2005年へ。 2007年へ。
-全鑑賞List-:日本映画/外国映画
     1.1.(Sunt)
    - 東京ゾンビ - 京成ローザEast blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。
  浅野忠信氏の過去のキャリアではこのキャラクターは無かった。求道的な格闘家で
 ある。しかもゾンビ溢れる街で。哀川翔兄貴の頭髪も凄いけど。犬童監督とも脚本で
 多くの仕事をしてきた佐藤佐吉監督の今後が楽しみ。
  1.5.(Thu) - 大停電の夜に - 京成ローザWest blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   この脚本アイデアの原型となったドキュメント番組の制作も源孝志監督が手がけて  いたらしい。ある種、一晩の奇跡のような群像劇を紡ぐ脚本の描写がまるで連作短編  小説を読んでいるかのように柔らかく深く心に染みた。停電という出来事にパニック  の要素はまるでなく暖かな心の交流に包まれる中「My Foolish Heart」が優しく響く。  これは見逃さないでよかった。
  1.15.(Sun) - THE 有頂天ホテル -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   三谷幸喜監督作もこれで3作目。脚本の仕掛けも設定も配役も一層楽しんで緻密に  撮られている魅力あふれる映像がとにかくいい。美術で初参加の種田陽平氏こだわり  のホテルセットはリアルだし説得力十分で、この設計にヒントを得て新たに脚本が再  構成されていったのも頷ける。いや、面白かった。 - プルーフ・オブ・マイ・ライフ (proof) - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   ジョン・マッデン監督は「恋におちたシェイクスピア」以来の鑑賞。この作品は既  に舞台用脚本として評価されていたものらしいが、グウィネス・パルトロウを筆頭に  思い出の父役として微妙なスタンスで娘に影響を与え続けるアンソニー・ホプキンス  の存在感、ジェイク・ギレンホールの誠実でありながら一方で不完全でもある青年の  姿も清々しい印象を残す好演である。淡々としていて描写は決して派手ではなく地味  だけどこの余韻は好きだ。
  1.21.(Sat) - 歓びを歌にのせて(Sa Som I Himmelen) -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   音楽、というより自分の声そのものを共鳴させ、雪深い村が変わっていく。歌を歌  うことが自分自身の中に何があるのかをさりげなく気づかせてくれ、パワーを漲らせ  てくれる。一人ひとり、持っている声は違うし、見えているものも当然少しずつ違う。  でも音楽は分け合えるし、人と人を結びつける。厳しい現実があって、情けない自分  が居て、ただ今このときがあること。天使の羽が見えるのは、ほんの少し自分を信じ  れば誰にでも出来るのかもしれない。 - 博士の愛した数式 - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   数が日常の中にあり、それを見つけるのは心なのだと博士は言う。ルートという名  で呼ばれたことを少年が大切にできたのは、本質を抽出する術、自分にとっての定理  を発見し面白がる方法が数学にあり、それを誇れることを知ったからだろう。これで  3作目となる小泉堯史監督が一貫して描きたい日本、或いは日本人の姿がやはりここ  にも、在った。
  1.28.(Sat) - フライトプラン(FLIGHTPLAN) -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   ジョディ・フォスターの出演作は「パニック・ルーム」以来ということだと、続け  て観ている事になる。飛行中の巨大な豪華旅客機内という密室状況下でのサスペンス  で仕組まれた状況によって自分の主張さえ記憶とともに確信がもてなくなる人物像は  面白かった。最終的にアクション部分が着陸してから展開するのもちょっと意外。 - 単騎、千里を走る - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   やはり健さんは義理人情によって動かないと。張芸謀監督が抱いていた15年来の願  いをじっくり脚本にして、ほぼ中国人側の出演が演技経験のない顔ぶれで集められて  一期一会の映像が結晶する瞬間、ただ其処に居ることを描く秀逸なロード・ムービー  に結果としてなっている気がする。
