヤしながら見る中国人の彼女達。
視線を感じながらも、ヘアメイクです。
前髪やサイド、襟足部分の髪の毛をスッキリまとめた後、頭の上に飾り物の帽子を被ります。
T字型をした黒い板に大小の花が飾られ、両サイドからは長いふさが垂れ下がっています。
チークも少し濃い目に入れられました。
ますます中国人の彼女達の視線が突き刺さるような気がします。
良人kunも、私に合わせて、昔ちっくな黄色と青色の中国の衣装に着替えます。
ただでさえ、7:3分けの髪型で中国人に見えるのが、更に中国人に近付きました(笑)。

―――6回目の撮影終了。

 最後になって、何故だか?韓国の民族衣装のチマチョゴリを勧められましたが、首を大きく横に振り、自らチャイナドレスへまっしぐら。
青いチャイナドレスと、赤いチャイナドレスと、散々悩みましたが・・・。
「青いチャイナドレスは、某有名ゲームに出てくるキャラクターみたい。」という良人kunのつぶやきから、赤いドレスに決定。
化繊のチャイナドレスとはいえ、なかなかの着心地。
いい感じです(喜)。
大きなスリットから覗くババスパッツと、ペッタンサンダルを覗いては、ですが・・・(苦笑)。
髪型もふわふわのアップのアレンジに、小さな赤い花を幾つか散らします。
口紅も赤みを増やし、チークも更に濃い目に入れられ、ますます厚化粧に・・・。
それでも、チャイナドレスを着ているというワクワク感の方が勝ってしまいます(単純)。
良人kunも、刺繍がたくさん入った赤色と青色の中国の衣装に変身。
中国人の彼女達は、Skunの彼女も着ていたミニ座布団?!の付いた着物を、揃って選んでいました。
今度は、私がニヤニヤしながら彼女達を見詰める番です。
男の人も、なんちゃって羽織袴姿と学ラン姿にそれぞれ変身し、ますますニヤニヤ度がアップします。
結婚写真として、この衣装で撮影した写真が一生残るカップルが、ここにもまた2組・・・。
やっぱり複雑な心境です。

―――最後の7回目の撮影終了。

 気が付けば、時計はもうすぐ16時。
付け毛を外され、霧吹きで軽く髪の毛を濡らし、普段の髪型に戻ります。
着て来た洋服に着替え、ペッタンサンダルも履き替え、帰り支度。
私達が下地の美溶液代80元を支払っている頃には、先の2組のカップルの姿はありませんでした。
マフラーをぐるぐる巻きにして帰りたくても、厚化粧がマフラーに付いてしまう為、ハンドタオルで顔を覆い、その上にマフラーを巻いている私の姿に、またまた店員さんは苦笑い。
写真が仕上がったら、電話が貰えるそうで、そそくさと写真屋さんを後にしました。

 アパートに帰ってすぐ、2人共、化粧を落とし、シャワーを浴び、顔と髪の毛を念入りに洗いました。
疲れが一気に噴出したようです。
さっさと夕ごはんを済ませ、この日は、早くにベッドに入ってしまいました。

撮影話と、写真の仕上がりについては、また次週へ・・・。
またまた?まだまだ?引っ張ります(笑)。
うにうに。


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apple tree 企画
2003-2004