ミーハー日記2002年


6月1日(sat) 

 日本でもワールドカップの試合が始まりましたね。カメルーンのエムボマのお尻はすごいです。


6月3日(mon) 

 麻雀パイサイズの薄い竹ビーズを繋ぎ合わせたマットを見つけた。夏に涼しいのだな、ふむふむと、持ってみたら、ズルッと手の中を滑った。棘が刺さった。痛いじゃないか…

 ワールドカップのチケット、海外で売れ残ったのがまだ沢山あるそうだ。でもネット予約は超混みな上に、カード決済しか駄目なんだって。

 緑茶『緑水』のCMの女の子は、自虐的になりつつある。


6月4日(tue) 

 『電波少年的放送作家トキワ荘』(NTV)は面白いし、厳しいし、為になる。
 放送作家志望の素人を集め、番組の企画作りのノウハウなどは全く教えず、週二本の割合でお題を出して企画を提出させる。
 こういう番組が作りたいっ!と自信満々で提出しても、見る人の楽しさを第一に考えていないと、T部長にバッサリと切り落とされる。プロの道は険しいのだ。
 企画段階で、視聴者に受けるかどうか推測出来るのは、永年の現場での経験なのでしょうね。

 朝日の朝刊に『その河をこえて、五月』の初日記事が載っていました。

 初戦、日本対ベルギーは2対2。審判ちぃとベルギー寄りなんちゃうん?という場面多し。


6月5日(wed) 

 『その河をこえて、五月』を観てきました。誓さんは、日本の文房具会社の典型的な仕事一筋サラリーマン。日本にいる時の感覚のまま、韓国でやろうとしてしまうため、軋轢を感じてしまう、ちょっとデリカシーの無いタイプですが、そこはそこ、誓さんですから、憎めないキャラクターなのです。


6月7日(fri) 

 前にも書いた、Wカップの売れ残りチケットが更に深刻な問題になっているらしい。海外で発売したチケットの売れ残り分を、既に完売させた国内売りにバックさせなかったとして。
 中継で空席の目立つスタンドを見て、もしかしたら観られたかもしれないのに、一次発売で完売したのだと思い、泣く泣く諦めていたという人はかなり悔しい思いをしたはずです。
 競技場を持っている各地の自治体が、FIFAや、チケットを売りさばけなかった、そしてその後の手続きを杜撰にしたバイロム社に、損害賠償を求めているという。バイロム社はチケットの他に、各都市のホテルを沢山予約していて、韓国では、その70%近い予約をキャンセルしたことも問題になっているそうです。
 今日の朝日の天声人語に載っていた、バイロム社側のコメントでは、“私たちを雇った人たち(FIFA)は満足しているはずだ”と言っているらしい。チケットは売れなかったけれど、世界中のテレビ局から、放映権料をがっぽり取れたから、というのが理由らしい。スタンドの席が埋まらなくても、スポンサーやテレビ局からのお金が入れば、FIFAは儲かったことになる。どっさり売れ残ったチケットをチマチマ売るよりも、楽に大きく儲かる方法があれば、それで全てが満足すると思っているような代理店をFIFAが選んだということです。
 わたしはスポーツがそんなに好きではないので、スタジアムで選手や観客が一体となって、試合を盛り上げるという場に行ったことは無いけれど、劇場の中でのうわ〜っと高揚するあの一体感はとてもよく分かります。
 後でテレビで放映するとしても、劇場で観たのとは全く別物だという感覚があります。

 世界のどこででもWカップのゲームが見られるというのは、ファンにとって嬉しいことだと思いますが、そういうサッカーファンも、本当は実際にスタジアムに行って、応援するのが一番楽しいはず。

 手違いで空席を作っちゃっても、“結果的に儲かっていればいいんだもーん”という考え方は、エスカレートすれば、スタジアムに客が来なくても、テレビ放映権での収益さえあれば、それでいいってことになる。極端だけど。
 組織としては黒字であることが一番大事だけれど、そっちに暴走していったら、間違いなく埼玉の知事さんが言っているように、“腐ってる”です。

 バイロム社が、雇い主の顔色でなく、観客の気持ちを窺い知ることの出来る代理店でなかったことが何よりも残念なことです。


6月8日(sat) 

 『めちゃ2イケ』の新企画“数取団”。おおまかなゲーム運びは、“しりとり侍”と一緒。数を足しつつ、前の人の出したアイテムの数え方で答え、さらに次の人に新たなアイテムをパスする。そこがちょっと複雑。バツゲームは、関取団と称するお相撲さんにツッパられる。
 新たないじめの発生源にならなければ…と願うのみです。

 オカムーは、最近、ソフトなモヒカンにしている。まさか、“オッカム”として、仙台のベッカムファンの女の子に抱きつく企画が…?