  2.5.(Sun) - あおげば尊し - 新宿K's cinema blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   主演にテリー伊藤というアイデアは一見奇抜に思えるが市川準監督ならではの配役。  とてもシンプルで根源的なヒトの生と死への問いかけは小学生だからとか本来は関係  無いはずで、ただその人が生きた証を目にする時、はっかりと感じる強い繋がりこそ  大事なんだろう。味わい深くて、この作品に出会えてよかったと思えた。
  2.25.(Sat) - Eli, Eli, Lema Sabachthani? - テアトル新宿 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   死を自らに求める行動を促すウィルスに立ち向かう音、あるいはノイズ。黙示録的  だと思ったら作品名がヘブライ語でマタイ27章46節に由来する主イエスの言葉だった  と知った。青山真治監督の描く風景に砂丘や枯れた森がつねに登場する印象がある。
  3.1.(Wed) - クラッシュ(CRUSH) -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   核となる視点としてドン・チードルの眼差しがあるが、複雑に連鎖する出来事には  中心があるわけではない。触れあう事に抵抗もあり人種や民族が居住区という区分の  外に出るための衝突はマイナスにもプラスにも作用し悲劇も心の温かな交流も誤解も  連帯も生まれる。この脚本・監督:ポール・ハギスは勝手な結びつきでLAの市川準だ  などと喜んでみたり。面白かった。 - ウォーク・ザ・ライン 君につづく道(WALK THE LINE) - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   ホアキン・フェニックスの面構えって、こういう人間くさいキャラクターで異彩を  放っていて凄まじい。不勉強なためジョニー・キャッシュの音楽を聴いてこなかった  がとても興味が沸いた。少し追いかけてみたい。
  3.12.(Sun) - 好きだ、 - 渋谷アミューズCQN blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   「tokyo.sora」以来、待ち遠しかった石川寛監督の新作。この蒼白く美しい映像の  独特の味わいが嬉しい。10代の二人と30代の二人、そのぎこちないままの表情。でも  時間を経たことで自然に振舞えることはやっぱりあるんだろう。それを信じてもいい  と思わせてくれるリアルな息遣いにドキドキしてしまう。
  3.19.(Sun) - ミュンヘン(MUNICH) - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   「ミュンヘン事件」の実行者である“黒い9月”の顔ぶれが、自分たちと同じ生身  のヒトであるという事実を報復による残虐な暗殺に次第に慣れていく我が身によって  実感を伴って理解するという皮肉。スピルバーグの描く隠されていた史実には現在も  繰り返される正義の行為の意味が見えている。祖国は存在しない英雄を見守ってなど  いないのである。
  3.21.(Tue) - 誰がために - 三軒茶屋中央 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   これが初監督となる日向寺太郎氏は長く黒木和雄監督の助監督であったらしい。と  考えると「父と暮らせば」と共通する静かでも深く突き刺さるメッセージ性は納得の  テーマ。主人公・民郎=浅野忠信がつぶやく「死刑じゃなきゃ納得できない」という  台詞は現実の事件をふと思う出してしまう。法が保護している人権に不備があること  を報復によって補完しても理不尽は消えない。それでも自然と心にはじわりと遣る瀬  無さが残る。そんな矛盾を切なく抱えながらでも生き続ける意味はあるんだろう。
  4.26.(Wed) - 白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々 (SOPHIE SCHOLL-DIE LETZTEN TAGE) - 津田沼テアトルシネパーク blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   ゾフィ役ユリア・イェンチの凛とした真っ直ぐな眼差しと懸命に動揺を抑える手許、  対するモーア役アレクサンダー・ヘルトが年長者ゆえの分別と当然の如く身に付けた  建前の中から次第に共鳴する矛盾した本心を覗かせる尋問室での言葉の激烈さが凄い。  90年代に入り東ドイツで発見されたゲシュタポの尋問記録が骨格となった脚本が生々  しい迫力で折り重なる。これが単に悲劇の実話で語られないためのラスト、空の映像  の清々しさがよかった。
