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桜庭自伝『ぼく。』制作秘話

 去る8月28日、国立競技場で開催された史上最大の格闘技イベント『Dynamite!』で、「プロレスラーハンター」ミルコ・クロコップを相手に復帰戦を行った桜庭和志。
 戦前、記者会見やインタビューなどでも、相変わらずリップサービス満点のコメントを出していたが、実際のところこのカードはどうやって決まったのか? また、復帰に向けて桜庭選手がどう考えていたのかはファンのみならず興味のあるところ。
 そこで桜庭選手自ら心境を綴った自伝の第二弾を、桜庭選手の復帰に併せて発売することになった。題して『帰ってきたぼく。』! では、この本が発売に至るまでの経緯を紹介しよう。

 桜庭選手といえば、今から2年強前、ホイス・グレイシーとの世紀の一戦の前に自伝『ぼく。』(東邦出版)を執筆。生い立ちからホイス戦を迎えるまでの心境がユーモアたっぷりに綴られ、この本はプロレスラーの自伝としては異例の大ベストセラーとなった。この時、私は本の制作に携わらせていただき、その後も『PRIDE大百科』(東邦出版)連載コラム『あぁ、面倒臭い』などで、桜庭選手と仕事をご一緒させてもらった。
 2001年、私はこのangle JAPANで『どうする、どうなる!? PRIDEアンケート』を実施。その際、「今後読みたい本は?」という質問に対して「桜庭選手の自伝の続編が読みたい」という声がかなり多かった。
 その頃、シウバに再び敗れた桜庭選手は、左肩を脱臼して長期欠場に。そこで出てきたのが「復帰に併せて自伝の続編を作ろう」という話だった。もちろん、その時点ではいつ頃、どんな舞台で、誰を相手に復帰するかはまったくわからなかったが……。

 今作では、ホイス・グレイシー戦から今回の復帰戦が決まるまでについて書かれている。相変わらずユーモアたっぷりで非常に読みやすくて楽しい本になっている。特筆すべきは、さすがに桜庭選手もコラムを連載しているだけあって、「読み物」として格段におもしろくなっているという点だ! 前作は生い立ちからの流れを追っていた、いわゆる「自伝」だったが、今作はわずか2年強のあいだに起きたことを書いたにも関わらず、数々のエピソードや本人の心境が書かれていて、非常に内容が濃い。
 コラムではやや「ネタ優先」の印象があるが、そこはさすがに自伝。笑える部分だけではなく、「体力の低下について」や「プロレスについて」といったテーマに対して独特の考えを綴っていたり、「ミルコ戦が決まるまでの経緯」や「入院生活の様子」など、あまり表沙汰になっていないエピソードも満載だ。

 また前作で好評だった「オリジナル桜庭ステッカー」も、桜庭選手の提案を盛り込んで新バージョンを制作。今作ではこのほかにも桜庭選手自身のアイディアを随所に盛り込んでいる。表紙のサクベルトを巻いての力道山ポーズも桜庭選手の案。
 このほかにも巻末特別企画として、ミルコ戦に向けた秘密特訓を完全公開(?)した「サクラバ スーパースター列伝」なる企画は必見!

 桜庭選手本人が積極的かつ、楽しみながら作ってくれた自伝の第二弾『帰ってきたぼく。』は、「Dynamite!」直前の8月26日、定価:本体1400円+税で東邦出版から発売された。

cover

 ミルコとの復帰戦は残念な結果に終わった。シウバ戦に続き、またも負傷によるドクターストップ負け。桜庭ファンは悔しい思いをしてることと思うが、恐らく本人が一番悔しいはずだ。それはこの本を読んでいただければ、よく分かるはずだ。桜庭選手がどういう心境でミルコとの復帰戦に挑んだか……敗れてしまったいまだからこそ、読んでみると考えさせられる部分も多い。しばらくのあいだは桜庭選手もあまり表舞台に出てこないかもしれない。桜庭ファンならば、この本をじっくり読んで来るべき完全復活の日を待つべし!■

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