不確定世界の探偵紳士
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シナリオ |
7点 |
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ゲーム性 |
7点 |
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音楽 |
5点 |
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システム |
○ |
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エロ |
4点 |
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総合 |
6点 |
世界で30人しかいない、アイドラーの認めるA級ライセンスを持つ
私立探偵・悪行双麻が様々な事件を解決するハードボイルドADVです。
有名な作品なので今更なレビューですが。
一つ一つの事件の謎掛けやその解決自体は素晴らしいという訳ではなく、
どちらかと言うと凡庸だと思います。
ミステリー好き、特に清涼院流水作品など言葉遊びが好きな人だと
事件の詳細はともかく、おおまかなプロットは簡単に予想出来るでしょう。
この作品の見事な点は、一つ一つは一見無関係に見える事件の
発端や顛末が、最終的に点ではなく線で結びつくという構成の見事さです。
本格系ミステリ小説でもこれほど複数の事件(作中事件は6つ)が
絡み合っているような例は稀だと思います。
2つ、3つ程度の事件数が関係しあっている例なら枚挙に暇がないのですがね。
勿論、事件同士を繋げる線が粗があったり、やや強引だったりしますし、
前述の通り事件一つ一つはミステリファンには陳腐に
しか見えないと思いますが。
テキストや会話も軽妙で、主人公のハードボイルドさも
上手く描写されていました。
特に斬新だと思えるような点は無かったのですが、
シナリオの構成が良かったと思うのでこの評点を付けました。
作風には合っていたのですが、もっと世界観やハードボイルドな
雰囲気を引き立てるような楽曲が欲しかった所です。
ボイスありませんし。クリックで相手の反応を窺う痴漢ゲーみたいな
システムは冗長だと感じたので無くても良かったかも。
多少昔の作品なので古臭さは否めませんね。
ちなみに管理人の環境では互換モードなしにXPでもプレイできることが確認されました。
オーソドックスなコマンド選択型ADVです。
FC時代の名作『神宮寺三郎』シリーズに非常に近い形式だと思います。
自由度が非常に高く、事件の依頼すらも引き受けるか引き受けないかが
プレイヤーに委ねられます。
事件の謎解きは、必要情報が出揃えば勝手に主人公の独白で行われてしまいますが、
情報を集めるためには、プレイヤー自身が解かなければならない暗号等も
ありますので初回プレイで全ての事件を規定日数以内にクリアするのは困難でしょう。
また、規定日数より早い日数で事件を解決するとボーナスが支払われますので、
全事件最短クリアやりこみも一応可能です。
このゲームの醍醐味はプレイヤー自身の成長です。
ゲームオーバーを何回も味わいながら、
事件を解決するためには何が必要なのかを考えたり、
タイムテーブルを見ながらスケジュール管理を再検討したり、
というのが楽しいので初回プレイから攻略サイトに
頼るようなプレイスタイルは邪道でしょう。
特に足りない機能は無かったと思います。
セーブが特定箇所でしか出来ないというのもゲーム性を高める
効果がありますので、良かったと思います。
セーブ個数はもう少し多くても良かったかもしれませんが。
Hardcore版はやったことはないのですが、
素直に買って良かったと思える良作だったと思います。
事件解決型本格コマンド選択式ADV自体リリース数少ないですしね、
以前は『星の砂物語』(D.O.)とかあったんですが。
ハードボイルドなのも管理人的には嬉しかったです。
最近の流行は分かりやすい燃えなので、こういう雰囲気のゲームは
需要が無いのか、あまり発表されませんね。残念です。
と嘆いてみても需要が無いのは仕方ないですし、燃えゲーも好きなので最近は
推理は小説で楽しんでゲームはゲームで楽しむというスタンスです。