  5.1.(Mon) - 寝ずの番 -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   芸というか匠の技というか。模倣ではない日本映画というより落語の語り口の中に  ある洒脱、文化としての言葉が何よりとても分かり易く描かれていてマキノ雅彦監督  の堂々たる演出に笑わせてもらった。故・中島らも氏の原作も読んでみたい。 - ブロークン・フラワーズ (BROKEN FLOWERS) - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   いい年をして過去を振り返ってみても何も学習できない、その無駄な旅がいい。   このそこはかとない哀愁のポーカーフェイスはビル・マーレイにしか表現できない  であろう。ジャームッシュ監督らしい多義的でシンプルな台詞が確かな体温を感じる  リアルな言葉として響く。
  5.5.(Fri) - ホテル・ルワンダ(HOTEL RWANDA) - 津田沼テアトルシネパーク blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   それが1994年、ルワンダ首都キガリで実際に起きた出来事。そのドラマが現在形で  揺さぶる価値観の中にまだ我々は、居る。ドン・チードルの演じる一流ホテル支配人  がヒーロー然として描かれていないのがいい。避難先の束の間の安息の中、子供達の  歌い踊る大地が死体の山と目と鼻の先でも、やはりそこに神聖さを感じる。
  6.1.(Thu) -LIMIT OF LOVE 海猿 - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   シリーズとして間をつなぐTVドラマ部分を見ておかなかったため原作とは若干違う  展開をあとから確認。「救命病棟24時」も手がけた福田靖氏の脚本がいい。映像でも  出演者のリアルな佇まいでも当然の説得力、その演出=羽住監督の懐の深さを感じる。
  6.10.(Sat) - 初恋 - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   三億円事件。その真相が淡々と明かされる物語に、渾身の宮崎あおいが臨む。真実  であるなら、この切ない結末は特別な出来事ではなく、素直に共感できる自然な心情  なんだと思う。思春期が虚無をリアルに感じ自らの奥底に住まわせてしまう通過儀礼  に抗い表現する形が少しずつ違って見える以外、本質は一緒なのではないだろうか。
  6.15.(Thu) -間宮兄弟 - 京成ローザEast blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   ささやかで暖かな体温を感じるキャラクターの描き方が、原作によるものなのか、  監督の手がけた脚本あるいは主演の二人によるものなのか。多分いずれか一つではな  さそう。ベタな効果音があちこちで聞こえるのも結果気にならないほど、つい行動を  追いかけてしまう兄弟以外もキュートな人物多数登場で愉しかった。
  6.17.(Sat) - 花よりもなほ - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   これまでのドキュメンタリー要素のある撮影方法で時代劇はどうなのだろうとつい  身構えてしまったのは全くの杞憂。やはり是枝監督の描く人間の息づく姿は大好き。  捉えようによっては復讐の連鎖にどう向き合うべきかという現代的な視点もあるけど  もっと身の丈そのものの肯定的な振る舞いの美しさに感心したい。面白かった。
  6.25.(Sun) - 明日の記憶 - 京成ローザWest blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   主演の渡辺謙氏が製作も兼ね、自らのキャリアに貪欲に挑む渾身のドラマ。テーマ  が共通するので「私の頭の中の消しゴム」とつい比較してしまうが、アルツハイマー  に関して自分もまだ偏見と誤解を拭いきれていないはず。力強く描かれる敗北しない  明日への描き方がよかった。
  7.1.(Sat) - タイヨウのうた - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   小泉徳宏監督にとってこの作品は初の長編映画、主演のYUI にしても同様だが全く  堂々たる、でも繊細で瑞々しさを感じる映像に感心した。描かれている鎌倉の風景も  XP=色素性乾皮症という設定も、伸びやかに歌う声と言葉のリアルを巧みに補完して  自然にこの脚本の世界に感情移入してしまった。明日をまっすぐ見つめる決然とした  表情がいい。結論で「明日の記憶」と全く同じ視点になる。
