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2006.07.07作成
2007.01.25更新

PowerLogix PowerForce47 G4 DUAL 1.6GHz

PowerLogix PowerForce G4 Dual1.6GHz for Cube (Power PC 7447A 1.42GHz, L2:512KB)

 再度Power Logix製品購入しました.OWCから購入、FedEx便で4日間で到着しました.7457 Single 1.2GHzの時と違って無化粧白箱で到着.

商品はDual 1.6GHzですが..

定格値1.42GHzってホントか?

 経営がOWCへ譲渡されて、再販されたG4 Dual 1.6GHz for Cube は定格値1.6GHzが使われているとの噂でしたが. あら〜まったく..定格値Dual1.42GHzでした.Dual1.6GHz for Cube再販当初(2006/4月)は定格値1.6GHz製品もあったようです.
 これは何とかせねば、っということで..OWCと交渉しました.結果は再販当初は定格値1.6GHz Dualは販売していたとのことですが、現在は定格値1.42GHzを使っているとのことです.この話、なかなか答えてくれませんでしたが再三の質問でやっと聞き出せました.しかし何ともまぁ..

インストール手順
 基本的にPPC7457 1.2GHzで紹介した方法と全く変わりませんので、そちらを参照してください.ただ私の場合、既にFirmware Rev.1.2f3をインストールしていましたので以下の手順でUp-Dateしました.

1.  PPC7457 1.2GHzカードからオリジナルG4 450MHzへ交換
2. プログラマーズボタンを使いPL7457 Firmware Update CD起動させFirmware Rev.1.2f3をアンインストール
3. 同様にプログラマーズボタンを使いPL7457 /7447 Firmware Update CD起動させFirmware Rev.2.0f1をインストール
4. G4 Dual 1.6GHzカードを取り付けて起動

Xbench Ver. 1.1.3 測定結果

測定環境:
・CPU : Power Logix G4 Dual 1.6GHz (Power PC 7447A 1.42GHz)
・HD : Segate ST380011A (80GB)
・Video : ATI Radeon 9000 Pro 128MB and nVIDIA GeForce FX5200 128MB
・Monitor : Apple Cinema Display 20", Color:1670万色 Res.:1680x1050
・RAM : 1024MB
・OS : MacOS 10.4.6

 測定ソフトの性質上、5回計測して中間値を載せています.PL1.2GHz+Radeon 9000 ProでResultが124→132ですから約1.1倍です.またPL1.2GHz+nVIDIA GF FX5200でResultが125→139ですからこちらも約1.1倍です.
 メモリーテストではPL1.2GHz+Rade.9000, Fx5200に比較して103.4、104.0→85.5、85.1へスコアダウンで約0.8倍です.CPU側で3次キャッシュ2MB無しの影響が大きく出ました.

ATI Radeon 9000 Pro 128MB

nVIDIA GeForce FX5200 128MB

CINEBENCH 2003 測定結果

測定環境:
・CPU : Power Logix G4 Dual 1.6GHz (Power PC 7447A 1.42GHz)
・HD : Segate ST380011A (80GB)
・Video : ATI Radeon 9000 Pro 128MB and nVIDIA GeForce FX5200 128MB
・Monitor : Apple Cinema Display 20", Color:1670万色 Res.:1680x1050
・RAM : 1024MB
・OS : MacOS 10.4.6

 上記同様に測定ソフトの性質上、5回計測して中間値を載せています.PL1.2GHz+Radeon 9000 ProのOpenGL Speed が3.35x→2.62xへスコアダウンで約0.8倍です.またPL1.2GHz+nVIDIA GF FX5200のOpenGL Speed が5.00x→3.66xへスコアダウンで約0.7倍です.G41.2GHz使用時と比較し概ね各テスト項目スコアをあげていますがOpenGL HW-Lの値を下げているのでOpenGL Speedup値が下がっています.

 本来CINEBENCHはビデオカード性能測定のためのソフトだと思いますが、測定結果が予想外でしたので本ページに掲載しました.CPU側で3次キャッシュ2MBあるなしではビデオ性能に影響がでています.

