1997年へ。 1999年へ。
-全鑑賞List-:日本映画/外国映画
      2. 16.(Mon)
  − THE PEACEMAKER − シネマックス千葉
    徹底的である。 CGに頼らず、 脚本の力と演出で描ききるアクション。 平和を問いかけ
  る意味の空しさで展開しながらも、 ラストカットがああなってしまうのがアメリカ製作の  
  配給と回収優先の映画なのかも。 タイトルに込められたメッセージは重い。
2. 17.(Tue) − TITANIC − シネマックス千葉 193分という圧倒的なボリュームと徹底した史実の再現、 その中で創作されるドラマ。 「アビス」を想起させるキャメロン監督の諦めない意志を込めた脚本。ディカプリオは今や 文句なしのスター俳優としての華がある。
2. 21.(Sat) − THE GAME − 千葉京成ウェスト3 ついデビッド・フィンチャー監督作ということで期待しすぎてしまった。 やや食い足りずという印象。 ショーン・ペンの存在感が強く残る。巻き込まれるマイケル  ・ダグラスは既に名人芸。これ以上ハマるキャスティングはない。
 2. 22.(Sun)  − G.I.JANE − シネマックス千葉  「白い嵐」以来、 リドリー・スコット作品の映像の明度が変わったような気がする。 あまり期待していなかった分、 キャスティングも含めて楽しめた。デミ・ムーアは本当に  その肉体美を強調するのがうまく、その身体の作り方に徹底したプロ意識が見られる。
 2. 28.(Sat)  − HANA-BI − 千葉京成ウェスト4 スムーズにうまく収まりきらない独特のカット、 構図、 役者の間が味。 編集はとにかく 凝る北野監督らしい映像。 最後の「ふたこと」直前が凄い。雪一面の中、車を見下ろす俯瞰 から一瞬の閃光。様々な思いが加速し、限りある生命を超えてゆく。
 3. 11.(Wed)  − リング − らせん − Let's シネパーク リングはかなりしっかりと恐がらせる正攻法のホラー。 らせんはある意味理屈っぽい。 映画出演はちょっと久々の真田広之のテンションに魅了された。原作との設定の差し替え はこのキャスティングのため。視覚の生理に訴える恐怖映像としての説得力がある。
 3. 13.(Fri)  GOOD WILL HUNTING − 腹八分目の匙加減がうまい。 カットのタイミングをもう少し伸ばせば「泣き」になる直前 であっさり転換する潔さがいい。 南ボストンのリアルな日常にこだわったロケーション、 等身大でも知的な脚本が作品世界に生命を宿しているように思える。 − COP LAND − シネマックス千葉 始めてみるスクリーンでのスタローンは、 かなり鈍重で眠たげ。 パワフルな脚本の着想 が功を奏している。 共演者も豪華で、 全体的にかなり男臭い。 アクションより様々な表情 を追いかけてゆく映像はドラマチック。 アナベラ・シオラの存在がポイント。
 3. 26.(Thu)  - REVIVAL OF EVANGELION - 千葉栄町東映 改めて劇場版作品まとめて観てみると、いかに庵野監督の作家性が強調されているかが よくわかる。「DEATH」「Air」「まごころを君に」3パートの演出の違いも明確。 リリース待機中のTVシリーズ残り数話分のリメイクが楽しみ。
 4. 19.(Sun)  - THE DEVIL'S ADVOCATE(ディアボロス) - シネマックス千葉 つい、アル・パチーノだと観てしまう。単純に好きな俳優というだけで。相変わらずの ハイテンション、この声。一方キアヌ・リーブスは少々押され気味でこれが結構いい。  エンディングで「PAINT IT BLACK」というテンション過剰気味も嬉しい。
 4. 25.(Sat)  - Jacky Brown - ららぽーとミラノ   70年代的倦怠、タランティーノはこの作品で初めて観たが、どう評価していいのか、 このパロディの原典についての知識がないためよくわからない。デ・ニーロの生気のない だらしなさとサミュエル・L・ジャクソンの鋭い眼は妙に印象に残った。
 5. 1.(Fri)  - ALIEN RESURRECTION(エイリアン4)- ららぽーとプラザ 何故リプリーをまた登場させてしまうのか、今回で物語の完結を見せないのかに尽きる。 物体として描き出す人体のグロテスクな様相が印象的。人肉の質感の重みを感じさせる。  ウィノナは実に楽しそう。でもこれ以上、次回作はなくていい。
 5. 7.(Thu)  - Starship Troopers - シネマックス千葉  風刺がきつい、でも明快なストーリー展開。映像の力強さは感じる。   「STAR WARS」以降というある意味使い古された宇宙空間の描き方は、この世界にうまく   合っている。
 5. 13.(Wed)  - 四月物語 - シネアミューズ  「スワロウテイル」の後ということで、かなりコンパクト。ちょっとくすぐったいのは ある意味、岩井監督の得意ワザ。北海道の駅のシーンは、1回きりしか使えないネタ。 これはやってしまったものが勝ち。
   5. 20.(Wed)  - the Winter Guest - シャンテ・シネ1  年を重ねていく厳しさを感じる真冬の物語は切ない情景。凍った海の凍える果てしなさ   が印象的。3組の「向き合う2人」、どこかですれ違う思いと相手に求める温もり。この 淡々とした詩情の会話劇は「ノーバディズ・フール」に近い感触。
 5. 22.(Fri)  - Mad City - シネマックス千葉  愚鈍な庶民を体現するするトラボルタ。こんなにサマになってしまっていいのだろうか。 でもスクリーンに引き込まれる魅力的な演技である。ダスティン・ホフマンの実直さとの 組み合わせもキャラクターが同系色であるにもかかわらず面白い。
