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この家に至ったわけ・・・・


朝陽のあたる玄関



私は、結婚前も、結婚当初も、もしかしたら今も、
いわゆるマイホーム願望はありません。

おそらく、マイホームに対する考え方が、他の方と
大きく違うのだと思います。

よくマイホームを、「不動産」と表現して、資産だと
言う方がいますが、「マイホーム」では、
食べていけません。
どう言う意味かと言うと、資産価値のある不動産は、
私にとって、それで食べていける、
生活していけるものなのです。

マイホームは多くの場合、住宅ローンでまかなわれて
いる場合が多いです。
当然ながら、住宅ローンは借金です。
住宅ローン分に見合った貯蓄があれば問題なく、
マイホームを資産と呼んでもいいと思います。

私には、借金を抱えているのに、資産と表現する
ことに、すごく抵抗があるのです。

今は、バブルの時代ではありません。
極端なことを言えば、買った日からその家の価値は
住宅ローンの残高よりも、下回っていることが十分に
ありえるのです。

そんな時代に、マイホームを資産とは、私にはとても
思えないのです。

最初に書いたとおり、この家は、今年で築28年。
住み始めて、9年目です。
夫婦とも26歳の築19年目の時に、ゆくゆくは
建てかえるつもりで購入しました。

当時、既婚の友達のほとんどが賃貸住宅で暮らして
いました。
私達夫婦も結婚後の2年間を、古い文化住宅で
過ごしました。
文化住宅と言っても、家賃は65,000円。
共働きの我家でしたが、私にはすごく高いものに
思えました。

賃貸住宅の家賃の高さは異常ではないかと
思います。

私達が、結婚した頃は、いわゆる特賃が出まわり
始めて、人気で、なかなか入居することが
できませんでした。
我家も、抽選ではずれてしまいました。
でも、今は、空き家が目立っているそうです。

ところで、我家の新婚当時の家は、文化住宅と
言えども、1個建てのような、
ネコの額ほどの裏庭があって、
裏庭に面して、古びたいい味わいの廊下が
ほんの少しありました。
2階もあり、収納もすごく充実していました。
収納が多かった分、今の家よりも広かったかも
しれません。
新婚の我家の押し入れは、いつもガラガラ。
なんでもかんでも、投げ入れ可能な状態でした。

その家が気になり始めたのは、水道代があまりに
高かったこと。
どこかで、水が漏れているんじゃないかと
感じはじめたのがきっかけでした。

最初は、若い新婚さんが住む典型の賃貸のかわいい
アパートを見に行きました。
駅から遠いところでしたが、そこでいいやーって
思いました。

ちょっと、新婚さんらしいところに住んで
みたかったから(*^^*)。

でも、主人の両親は賃貸から賃貸への引越しを
あまり良くは思わなかったようで、
新聞のチラシの中から、何軒かの
中古住宅を見つけてきました。
今から9年前、当時は、新築住宅が今ほど
充実していなかったし、すごく高いものでした。

新築なんて、とても、とても、買えるような
値段ではありませんでした。
我家の周辺では、ガレージがなく、築30年以上の
中古住宅でも、2000万円は下らないお値段で、
それでも、買い手がついていたほどです。

(この家は、今も現存し、新しい住人が住んでいます。
もう40年以上になるでしょう。当時見た中古物件は
すべて、今も現存しています)

新築もさほどありませんでしたが、中古も言うほど
なかったのです。





その後、不動産の価格は急落。
5年前に4000万円は下らなかった新築の物件が、
たった5年で、2500万円まで下がりました。

つい最近も、売れ残ってしまった建売り住宅が、
3400万円から3000万円まで値下がりして、さらに
値段交渉可能と言う形で販売されていました。

当然ながら、11坪に満たない我家は、不動産価値は
ゼロと言っても過言ではありません。

でも、11坪に満たない家でも、当時は結構いい
お値段でした。
もう少し足せば、今なら大阪市内に新築マンションが
購入できるかもしれない価格。
ご近所で、我家よりもさらに2年先に購入したお宅は、
なんと築17年で2580万円だったとか。
ガレージもお庭もないのに驚きです。
お互い、もう少し購入を待った方が良かったねと
言っています。

さて、住み始めて数年がたった頃、建て替えを
考えました。
その時、初めて知ったのが、建ぺい率。
購入当時は80%だったのに、いつの間にかに
60%になっていました。

その上、我家の裏に市道が通ることになって、
我家の並びの家は、すべて実質上、建て替えが
できなくなってしまいました。

建ぺい率の変更と市道。
市道と言っても、私道を市道にしたような、
通りぬけのできない道。
売れない家でも、住宅ローンは払い続けないと
いけない矛盾に、家を買ったことを後悔しました

私は賃貸でも、公営住宅でも
十分満足だったのに・・・と。

おかげで、今の家を建て替えることは、
ほぼ不可能になってしまいました。
ちなみに、住宅ローンに頼らなければ
建て替えは可能だそうです。
でも、その場合、厳密には建て替えではなく
リフォームの扱いになります。
だから、新築にしても、築年数は28年の
ままだとか。

でも、
全額自己資金で建て替えるくらいなら、
別の場所に新築する方が賢いですよね。

仕方がないので、住宅ローンが終わるまで、
賃貸代わりに今の家に住みつづけることに
しました。
でも、住宅ローンを終わらせても、次の家を
購入する気にはなれないかもしれないし、
そんな経済力がありません。

それに、家が古いと、地震が来て、壊れても
「まあいいや」って、結構、気楽に思えるのです。
今以上の損はありえないから。


今は、住宅のお値段がすごく下がって
2,000万円代でも、ガレージつきの新築一個建てが
十分に買えるようになりました。
そして、頭金がなくても新築が購入できると言う
考え方によっては、ちょっと怖い時代に
なりました。

そうそう、中古住宅って、頭金が必要だし
購入価格の10%程度の手数料が
かかるんですよ。

これじゃあ、中古住宅の値段は下がるしか
ないですよね。

しかも、銀行をはじめとする、金融機関は
坪数が少ない家には、お金を貸さないのです。


でも、今は、主人とランチャンと共に
この家でのんびり暮らせているので、
それはそれで、満足しています(^^)

ご近所さんとは、年齢差もさまざまで
自分の親くらいの方も多いですが
仲良くしてもらっているので
家族が増えることがなければ、ずっと
ここにいるかな・・・・

色々あったけど、住めば都。
周辺の住環境がすごくいいので、家の中の
少々の不便は気にならなくなりました。
実は、もし資金ができたとしても、よそに行くの
がちょっと怖い気もしています。

それだけ、ここは居心地がいいです♪
今の世の中だからこそ、ご近所さんも大事な
住環境の1つだと思っています。



ここまで読んでくださって、感謝しています。
ありがとうございました。
素敵な暮らし方、見つけてくださいね♪



西陽がまぶしいキッチンの窓辺