♪ハッスル、ハッスル、ビタ〜ン、ビタ〜ン……と、会場に入るなり鳴り響いている『ハッスル音頭』。回を増すごとに、とてもプロレスの会場に来ている気がしない。まぁそういう狙いなのだろうけど。場内では『ハッスル・ハウスvol.2』を含め、これまでの“あらすじ”をVTRで紹介。ナンバーシリーズ5回、ハウス2回、ハッスル劇場多数(しかも参加団体増加中)ともなると、あらすじVTRが出来るし、必要になってきますわな。
 オープニングイベントでは笹原GMが登場。笹原さんのGMキャラもすっかり定着してきた感じ。照れがかなりなくなってきてる。今回の殺し文句(?)は「ハッスルなくして創造なし!」。これを言われて黙っていられないとばかりに、『爆勝宣言』に乗って破壊王……じゃなくて、“ハッスル・キング”橋本がリングイン。「破壊なくして創造なし!」というZERO-ONE旗揚げからのスローガンを高らかに宣言し、GMと共にトルネードハッスルポーズ。破壊王人気あるなぁ〜

 そのままスムーズに第1ハッスルスタート。今回から正式にハッスル軍に加入したカズ&スパンキー。コスチュームもお揃いのデザイン。しかし、試合はイマイチ技がバチッと決まらないせいか盛り上がりに欠ける。ヴァンパイヤも途中で入れ替わったり、飛び技を見せたりするが、どうも試合がスイングしない。つかみとしてはちょっと辛かった。

 第2ハッスルはこの日、全日本の興行とWヘッダーのため、早くも“ハッスルK”川田が登場。お馴染みのスキットでは、石狩が弁当を見て「おいCそ〜」、食べ終えて「Cハ〜、Cハ〜」、挙げ句に前屈をすると形がC。それを横で見てた川田は「C、C、うるせーなー!」とサッカーボールキック。倒れた石狩の形はK。石狩オイシイな。『ハッスル・ハウスvol.2』で好評を博したCとKの応酬をスキットでも取り入れるあたり……スキットを考えている構成作家さんは楽しいだろうなぁ。
 試合ではやはり川田と、コリ……もといモンスターCがお互いの攻撃をするたびに、場内からは「K!」「C!」のかけ声。私は『ハウス2』を見に行ってないが、かつての全日本で谷津が攻撃するたびに「オリャ!」、川田が攻撃するたびに「シャー!」と言っていたのを思い出す。懐かしいし、ちょっと楽しい。当時の川田は「シャー!」と言われるのを嫌がっていたが、月日が経つと変わるものだ。が、会場が一体となって盛り上がるというレベルまではいかないまま、Cが横井を(かつてのNWA世界王者を彷彿させる)“ロープに足をかけて”のエビ固めでフォール。
 一番ウケたのは試合後の川田のマイク。「中締めで恒例になってきたハッスルをやろうとしたんですが、小川が……小川じゃないや、ハッスル・オーがしてくれると思います」……と、川田の天然っぷりが炸裂! みんな分かっているけど、あえて言わないのがお約束じゃないのよ! せめて「おが……」くらいで止めときなさいよ!

 第3ハッスルの試合前、煽りVTRでハッスル仮面の応援を観客にレクチャーするお姉さんが、突如モンスター軍の拉致されてしまう。なぜかデストロイヤーのマスクを被った大男がお姉さんを抱え、デビル・ピエロと共に入場。ご丁寧にリング上に設置されたマイクに向かって、お姉さんが「助けてー、ハッスル仮面〜」と絶叫すると、ハッスル仮面赤&青登場! リング上が一瞬にして、後楽園ゆうえんちかデパートの屋上に見えた。
 ……が、このハッスル仮面もまた空回り状態。飛び技なんかはかなり高度なものをやるし、相手のデビル・ピエロもなかなかいい動きをするのだが、赤は途中でヘロヘロになってしまい、試合もグズグズに。そこへデパートでのヒーローショーのように場内から、どこか言わされている感のある子供の声援が(だって応援のセリフが同じなんだもん)! 何とか高速ウラカン・ラナで勝利し、お姉さんを救出したハッスル仮面だが、正直辛いぞ! 中の人を変えるか、こうなったら黄色、緑、ピンクまで増やしたほうがいいのでは……

 どうもこの日はイマイチ試合がスイングしない空気のまま、第4ハッスル突入。『ケッパレ1』開催をこぎつけて、いきなりハッスル派に加わったサスケが登場。飛んだり跳ねたりして、大巨人シルバを翻弄することができれば面白かったんだけど、渾身のラ・ケブラーダはシルバが避けたのか、サスケが飛ぶ場所を間違えたのか、かすりもしないまま鉄柵にスーサイド状態! ただでさえボロボロ感のあるサスケだが、自爆したり、イスで殴られたりでもうヨレヨレ。
 そんなときに場内がいきなり暗転! 再び照明がつくとリング上に白使が! ……いや、だからサスケがシルバを翻弄して有利な状況なら、白使がシルバに加勢するのは分かるけど、サスケがピンチのときに白使までシルバに加勢してもなぁ。案の定、白使がサスケに念仏パワーボムを決め、続け様にシルバがボディプレスを決めてアッサリ試合終了。その後も白使はとくにアクションを起こすこともなく退場。これって『ケッパレ1』に繋がるのか?

 ここで休憩。この日は1万1096人(主催者発表)の観客を動員。相変わらず2階席は誰もいないが、アリーナ席は回を重ねる事に埋まってはきている。これもハッスルポーズブーム&PRIDEでの小川効果か。この効果があるうちに、ガッチリお客のハートを掴めるかどうかが、今後のハッスルの鍵を握るような気もするが……
 ちなみに「ハッスルに参戦予定の選手」として、またしてもジョー・サンが登場。相変わらず歌いながら服を脱ぎ、Tバック姿を披露したが、2度目となるとお客もシラケ気味。いつ参戦するんだよ?
 続いてスキットのVTR。アン・ジョーがまるで『スターどっきり』の寝起きコーナーのように、キャプテン・オーの控室に忍び込む。『リアル・アメリカン』を聴いてノリノリのオーをモンスター軍が襲撃! 島田参謀長がオーの正体が小川であることを証明するために笹原GMを呼びに行くところで終了。

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