フォークソング
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シナリオ |
4点 |
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工夫 |
○ |
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音楽 |
6点 |
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システム |
△ |
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エロ |
5点 |
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総合 |
4点 |
設定はありがちな恋愛モノ。なんですが、本作は一風変わっていてまず、
学園でのイベントがほとんど無いという点。
学生同士の恋愛モノで学園生活に関する描写が無いゲームというのはかなり
珍しいと思います。
また、このゲームでは主人公が3人いるのですが、
それぞれの恋愛相手が予め決められていると言う点も特殊だと思います。
シナリオは"鉄壁の幼馴染 -美夏と陽太-"、"見つめている瞳 -歩と道成-"、
"遠くて近いふたり -志帆と透-"の3つで、それぞれエンディングが3〜4つ
用意されています。
1つ1つのシナリオは短いのですが奇を衒った感はなく、ありふれた、しかし
どこか懐かしいような恋愛物語です。
シナリオ全体は、展開や日数が急に飛んだり、その間の経緯に関する描写が
不足したりと、消化不良感が拭えないのですが、
時折ハッとさせられるようなシーンがあったりして、
不思議と印象に残る作品でした。
ピアノを基調とした曲が半分以上を占めていましたが、
アコギも多く用いられていて、
作風に合った綺麗な音色の楽曲だったと思います。
原画は『終末の過ごし方』で知られる小池定路氏です。
繊細なタッチと淡い色使いが作品によく合っていたと思います。
ボイス無しですから実用には欠けると思うのですが、
1シーンあたりのCG枚数が4枚程度と頑張っていた、という点と、
定路氏のバイアスでこの点数を付けました。
複数の主人公がいて、互いの恋愛相手が決められている、というのは
良いアイデアだったと思います。
確かに主人公が何人もの相手と相思相愛になる可能性がある状況は
有り得ないとは言いませんが不自然ですし、
その恋心が過去から遡って…ということなら尚更だと思います。
ただ、シナリオの熟成度がいまいちなので結果には結びついていないと思います。
バックログの使い勝手など人によって評価が分かれるだろう点はさておき、
選択肢によるシーン分岐が多めなので複数周回プレイする必要があるのに、
スキップが無いのが辛かったです。
ただ、かまいたちのようなシナリオフローチャートは便利でよかったと思います。
これも迷作認定タイトルですね。
タイトルはセンス良いですし、作品の雰囲気と原画、塗り、音楽とが
高いレベルでマッチしているにも関らず、
決して思っていた以上には満足出来ない感じです。
やはりシナリオや心理描写がきっちり描けていないと恋愛モノとしては
弱い、ということになるんでしょうか。
不思議と印象には残る作品ではあったんですが。
同梱のドラマCDをダラダラ聴くのは良い暇つぶしになりました。
リューノスはアーカム傘下のブランドだったんですが、
結局この一作のみで沈黙してしまったようです。
次作への期待感を残す内容になっていただけに残念ですね。