 番組内で、オカムーがananの編集者に、鼻の下を短くする写真修正を頼んでいた。鼻の下が長いとお猿さんぽいというのが顔に対するコンプレックスらしい。前に遊びで試しに鼻筋を伸ばし、口を少し上に置いて、鼻の下を詰めてみたことがある。すごく変わります。
 鼻の下に特徴が無くなると、元々力のある目の方が際立ってしまうので、芸人としては相当不利な男前になります。


6月9日(sun) 

 朝から風の強い日だった。家の中の床やテーブルがザラザラっす。

 日本、ロシアに勝っちゃった。勢いづいてる。気温は少し高かったけど、夜だし、湿度も低かったから、ハンデは少ない。地元であること、応援の多さは間違い無く功を奏してるんだろうな。主宰国強しの法則。

 モスクワではファンが暴徒と化し、外国の記者らが巻き込まれ、百人近くが負傷。路駐の車が炎上。日本料理店のガラスが割られる。
 勝てば暴れ、負ければ暴れる。勝手なものね、ファンなんて。


6月11日(tue) 

 コタツに入っていたら、中から猫が出てきて、体を摺り寄せてくるという、暑苦しい夢から目覚めると、梅雨入りしていた。

 以前、無塩のパンを食べて、虚しい気持ちになったが、塩の入ってないアンコってぇのも実に虚しい味です。


6月12日(wed) 

 消しゴムはんこアートの第一人者で、エッセイストのナンシー関さんが、未明に虚血性心不全でお亡くなりになったそうだ。39歳。
 初めてナンシーさんのはんこアートを見たのは、キッチュこと松尾貴史さんの本『たかしのしかた』の挿絵(挿はんこ?)。プロのアーティストでいて、手作り感覚に溢れている
HPには、ちょくちょく遊びに行って楽しませていただいていました。合掌。


6月13日(thu) 

 鳥かごの周りを、日vs露戦の記事の新聞で新装していたら、下の棚から寺山修司氏の『新釈稲妻草紙』が出てきたので、すっごく久しぶりに読んだ。面白いなー、やっぱり。
 舞台でも映画でもいいから、ビジュアル化して欲しいな。

 夕方、ニュース+1で、ナンシーさんの訃報のニュースを見る。いとうせいこうさんが名付け親だったのですね。
 VTRの後、木原さんが“辛口の批評が出来たのは、テレビ番組が好きだからこそなんですね”とコメントしていた。
 人は、好きなもの(突き詰めれば者です)に、相手からも好ましい存在だと思われたいという根性が働く。好きな相手を過分に美化し、尊敬し、崇拝し、相手の良いところしか見ない。良いところだけを100%褒めることで、相手が本当に喜んでいるのだという気分になってしまう。
 本当に本当に良いところしか無いのだから、無いものなんて見つけようがないという人も居るんだろうけれど、それは部分的に好ましいと言っているに過ぎない。
 どんな人だって、どんなものだって、長所もあれば短所もある。長所と同じ割合だけ短所も見えていなければ、そして、その長所と短所、どちらも評価出来なければ、本当に好きだとは言えないと思う。
 人や物事の裏表、尽くを見知ることはまず不可能ですが、多角的なものの見方というのは大切です。“好き”という虫眼鏡だけでなく、時には“嫌い”という望遠鏡で見ることも必要だと思います。そうして見えたものを、“見えた”と言うことが出来るのに、見えなかったと嘘をつく人もいます。見えたものは“見えた”と正直に言えばいい。
 “どう見えたか”を、言うか言わないか。これはより個人的な考え方が絡んでくるし、受け取る側の器にもよるデリケートな問題ですから、慎重さが要求されますが、嘘はなるべくつきたくないですね。相手にとっても、自分にとっても。
 その点で、わたしもナンシーさんの鋭い批評眼は、全てが同意出来るものではなかったけれど、好きでした。
 好きじゃないものなら、批判もしません。そもそも興味が無ければ、見たりしないのですから。

 12chの『ミミヨリーナ』で、『検察側の証人』の宣伝をしていた。スチル撮影のシーンで、花組の桂さんが映っていた。ブリーフケースを抱えた、ちぃと野暮ったい(印象だから!)調査官といった感じだろうか?


