ミーハー日記2004年


4月1日(thu)

 マリアカラスの蕾が出来てしまった。確かに肥料をたっぷり与えてはいるが、早すぎやしないか?

 春に三日の晴れ間無し。夜になって雨ザーザー


4月3日(sat)

 家の海棠が満開だ。
 先日、四谷に行った時も所々の家の庭で見掛けた、隠れた人気者、海棠。


4月4日(sun)

 吾郎金田一の『犬神家の一族』を見る。吾郎ちゃんはメイキングで自分なりの金田一を作りたい云々と言ってはいるけれども、他の役者や全体の雰囲気は市川崑画像をパクろうとしつつ、中途半端。珠世役加藤あいは絶対島田陽子に似た女優ってんでキャスティングしたはず。オマージュって言葉も使いようよね。
 おちゃっぴい金田一はパロディっぽくていいけど、吾郎ちゃんの笑顔は人懐っこさというよりも、怪しさが目立っているので、乱歩作向きだと思うんだがの。
 ち、誓さんが出とるやないのっ!スケキヨの掌紋鑑定をする鑑識課の藤崎役とな。
 珠世がスケトモに襲われそうになる場面は子供心に結構ドキドキしたもんでした。結局何もされないんだけどね。
 横溝作品というのは、既に古典化されてる。何度も映像化されているから、犯人は誰某と分かった上で見ることになる。だから今回初めて横溝作品ドラマに接したとかいう人がいて、“空前絶後にすごく面白い傑作!”と思ってしまうてぇのは何だか気の毒な気がする。それでもいいけどさ。

 秋には『八つ墓村』があるそうだ。また吾郎耕助なんかのー。正直やだなー。
 エレカシの宮本さんなんて頭掻き掻き仕草ではナイスキャストだと思うが、ミュージシャンだからな、芝居が出来るかな。

 『発掘あるある大辞典U』で血液型別科学的判断スペシャルをやっていた。血液型によって、脳の活発な部位が違ってくるため、性格の違いが顕著になるらしい。
 ちなみにわたしはA型。過去の記憶をプールしておく海馬が活発で、昔の失敗を思い出しては、もう繰り返さないぞ!と用心深くなるあまり、あまり冒険的なことは出来ないという性格だということですが、場当たり的な時もあるし、二面性もあるし、感情が先走ることもある。
 Aはブレーキ、Bはアクセル、Oはハンドル、ABはギアとでもいう感じかな。免許無いけど、車に例えてみた。


4月5日(mon)

 歯の工事。最後の管の奥がまだ痛む。管が塞がりかかっているらしいので、次回久しぶりに麻酔してグリグリするそうだ(´へ`)

 ホームセンターに行ってレモンバームの種とペパーミントとカモミールの苗を買う。薔薇の近くにハーブを植えると、臭いで虫が近づかないそうなのね。他にはクローブやラベンダーやローズマリーやタイムなども良いようで。カレーに使うスパイスは殆どOKらしい。
 鳥用の塩土も買ったので、久しぶりにあげると、食べたことのあるロンはすぐにがっつくが、食べたことのないコウメは遠くから様子見。納豆のようなもの?

 薔薇ののぞみがプチプチ発芽して、四つになった。


4月7日(wed)

 海棠が散る散る。強風吹いて遠くに飛んでけ。


4月8日(thu)

 芦屋雁之助さんが亡くなった。朝の連ドラ『あすか』ではちょっと頑固でそれでいて人情味のある、扇屋の旦那でした。

 イラクのテログループに日本人が三人拉致られた。ジャーナリストとボランティアで行ってた人。三日以内に自衛隊がイラク国内から撤退しないと全員殺すとの脅迫。やはり三日でなんとかするってぇのは厳しいことだし、政府は復興支援で派遣してるのに、何故撤退しないといかんの?的な考えは絶対にあるはずだ。韓国の人も拉致られているそうだ。
 拉致られた人たちの身内はとりあえず要求を飲んでくれというのが希望だろう。拉致られた本人たちは命の危険覚悟でイラクに向かったんだろうけど、まさかホントに殺されるかもしれない状況になるとは思ってないのかな。もし“何があっても助けは無用”みたいなことを一筆して出掛けたとしても、こういう場合国は助けなきゃいかんのだろうね。自衛隊は助けに行くのだろうか?直接宿営地が攻撃されたわけじゃないから、武器を持って戦うわけにもいかない。
 自国民の人命を第一と考えて撤退するのか、イラク復興のためにテロに屈しないのか、SWATに救助してもらうのか、事実って怖いな。