 5. 26.(Tue)  - DESPERATE MEASURES(絶体絶命) - シネマックス千葉  やはりこれは観ておかないと。マイケル・キートンとアンディ・ガルシアという濃いめ の対決。ちょっとブラックな最後のカットが気持ち良い。「巨大病院」という舞台も存分 に見せ場を作るテクノロジーと古代建築のマッチング。この感触は「ブラックレイン」。
  6. 28.(Sun)  - THE RAINMAKER - シネマックス千葉  このところ評価の高まるマット・デイモン。この誠実な感じがいい。クレア・デーンズ の美しさとコッポラ演出のある種実直すぎるほどの確かさ、そしてジョン・グリシャムの 「評決のとき」に通ずるテーマ性。多少の長尺も気にならない満足度。
   7. 1.(Wed)  - 絆 - ららぽーとシネ1  スクリーン上の役所広司は今や誰が見てもその演技の確かさと放つオーラが認められる。 それ以上にこれが映画復帰作となった渡辺謙のテンション、複雑に絡み合うそれぞれの絆 を追って辿り着いた先に聞こえる「あの曲」、役所広司より先に泣いてしまった。
   8. 25.(Tue)  - DEEP IMPACT - シネマックス千葉  もうミミ・レダー監督の2作目が登場するとは思っていなかった。タイトル通り、強烈 で深い衝撃を受けた。キャラクターには紋切り型な性格づけも認められるが、そんな中で モーガン・フリーマンが見せる苦渋に満ちた表情の説得力には素直に感動してしまった。
   9. 10.(Thu)   - THE MAN IN THE IRON MASK(仮面の男) - シネマックス千葉  渋い俳優揃い踏みの四銃士と鉄仮面、更に史実を大胆に解釈、翻案。そして主演はこの タイミングでディカプリオ。この時代がかった設定、冒険心あふれる「男の子の物語」。 これを「お約束」などと言っては楽しめない。
   9. 15.(Tue)  - LE GRAND BLEU VERSION ORIGINALE - シネスイッチ銀座  初見の為、バージョン違いがわからないが、ここでのテーマは「海の持つ多様な顔」。 ヒトが何を求めて陸に上がり、何を失ったのか。美しくも怖い表情を見せる青の世界には 答えなど始めからない。大いなる青は静かに横たわる死のイメージ。  - SAMURAI FICTION - シネ・ラ・セット  これは、絶対に、何度でも、とにかく、劇場に足を運ぶべき作品。ただただ楽しい。 こんな掟破りのキャスティング、そして観終えた時のこの妙な満足感。中野監督の次回作 が早く観たい。ピース。
  9. 20.(Sun)  - CITY OF ANGELS - シネマックス千葉  「ベルリン天使の詩」の翻案として考えると、かなり淡麗な味わい。「casper」の監督 で「ANGELS」の物語、MAGGIEは一人の天使と出会う・・・・って、どこかで見かけた単語 が並ぶ。結局、メグ・ライアンが「天使」となることで、この物語は結論を迎える。あの  図書館と波打ち際、都会を見下ろす天使の眼差し。限りある静かな生の意味と味わう。
 10. 3.(Sat)  - saving private ryan - シネマックス千葉  戦場でのフレームが不安定なカメラは、歩兵の視線。トム・ハンクスの厳しい眼差しは  「フィラデルフィア」「アポロ13」に通ずる。冒頭からの圧倒的な迫力だがこの映像の  リアリズムが主題ではなくテーマはもっと個人的な人としての尊厳の部分、生き残ること  の意味と、残された未来へ託された死にゆくものの意思。くすんだ色彩ではためく星条旗  の諦念はスピルバーグの自作への志の表現。
10. 18.(Sun) - THE HORSE WISPERER(モンタナの風に抱かれて) - シネマックス千葉  癒すことでわかる自身の傷口。馬はそれでも何故、人を背にするのか。モンタナ州の大  らかな自然は「RIVER RUNS....」を思い出す。レッドフォードが自身の監督作に出演する  のがこれで初めてなのは驚く。ロケーションの美しさと人物描写のバランスは絶妙。
  10. 20.(Tue) - カンゾー先生 - 稲毛ジャスコマリンピアシアター  今村監督の近代文学をベースにした作品は「うなぎ」に続く。山下洋輔の音楽が軽妙で、  この時代背景とこの舞台だからこそマッチする。もっともっと泥臭くてもよかった。 ひとが懸命に生きることのおかしみ。
  12. 5.(Sat) - the TRUMAN show - シネマックス千葉  このオリジナルな脚本の着眼点、ジム・キャリーのとっておきの表情、エド・ハリスの   透徹。この作品世界を十全に描くには、尺が少し足りなかったのでは。TV的で大仰な音  楽もメロディ自体サービス満点だがカットのテンポが速すぎて、もっとゆっくり堪能した  かった。しかしこの作品が提示する「日常」の中の平穏、幸福、豊かさの意味する先にあ  るものは見過ごすことができない。
  12. 26.(Sat) - The Mighty(マイ・フレンド・メモリー) - ららぽーとセントラル2  主役の2人だけでなく、皆それぞれの中にも、様々な形のハンディキャップは存在する。 自らをフリークと称して友のための心の教師となるいちばん小さな騎士。去るときを知り 最後に残した言葉とクリスマスの贈り物、そして生きていく意味へと導く大切な思い出。 人としての尊厳とは、または魂の帰る場所とは。これは「プライベート・ライアン」にも 通じる、世紀末にあっても普遍的な「死ぬときは誰しもひとり」という命題。

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