十六夜れんか
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シナリオ |
5点 |
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工夫 |
○ |
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音楽 |
7点 |
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システム |
○ |
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エロ |
4点 |
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総合 |
5点 |
千歳製作『誰ひとり〜常世の里〜』というDVD-PGをリメイクした
戦前伝奇ADVです。
世界観設定は『月陽炎』に近いかもしれませんね。
パッケージの見た目通り萌え系伝奇一直線なんですが、
こういうゲームは、えてして萌えに偏ると伝奇設定が冗長になってしまいますし
逆に伝奇に偏ってしまうと、萌え絵と陰惨な描写との間のギャップに疑問符が
付いてしまいますので、
佳作クラス以上の作品はは意外と少ないジャンルだと思います。
まず、この作品はその辺のバランスが上手く取れているのが好印象です。
シナリオに関しては共通ルートが非常に少なく、
しかも個別ルートの展開も、シナリオごとに全く違うのが特徴です。
例えば、あっちのキャラのルートでは敵だったキャラクターが、
こっちのルートでは味方として登場したり…という感じで、
先を読ませない構成になっています。
その分、個別ルートのボリュームはやや短めで
シナリオの整合性もいまいちなのですが。
しかし、エンディング数もこの手のゲームとしては多目に用意されていて、
しかも最終選択肢で分岐するような生易しい分岐方式ではない
分岐も数多くありますので、
全てのエンディングを見ようと思ったら
それなりのプレイ時間が必要となります。
これで1周あたりのボリューム不足をカバーしていますので、
管理人的にはトータルでは好印象でした。
かなり良いです。特に印象的なのは『廻る季節』、『帰郷』あたりですね。
楽曲提供はTWO-FIVE。
ボーカル曲『誰ひとり』『恋歌』『遠い約束』はどれも目新しさは無いんですが
何故か印象に残っています。
多くのゲームでは、複数回周プレイしていると、段々前半の共通ルートが
うっとおしいものなのですが、このゲームでは共通ルートをなるべく
短くしようとしていたのが好印象です。
誰ひとり、では動作しないだとかバグが…などといった話が多かったらしいのですが、
こちらはその反省を踏まえてバグは許容範囲内に収まっています。
機能で足りない点は特にありませんでした。
管理人的には『水月』『月陽炎』などに続く萌え伝奇の佳作クラス認定です。
私は買っていないので詳しくは分かりませんが、『天ツ澪』『落ち葉が舞う頃』など、
最近でも萌え伝奇を狙った作品というのはコンスタントにリリースされている一方、
やはり佳作以上のクオリティを持った作品はこのジャンルでは珍しいと思います。
今年私がプレイした中では、この『十六夜れんか』と『めぐり、ひとひら』
くらいでしょうか。
特に新鮮な発想だとか、驚愕の展開があるわけではないのですが、
萌えにしろ燃えにしろ伝奇にしろ、色々な要素がバランス良く配置されていて
普通に面白かったです。
不満な点は、やはりシナリオの整合性ですね。
別ルートで起こるべき顛末に関するフォローが基本的に欠けているので、
その辺もうちょっと頑張って欲しかったです。
ボーカル曲はTWO-FIVEからリリースされているのですが、
サントラのリリース予定は今の所無く、前述の『帰郷』、『廻る季節』などの
楽曲がゲームでしか聴けないのも残念。
発売当初からちょくちょく言われている事なのですが、
サントラ同梱にして欲しかったです。
さて、2作目は"星"がテーマとのことですが
まだ企画段階のようで、情報が全然出ていません。
新しい動きが出るまでしばらく静観です。