4月10日(sat)

 『ベストヒットTV』のマシューケータリングで作っていた餃子を作った。豚ひき肉、ネギ、ツナ缶、刻んだ茹でタケノコと塩胡椒、片栗粉で混ぜて包みます。焼き餃子向けです。半分はキャベツや白菜、ニラなど野菜も入れた餃子を作りました。
 多く作り過ぎた時は茹でてから冷凍保存するといいです。

 『世界不思議発見』でヤマトタケルの新説を紹介していた。聖徳太子の弟、皇族であり将軍の久米皇子がモデルと。蘇我氏の政策によって文の聖徳太子、武の久米皇子を祭り上げる必要があったと。大人って何でも利用するんだから(´へ`)

 『めちゃ2イケ』でオカムーがトゥルトゥルトゥキンになってしまった。何年も前からの極秘プロジェクトなんてぇと、エンディングが三日前でも、オイテキボリ感が強かったなあ。


4月11日(sun)

 『新撰組!』に京都の庄屋役で誓さんが出演していた。きゃーと騒いだので、ほとんど台詞が聞き取れなかった(笑)


4月13日(tue)

 強風でリトルアーティストが転倒。

 イラクで誘拐された三人は未だ開放されていない。


4月14日(wed)

 十年以上前に買った『大江戸おもしろ役人役職読本』を読み直していたら、新撰組の項があった。京都守護職だからね。
 それを読んでいたら『新撰組!』の幕引きをするのが誰か何となく分かった。グッさん演じる永倉新八だよ、きっと。


4月15日(thu)

 イラクでの日本人誘拐新たに二名。しかし夜には始めの三人が開放された。

 子供のためのシェイクスピアカンパニーから『ハムレット』のチケットが届いた。お金払って一週間以内ですぜ。花組さんも見習って欲しいですね。


4月16日(fri)

 花組芝居『いろは四谷怪談』のチケットが届いた。一気に発送するのは制作さんにとっては楽かも知れんな。でも、チケット買ってる側とすれば、順次発送してもらった方がより誠実さを感じるのだ。

 和柄の綿生地を買った。半幅帯を縫ってみよう。

 新しく始まった『笑いの金メダル』(ANB)、司会を三宅裕司、くりぃむしちゅ〜、よく知らんきれいどころってだけの女をMCに置いた時点で、もう失敗してると思った。
 第二ブロックに出場した劇団ひとりのテレビ初ネタは、M男。衝撃的過ぎて一般受けはせんかったね(´へ`)わたしゃこういう緊張感好きだけども。ボブ・サップに絡まれている時までM男を通そうとしたものの、どつかれて素に戻ってしまった(笑)これもまだ演じてるんだろうけどね。
 新ネタで勝負しないアンジャッシュが優勝しちまうというのもなんですな、マンネリな笑いがウケる風潮ってこと?


4月17日(sat)

 拉致られた二人も開放された。
 イラクのテロにとって、アメリカ=大悪、アメリカに協力を要請された日本政府=中悪、日本政府が派遣した自衛隊=小悪、日本政府による派遣以外でイラクに来ている日本人=無悪という図式なんですな。自衛隊がやっていることも人道的な復興支援ではあるんだけどもな。

 『エンタの神様』(NTV)に2度目の出演、毒舌ギター漫談波田陽区。“ツッコミ&○○斬り”という手法が新鮮です。


4月19日(mon)

 歯の工事。麻酔をして管の神経を掻き取る。最後のが全部取れたそうだ。長かった。

 帰ってきて食事をして、麻酔が切れたらズキズキしてきた。痛み止め飲むほどでもないので、とりあえず横になったが心臓と同じ高さになって余計ズキズキ。我慢して寝る。


4月21日(wed)