ATI Radeon 9000 Pro 128MB

nVIDIA GeForce FX5200 128MB

最後に

 Single PPC7457 1.2GHz からDual PPC7447 1.6GHzへの換装では性能差を体感できる大きなスピード差はありません.CPU性能を計測するXbenchで約1.1倍ですので、Web Site閲覧時rendering速度やDual CPUに最適化されたソフトで重い処理をしたとき恩恵を感じる程度.適切な表現か分かりませんが、長期間使用してやっぱり速いかなと感じる程度です.

 一方でCPU側で2MB3次キャッシュの無いことによりメモリー測定値とビデオ測定値が低下しています.そのため普段使用している限りはSingle PPC7457 1.2GHzと比較してほとんど動作速度が変わらない印象を受けます.体感的にはOSXにてPL1.2GHz+nVIDIA GF FX5200ではOpenGL Speedup が5.00xですので、この組み合わせの方が快適に動作します

 また動作不安定なところがあります.現在のところCPU Director OFFで常時1.6GHz動作にてXbench計測するとCPU項目測定で100%確率でフリーズします.PL1.6GHz Dualカードを換装してから約2ヶ月経過したしたばかりなので状態が良くつかめない部分があります(問題解決下記報告参照).もう少し使い込んでメイン機種で1.6GHz Dualと1.2GHz Singleカードどちらを使うか決めたいと思います.逆に言えばそれだけ差がありません.以上の結果を踏まえて..

主観的結論

G4 450MHzから換装する価値はあるが、G4 1.2GHz から換装する価値は無い.Dual CPUに価値観を見いだせる方々へのマニア向け製品.

 PowerLogix PowerForce G4 1.2GHz Singleおよび1.6GHz Dual for Cubeの2製品を使っての主観的印象は、OS9とOSX兼用環境では最もバランスが取れているのはPowerLogix PowerForce G4 1.2GHz +ATI Radeon 9000proだと思います.

2006.10.3加筆

動作不安定問題解決しました.Memoryです..

 G4 Dual 1.6GHzカード交換直後からフリーズや、初めて見るアラートが出てきて再起動を促したりと当初CPUカードの問題かと思っていました.その後Web上で検索してみると高クロックCPUカードに交換したときメモリー問題を発生する場合について幾つか報告されているのに気が付きました.そのためもしやと思いメモリーを1枚ずつcheckしたら、、見事に1枚のメモリーに問題があること発見.

 私のCubeは1024MB (=512MBx2)を搭載しています.OWCで購入した永久保証付512MB PC100 CL2 2-2-2 SDRAMと、秋葉原で購入したバルク品無保証512MB PC133 CL3 3-2-2 SDRAMです.問題はOWCで購入した512MB PC100 CL2側で発生していることが分かりました.

 マックメムさんで公開しているメモリチェックソフトRember v.0.3.3bにてCheckしても問題はありませんが、どうもメモリー自体が不安定なのかもしれません.

 G4 Dual 1.6GHzカードを取り付けたとたんに生じた問題で、G4 Single 1.2GHzカードでは同じメモリを使っても一切問題無かったことを考えると、高クロックCPUカードはメモリーに対してシビアなようです.

 G4 Cube用Memoryに関しては別記事を作りましたので詳細はそちらにて確認願います.

上側はOWCで購入した512MB PC100 CL2 2-2-2 SDRAM(2年間使用)
下側は秋葉原で購入した512MB PC133 CL3 3-2-2 SDRAM(4年間使用)

双方ともPC100LC2規格で動作しています.問題発生原因はOWC512MB PC100 CL2 2-2-2 SDRAMでした.

初めてみるアラート..

メモリー等ハード面に問題がある場合出てくるアラートのようです.

このアラートが出るのは起動直後、終了直前、それにXbench-CPU項目計測時とスクリーンセーバー起動直後でした. 特にCPU Director OFFで常時1.6GHz動作にてXbench計測するとCPU項目Floating Point Basic測定で確実(100%)にフリーズします.

参考までに..