  7.2.(Sun) - 嫌われ松子の一生 -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。  そこには川が見えて降るような星の夜空が広がって生きてる実感があって。多少の  デフォルメは記憶の中では当然のことだし「なんで?」って思う出来事によってほぼ  その記憶の殆どはできてる気がする。大変なことが沢山あってでも死ねなかったって、  有難いことなんじゃないだろうか。最期がどうであれ。   「フォレスト・ガンプ」だって「トト・ザ・ヒーロー」だって、おんなじごく単純  で切ない人として生きる不器用さを描いている。 - インサイド・マン (INSIDE MAN) - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   クライブ・オーウェンの不敵だが体温を感じる人物像を見事に演じ決して冷徹では  ない知能犯のストイックな肖像が深く印象に残る。ほぼ全編事件によって翻弄される  デンゼル・ワシントンと老獪ではあるがただ断罪する対象とは描かれていない立場の  クリストファー・プラマーの対比がいい。ジョディ・フォスターも意外といえば意外  なポジション。
  7.31.(Mon) -ゲド戦記 - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   父・駿氏の偉大なキャリアがあるだけに今回初監督の息子・宮崎吾朗氏も超えるべ  きハードルは途方もなかったはず。結果は意欲的で荒削りなエネルギー溢れる新たな  息遣いの感じられる傑作。エヴァですら過去の作品として位置付けられる視点の脚本  に表現されている言葉が嬉しい。そこに流れる「テルーの唄」がまたいい。
  8.1.(Tue) -M:I:V -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   面白かった。まず何より「で、ラビット・フットって何?」という種明かしを脚本  でしなかったこと。これがシリーズ完結編でもこのままでいい。作品として描くべき  箇所は存分に、あとはあえて補完せずという姿勢。   そしてフィリップ・シーモア・ホフマンのダークで病んだ存在感が凄い。 -日本沈没 -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   樋口真嗣監督は前作「ローレライ」を見逃してしまった。そしてこのリメイクの元  は劇場で観た記憶が微かに残っている。現在形のリアリティ、特に95年の震災後日本  という立ち位置が説得力を持たない訳がない。   登場から印象的な及川光博氏の抑制の効いた表情が最高。 -ハチミツとクローバー -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   片思いの恋の報われないがどうしようもなく大きなエネルギーって、他人には些細  に見えたとしても当人には最優先で深刻な課題だ。正解には決して辿り着けないはず。  でも、肯定していい。その不器用さこそがリアルな自分自身なのだろう。   モラトリアムかもしれないが、甘酸っぱく見えるかもしれないが、応援してあげて  いいんじゃないだろうか。 -ブレイブストーリー - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   さわやかで、まっすぐで、わくわくする。現代的な描写は含まれていてそのリアル  がときどきひりひりと痛くもあるけど、これは正面きって男の子映画。   「ゲド戦記」もそうだったけど結論がやはり“逃げちゃダメだ、諦めちゃダメだ”  と言っているように思えてしまう。
  9.1.(Fri) - ユナイテッド93(UNITED93) -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   あの日、貿易センタービルの崩壊は「映画のようだ」と表現された。21世紀、ヒト  の暴力が虚構を簡単に凌いで現実化したのか、すでにその映像を想像で描いたことが  何度もあったのか。少なくとも“太陽”を投下した側の国民が悲劇の当事者側になる  ことは想像していなかっただろう。いずれにしても犠牲は指導者ではなく国民の側で  発生する。 - パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト
(PIRATES of the CARIBBEAN DEAD MAN'S CHEST)
- シネプレックス10幕張
 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   これ、エピソード5になるのでは。少なくともメイン3人の人物相関、顛末に符号  が多く今回の結末が示す次回の方向性も一緒のような気がする。   となると、その次はエピソード1からまだ3作続いて、で、ヨーダは…誰?