 友達のお誘いで、新橋演舞場に市川猿之助スーパー歌舞伎『新・三国志V』完結篇を観に行った。
 暑かったので東銀座駅で降りると、時事通信社1Fのスタバでカフェフラペチーノというカフェモカのスラーピーみたいなのを飲んだ。隣の席にはモバイルパソコンをいじってる人とかがいた。オフィス街〜
 “市川猿之助スーパー歌舞伎”とは言うものの、澤瀉屋さんは体調不良でお休みのため、主役の謳凌は市川段治郎丈が演じている。初っ端から兵士役が燃焼系のアミノ式CMに出そうなアクロバチックな殺陣をかましたりする。演舞場って、花道がロビーに直結してるので、一階席の最後尾列で観ていると、背後をドドドドドドと騒がしく駆けて行く音がする。
 魏の国の物語なので、魏志倭人伝繋がりで、倭国から伊代(普通は“壱与”なんですが)という姫が使者として来たりしている。
 一幕目の後、地下の食堂で幕の内弁当を食べた。初体験で好い雰囲気&美味し。皆結構黙々と食べている感じだったが、何か喋りたくなるぜ。実際喋ったが。
 二幕目では水のドバドバ〜ッとするステージでの立ち回りがダイナミックであった。馬も出た。
 三幕目はオープニングの阿片窟風の場面がカラフルで良かったっす。司馬仲達役の金田龍之介おじちゃんが終始ブラックヒーローで弾けてたっす。
 ラストの花道へと掃けていく演出がちゃんと作り込んであって、二役の人は二役分登場していくのだ。
 生きてる人は花道を進み、故人、または故人の振りの人はスッポンを利用するなど、歌舞伎様式はちゃんと。
 付け打ちは殺陣が京劇風の流れる感じなので、合わないんじゃないの?と思った。
 転換のスピードが心地好いですね。
 総じてプロのお仕事であった。

 帰りに本屋に寄って『芝居絵に見る江戸・明治の歌舞伎』(小学館)という本を買う。早稲田大学博物館が編集している本です。
 第二章“歌舞伎の完成”に花組芝居に縁の深い安冨順氏が文章を書かれています。


4月22日(thu)

 昨日、通販で買った三河帯芯が届いたので、縦半分にカットしておいたのを今日は半幅帯に仕立てた。アイロン掛けが暑いっす。
 殆どミシンで縫い、最後布をひっくり返した後の穴のかがりだけ手縫い。
 帯芯一本で半幅帯が二つ作れます。


4月23日(fri)

 去年頼んだ薔薇の苗が届いた。ブルームーンと、ゴールドバニーとイザヨイバラ。
 風が強く、ハンギングにしていたリトルアーティストの鉢が転倒するので、ヒマラヤンのラティスの下の方に引っ掛ける。


4月24日(sat)

 ゴールドバニーはこんもりするブッシュタイプなので、100円ショップで売っていた六角形のボテッとした茶色の鉢に植える。
 イザヨイバラはクリーム色の上薬が掛かった益子焼の小さな鉢に盆栽仕立てで植える。土の表面を苔で覆うとより盆栽らしくなるので、追々採集しに行こう。


4月25日(sun)

 ブルームーンを植える鉢を探しにホームセンターに行く。スマートな木立なので、スリムな白のプラ鉢にする。
 高枝切鋏と、蚊が嫌うという周波数の発生装置を買う。結構ピーッとうるさい。

 NHKアーカイブで、35年前のドラマ『写楽はどこへ行った』を放送していた。写楽像と、彼が突然現れ、消えていったいきさつなどを大岡信の推理によって辿る。十返舎一九役の露口茂が、蔦屋重三郎の妻お春役の岸田今日子が、葛飾北斎役の山崎努が若い若い若いっ!