6月14日(fri) 

 3時頃、買い物に行ったら、スーパーはガラガラ。ゲームコーナーにも子供がいない。サッカーに興味の無い人と、働く人しか街に居ない。
 日本、チュニジアに2ー0で勝って、決勝トーナメントに進出。チュニジアというと、カルタゴのハンニバル、ですが、それより先に、『いろは四谷怪談』小平の責め場が思い浮かぶ(『チュニジアン・ナイト』)。
 
日本のサポーターは大騒ぎするけど、信号はちゃんと守る。


6月17日(mon) 

 『アルマゲドン』を見た。ペーターさんはロシア人宇宙飛行士役なんすね。オープニングで名前が出て、おお〜と待ち続けていたのに、なかなか出てこないんだもん(笑)
 キャラ的に粗野な設定が、グローブ座のロビーでチョロチョロと盗み見受けてた印象とは大分違ってて、メイドインアメリカさを感じた。死なないで良かった良かった。
 『グスコーブドリの伝記』っぽかったですね。

 角川文庫の『高野聖』を読んでいる。一連の岩波文庫の鏡花本よりも先に買った、Ashke meets Kyokaです。
 タイトルの他に
『義血侠血』や『夜行巡査』、『外科室』、『眉かくしの霊』と、文語と口語の繚乱です。
 『義血侠血』と、『外科室』は、終わり方が似ています。でもよく読むと違う気がしてきます。しかし更に考えてみると、根っこの方ではやはり共通性があるのかな…とも思われます。
 作者の意図に読者がアプローチしていくのか、作品が作者から独立して、読む人の側に歩み寄ってくるのか。
 楽しい読書がしたい。


6月18日(tue) 

 日本はベスト16で敗退。
 韓国は延長戦でイタリアに勝ち、ベスト8進出。
 ゲームとして見ていて面白かったのは、やはり後者。それぞれです。


6月19日(wed) 

 『男はつらいよ』のテーマ曲、『一年生になったら』、“大きいことはいいことだ♪”というチョコのCM(古っ!)などで有名な音楽家、山本直純さんが亡くなられた。演歌界の大御所村田英雄さん、個性派俳優の室田日出男さん。サッカーの陰で訃報が続いていた。

 ムネオ逮捕。四百万の賄賂一つで捕まえて、検察側は異例の50人体制で旧悪を洗い出すそうだ。

 さんまがサッカー番組で、稲本くんを前にして“ここ(ベスト16)までこれただけで満足やと思うで”と、言っていた。“恋愛でもそうやろ?人間て欲張りやから、初めは出会えただけで幸せやと思ってても、うまく行くと相手にどんどん求めてまうやんか。W杯で勝てたってことだけでも、嬉しいんやけどな”と。
 慰めるのって難しい。当事者より残念がったり、悔しがったりと感情を露わにするのはオーバーな気がするし、反対に当事者でもないのに分かった風な言い方をしても、そんなこと言われても…と思うばかりだ。
 当事者が何も言いたくない様子なのに、わざわざコメントを求めたりするのがいかんのよね。語りたいという時に、ちゃんと聞いてあげれば、とくに慰めたり励ましたりなんてしなくていいんだと思う。


6月21日(fri) 

 『芸術に恋して』という番組で、アメリカの脚本家必携という神話の法則から、映画『スターウォーズ』のエンディングを推理していた。
 RPGっていうのも、若者が師と出会い、勇者として旅立ち、友情を育て、成長し、大きな敵と闘って云々というこの神話の法則にのっとっている。
 法則化して分かりやすくしているのか。分かりやすいから法則化出来るのか。分かりやすいものはヒットする。
 しかし、神話の法則によれば、物語の終末は主人公の死など、悲劇で終わるという。ヤマトタケルも死んじゃうしね。
 でも、現代ではヒーローものでもハッピーエンドの映画が大衆受けしている。アメリカは特にヒーロー好きだからな。『アルマゲドン』では死んでたっけ。パート2を作る気がなければ死んでもいいのか。