ディップスイッチで低クロック設定する方法.
(注意:メーカー保証対象外となるため自己責任設定願います)

現在販売中のPowerLogix PowerForce47はDual 1.6GHz(=定格値1.42GHz)、Dual 1.5GHz(=定格値1.25GHz)のようです.右下写真のディップスイッチ番号は左側から1、2・・5、6の順番です(右下写真は1.6GHz設定).6番は常時ON、写真下側がONで上側がOFFです(設定は十分考慮の上で、自己責任でお願いします.不具合生じた場合でも当方一切責任負いません)

Dip Switch Settings
CPU
Speed

1

2

3

4

5
Bus Multiplier

1.3GHz
OFF ON OFF ON ON

x13

1.4GHz
ON ON OFF OFF ON

x14

1.5GHz
OFF OFF OFF ON ON

x15

1.6GHz
ON ON OFF ON ON

x16

1.7GHz
OFF OFF OFF OFF ON

x17

2007.1.25加筆

換装から半年が過ぎました.私のG4 Cubeは上記報告通り現在安定動作しています.

 一方で、この半年間Webサイトでの掲示板や、販売店での掲示板書き込みから他社製品含めPPC7447 for Cubeの動作不具合報告の多さに驚いています.本ページ公開後、複数の方々から動作不具合に関する情報と問い合わせを頂きました.私の場合、動作不安定の原因はメモリでしたが、他サイトで報告されている不具合を列記すると、

1.メモリ相性による問題
2.電源ボード劣化問題(移設無し前提でGIGA 高出力C-VRM換装で安定報告有)
3.グラフィックボード問題(ATI9000proからGF6200A換装で安定)
4.動作周波数問題(1.6GHzから1.4GHzへクロックダウンで安定報告有)
5.システムキャッシュ問題(OnyXによりシステムキャッシュ消去で安定報告有)

 ハードウエアでの問題:メモリ問題はよく知られてる問題です.1.5GHz越えのCPUにDDR SDRAMメモリではなく、SDRAM PC100-133メモリを使っているので問題生じない方が不思議かもしれません.電源・グラボ問題は、VRM Bypass Tecnologyにて電源強化しているとはいえ、限界が有るのかもしれませんね.周波数問題は、基本的に他社製品含めPPC7447 for Cubeはクロックアップ製品(各Dual1.7→定格値1.6、1.6→定格値1.42、1.5→定格値1.25と、Single1.8→定格値1.6)ですので、その影響は大きいかと思います.

 ソフトウエアでの問題:他社製品含めてPPC7447 for CubeではCPU DirectorやOS10.4.8アップデート時のカーネルパニックによる起動不可能問題などもWeb上にて報告されています(症状が起きた場合、セーフブートにてSystem UtilitiesのフリーソフトOnyXを使ってシステムキャッシュ削除後、再起動で問題解決).また私個人としてはdual 1.6GHz 換装直後動作不安定に陥り、何度か不安定ながら(再起動を促すアラートが現れる)使ううちに安定したことがあります.これはシステムキャッシュ問題だと思いますが、当時はOnyx等使うことなく直ぐに安定しました.またCPU Director関連で問題を生じたことはありません.

何が最善の解決策か?
 個人的な経験として過去の問題発生時、複合的要素で現れる場合がありました.例えばメモリ相性+高消費電力グラボ問題+システムキャッシュ問題など.トラブル時は一つ一つ不安定要素を消去法で解決するのが鉄則ですが、下記に優先度の高い解決策を明記します.

I. メモリ相性チェック(場合により交換)
II. グラボを低消費電力の純正Rage 128proへ戻す
III. 余裕があるならGIGA C-VRMへ換装(移設無し前提条件)
IV. 最後の手段として定格値へクロックダウン
メーカー保証無しになるため自己責任の上で設定願います

最終的な主観的印象は..

PowerMac G4 Cubeにとって手強いCPUカード

 私のDual 1.6GHzカードは現在安定動作していますが、メモリ問題も含めて数ヶ月実際にCubeで稼働しての印象は「Cubeにとって手強いCPUカード」との印象を持っています.加えてメモリの総入れ替え(IO DATA製品Mac用SDRAMへ交換)もあり、お金のかかるCPUカードでした.対してPL Single 1.2GHz for Cubeは気難しいこともなく安定・安心のカードでした.

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