4月26日(mon)

 海棠の枝をギコギコ切る。筋肉痛。ロキソニンを飲んで寝る。風強し。

 花組の加納さんから『いろは〜』のDM葉書が届いた。相変わらずの手跡ですね。
 “ご予約・お問い合わせは云々”とあるので、楽日や週末などは勿論売り切れたのでしょうけれど、まだまだチケットがあるようです。ま、優先予約で行ける分は買っちゃうので、あとは観てから、もっと観たいと思えるかどうかが勝負なのではないかと。
 にしても、最近稽古場への差し入れに対するお礼などがBBSで目に付きますが、差し入れをして喜ばれるのと、その分チケットを一枚でも多く買って喜ばれるの、どっちが見物としての実なのかなぁなどと考えてみる。
 行ける予定のチケットは全て購入した上で、どうしても観には行けないけれど、稽古場に差し入れをして喜んでもらい&稽古に奮励してもらおうというのが目的なのかしらん。
 そもそも稽古場への差し入れって、
前回公演が素晴らしかったから差し入れしてるってことなのかなぁ?それとも次回公演への先物買いってことでしてるのかなぁ?公演が始まって、お、いいぞ、頑張ってくれっ!という気持ちだったら、楽屋に差し入れするよな、普通。それか感想の手紙に力入れるよな。もしくは何としてでも時間を割いて、もう1回なり2回なり観ようとするはずだよなぁ。
 でもやっぱり差し入れっつーのが、役者にとって一番貰って嬉しいものなのかなぁ。生々しくって。
 直接会って話すのでなきゃ駄目って人もいれば、電話するのが好きな人もいる。メール命の人もいて、FAXがいいという人もいれば、手紙でなきゃホントの気持ちは通じないって人もいる。想いの表現や顕示の方法は人の数だけあるってことですね。
 贔屓より愛(下心)をこめて。


4月27日(tue)

 春の嵐の中、歯の工事。


4月28日(wed)

 『エロイカより愛をこめて』の30巻が発売。Z君のストーリーも収録されてるため、裏表紙はZ君。顔のパーツと輪郭のデッサンが気持ちずれてる気がする。

 ヒマラヤンの蕾がいくつも出来ているっ!つる薔薇は前年に伸びた茎に花芽が付くので、お花とは初めましてなのだ。去年はハキリバチに葉を丸く切られ、チュウレンジバチに卵を産み付けられ、孵った幼虫には葉を食われ、またハダニに襲われたりと大変であった。しかもヒマラヤンは春一期咲き。折からの強風に耐え、蕾がきれいに咲くのだろうか?!

 隣りの家に新しい家族が引っ越してきた。

 青嵐(あおあらし)越して来し家の乳母車    あしゅけ

 再び差し入れについて考えてみた。
 おとといの書き方では、差し入れをするよりも、そのお金でチケットを買って観た方がいいのでは?という意見を書いてみたわけですが、過去振り返ってみると、わたしも差し入れ“のようなもの”をしたことがある。それほど高額なものは出来なかったが、それでもチケットが一枚や二枚買える額。観る余裕もあったけれど敢えて差し入れをした。
 何故差し入れかっつーと、チケットを買うのは劇団全体の利潤になる。しかし贔屓の役者に対して個人的に差し入れをし“皆さんでどうぞ”ということにすれば、ピンポイントの応援でもあり、その贔屓の役者さんを通じて遍く御同僚の皆様にも差し入れが出来ると思ったからだ。延いてはその役者には気前のいい贔屓が付いているんだなぁと思われれば、尚嬉しいみたいな下心。贔屓の役者だけに差し入れる場合が多かったけどね。
 しかし差し入れをしたところで、お芝居っていうのは何百、何千という観客に向けて演じるものだから、芝居の内容で特別扱いされるってもんじゃない(『雪之丞変化』の浪路に舞台から色目を使う雪之丞などという特異なパターンもあるが)。結局差し入れもロビー花も、贈る側の自己満足本位に過ぎないといえばそれまでです。ロビー花なぞは贈る側の宣伝性が高い上に、貰う側も“こういう人たちとの繋がりがあるんです”という勲章ですね。そういう関係性を大切にする業界ですから、それに文句があるというわけではありませんが。
 ただ、差し入れを貰った側がそれを公演中でもないのに一々大っぴらにするてぇのは、その後の扱いや対応に何も影響が無いのなら、他の人の目に付くような場に書く必要性ってあるのかなぁと思う。くれた人に私信でお礼を出せば済むことじゃないですか。芝居観てるだけでなく、何かせにゃならんのかと心配になっちまうじゃありませんか。
 役者の実というのも知りたいもんです。


4月30日(fri)

 マリアカラス太郎2004年バージョンが咲いた。


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