 国民医療費負担が3割になって、ますます病気になれない。検査なんかもすごくお金が掛かるのだ。

 サクランボ貪り食い初日。


6月22日(sat) 

 韓国とトルコが進出。

 サクランボ貪り食い楽日。


6月23日(sun) 

 BSでこまつ座の『頭痛肩こり樋口一葉』(初演)を見る。ずうっと前に3chでやったのを見たような記憶があるが、ほとんど覚えてなかったので、ほぼ初見。
 ゲスト出演の花蛍役、新橋耐子さんは、去年の『かぶき座の怪人』の九重八重子さんぽい女優さんという印象。というか、逆か。
 ストーリーは全然違うけど、『頭痛〜』と『かぶき座〜』、幽霊と生きてる人との交信というモチーフが酷似なのだ。主人公が場所は同じで、此岸から彼岸に行くというところとかも。こまつ座の方が断然完成度が高いです。18年前に作ってたんだもんね。


6月24日(mon)

 『空から降る〜』最終回。なんだかなあ…やっぱりリアリティが無かった。ドラマのリアリティ…台詞がいかにもその登場人物が言っているように感じることだと思うんだけど、ロマンチック過ぎて、大目に見てドップリ入り込んでないと浸れない。


6月25日(tue)

 韓国もドイツにはかなわなかった。しかし、選手の頑張りもさることながら、スタジアムを真っ赤に染めたサポーターの健闘が、ベスト4まで昇れた要因だと思っていいと思う。


6月26日(wed)

 トルコ、健闘するもブラジルには及ばず。


6月28日(fri)

 BSで篠田正浩監督『卑弥呼』を見た。1974年の作品なので、ベテラン俳優がみんな若いから、見ていて面白い。
 武満徹の雅楽と現代音楽を合わせた音楽、粟津潔の赤と白と黒を効果的に使った美術、土方巽率いる暗黒舞踊派が出てきて、曠野で舞踊パフォーマンスしたりする。四月に見た、『アポロンの地獄』という映画の日本神話版って感じだ。
 神の声を聞く女王卑弥呼(岩下志麻)と、天津神信仰の国が、山津神の国や、国津神の国といった在来異教信仰の土地を征服していくという物語構成。色々綯い交ぜてある。
 卑弥呼が異母兄弟で、異教徒になったタケヒコ(草刈正雄)に懸想したが裏切られ、あらゆる穢れを持たせて国外に追放するのは、アマテラスがスサノオを高天原から追放するくだりとダブっている。しかし最後には、天の服織女のように梭で陰上を突かれて死んでしまう。
 組織を維持する才能に長けた者が居て、初めて組織は存続し得るのだなと思った。強大な組織の前には、個人的な感傷やエゴなんて敵うわけが無いのだった。
 最後に現代に残った古墳郡に画面がオーバーラップされる。時代物の時に、わりとよくやるパターンですが、あまり好きじゃない。


6月29日(sat)

 トルコと韓国の3位決定戦は、3−2。勝っても負けても3位か4位というのは、トーナメント戦に比べて緊迫感少な目だったけど、シュートが多くて面白かった。

 花組の秋葉さんが祝御結婚。
 そういえば、十年以上花組を観てるけど、公のご報告って、今回が初めてだったりする。でも何となく知ってたりする。ファンって、そういうものなのかな?

 オカムーは芸人が結婚したり、私生活が満たされると芸が荒れるっ!だから結婚しないんや〜!と言うけど、荒れるかどうかは人によるだろうし、相手にもよることだ。私生活の場と仕事の場が嫌が応にも地続きで、良くも悪くも影響を与え、また受けやすいのは、芸人だけじゃないけど、私生活が変化して、良くなる人もいれば悪くなる人もいるし、変わらない人もいる。悪くなるのが一番目立つから言われるのだろうな。


6月30日(sun)

 ドイツ対ブラジルの決勝戦。今更だけど、ドイツのカーン選手って、猿の惑星っぽい。ブラジルのロナウド選手はオカムーに似ている。どっちも猿顔。
 ブラジル、ロナウドの2ゴール、2−0で優勝。
 閉会式って、アレだったのかなあ…
 全然関係無いけど、あしゅけは稲本潤一選手と誕生日が一緒だ(笑)


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