黒と黒と黒の祭壇 〜蟲毒〜
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シナリオ |
8点 |
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工夫 |
○ |
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音楽 |
6点 |
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システム |
○ |
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エロ |
4点 |
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総合 |
7点 |
事前に雑誌等で見知った情報だけを頼りにファンタジーロリ陵辱目的で買いましたが
そういうゲームではありませんでした、反省。いや、勿論ロリ陵辱で間違っては無いんですが
主眼に置かれているのはそうでは無かったという意味です。
このゲームではファンタジー世界で定番となっている「王位相続問題」
「宗教戦争」「英雄として祭り上げられる苦悩」といった要素を織り交ぜつつ、
プレイヤーの意識を主人公を罠に嵌めたのは誰か、ユーディットの預言は真実か、
天使の軍団の意思の所在は、チッセの真意とは、といった具合に巧みに誘導します。
人間ってのは単純なもので、新たな謎が提起されると、それまで謎だった事象は
一旦思考の優先順位を下げて考えるように出来ているようで(管理人だけなのか?)、
まんまと翻弄されました。
舞台設定そのものは当然、架空の舞台なのですが、
作中で重要な要素であるセフィロトの樹(これは某アニメで有名になったが)や
メフィストフェレスなどといった、現実世界との微妙な接点も
物語を盛り上げてくれます。ただ、セフィロトの樹とかを持ち出すのであれば、
せっかくだから女性原理のティフェレトなどについても言及して欲しかったり。
とは言えこれはかなりのギリギリライン。
同一宗教を崇めながらも、見解の違いから巻き起こる宗教戦争などは、
嫌でも欧州の某時代を連想させてしまうし、天使=悪魔という考え方は
今でも某欧州で(いや、世界全体で、か)メジャーな宗教の
痛い点を付いちゃってます。簡単に言うと、
神が全てを創りたもうたのであれば、悪もまた神の本質であると言う事で、
これは一神教のほとんどに当て嵌まってしまうジレンマですね。ともあれ、
それをアダルトメディアでやっちゃうんだから、これをギリギリと言わずして何と言おうか。
神語などもそういう内容なのですが、八百万の神々は元々そういうものだと
知っているので大してヤバくはないんですがね…。まあ本作の宗教は
ゲオマンシーとか色々混じっているらしいのでギリギリセーフなんでしょう。
作品の雰囲気にそぐわないような楽曲ではなかったんですが、
かと言って、物語を更に盛り上げてくれるような役割を持っていたわけでも無かった
気がします。辛口評価なのかな…?
ロリはロリで管理人の守備範囲内なんですが、
変な模様ついてたり(これはいたしかたないか)、
妙にマニアックなプレイ(糞とか糞とか糞とか)があったり、
本番回数が少なかったり(これも物語の設定上仕方ないんですが)で、
実用はそれほどでもありません。チッセ様とのエッチはそれなりに。
演出にはもう一工夫欲しいところですが、
シナリオの構成の妙や、どっかで聞いた事ある風な専門用語
を適度に散りばめてプレイヤーの好奇心を促すなどの工夫がありました。
あんまり良く覚えていないんですが、プレイに不自由した記憶が無いので
多分必要機能はきっちり備わっていたのでしょう。
全体的に見ても、やっぱりかなりの意欲作だと思います。
ただ、エンディングがどれもあっさりし過ぎていて、
プレイ時ののめりこみ度に比べると読後感が足りないと思いました。
神話を題材にしたゲームは多数ありますが、
宗教そのものも多少の皮肉を交えて題材とした例はあまりありませんので、
今でもお気に入りの一つです。
つくづく、宗教に対して無執心と言うか、無頓着な国に生まれて良かったと思います。
不満な点は、エンディングの薄さ以外では、
設定の割に全体通して主人公が薄い事ですね。めぐり、ひとひらの
主人公も薄かったですし脇役も合わせて男キャラの描写に多少難ありです。
濃ければいいと言うものでもないのですが。