  9.3.(Sun) - 時をかける少女 - テアトル新宿 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   夏の高い空と入道雲。2006年が過去になっても、それがすでにかけがえのない風景  の中のひとつ。新しい主人公を得たこの作品がちゃんとリアルに息づいていることが  嬉しい。10代はとことん無様であてどなくて、まっすぐで経験不足でいいんだ。   後半、挿入歌と主題歌で流れる奥華子の歌声が沁みる
  9.18.(Mon) -SUGAR & SPICE 風味絶佳 - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   柳楽くんの出演作品もこれで三つ。虚実の境界がなくなって彼自身の成長が役柄の  投影としてフィルムに記録されていくこと自体に表現の意味があるのかもしれない。  稀有な存在感だと思う。中江功監督の名を記憶していた気がしたが、やはりTVドラマ  演出(Dr. コトー診療所)であった。福生を舞台に描かれている山田詠美さんの原作  小説を読んでみたい。
  9.23.(Sat) -ラフ - 京成ローザWest blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   速水もこみちくん、これが映画は初だとは驚いた。堂々としてて立ち姿が画になる。  長澤まさみさんもあだち充作品の実写化で二度続いてヒロインになるとは。でも役柄  にむしろ違いがあり実写映像での表現でしか達成できない部分がしっかりあって素晴  らしい。その時間経過のライブ感が映画という出来事のドキュメンタリー的な部分に  自然となるのだろう。
  9.24.(Sun) - ストロベリーショートケイクス - 渋谷シネ・アミューズEast blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   まだこれから、と自分の暮らしを守ろうとするだけで女性が都会で生きる厳しさは  やはり社会が男性の論理で組み立てられてるからなんだろうか。生き方も価値観も皆  それぞれの女性たちが描かれている脚本は成立の仕方が全然違うけど「tokyo.sora」  を思い出したがこの作品の言葉は比べると一層切実で、早く原作を読んでみたい。 - ゆれる - 渋谷シネ・アミューズWest blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   是枝監督との関連で西川監督の作品は以前から興味があった。弟のオダギリジョー  に見せる兄・香川照之の曖昧な表情には、実は揺るぎ無い核のような部分が含まれて  いる気がした。「お前は、それでいいんだ」と。   同じように兄弟のある種矛盾も含んだ絆を描いた作品「疾走」を思い出した。
  10.1.(Sun) - フラガール -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   ほぼ予備知識のない状態で鑑賞してよかった(知っていたのは‘しずちゃん’出演  という話題くらい)。まず実話であったこと、その時代背景が1965年であったこと。  炭鉱産業から起死回生、価値観が違っても懸命に生きるその舞台がハワイアン。その  振り切れ具合が爽快。出会えてよかった。 -涙そうそう -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   土井監督のデビュー作「いま、会いにゆきます」が面白かったので期待していた。  沖縄が舞台の主題歌がきっかけだし、まっすぐで切ない物語は前回のような脚本上の  仕掛けなどなく胸に染む。主演の兄妹、何より表情が魅力的な妻夫木くん+長澤さん  で素晴らしかった。 -UDON - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   何しろ迷走してこそという小西真奈美さんのキャラクターが起点だし、延々転がる  展開には寄り道が多い。本広監督といえば踊るシリーズでの小ネタ満載リンクだが、  更に「サマータイムマシン・ブルース」キャラも前面に出て盛り上げるし、アニメの  元ネタがブレードランナーはともかくキャシャーンって…。
  10.28.(Sat) -ただ、君を愛してる -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   原作小説を読んで内容は知っていた。元になった映画と共通功は多いが、より繊細  でファンタジック。主演の二人が表現している微かで精一杯な心の動き、友人たちの  何気ない距離感のあたたかさはやはり学生時代特有の雰囲気がよく伝わった。森の奥  のひっそりとした場所にフィットする主題歌も穏やかで印象的。 - トンマッコルへようこそ - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   戦時下は軍の都合。朝鮮半島を複雑な情勢にしたのは結果的に他の国が口を出して  いるからこそなのだと構造的によく判り、しかもそれを軽く笑い飛ばすトンマッコル  の在り方が素敵。桃源郷そのもののような集落は、たぶん日本も昔は普通に見かけた  はず。こういう映画が撮れる文化に、敬意を払い追いつかねば。   で、やっぱりカン・ヘジョンさんは突き抜けてて、すごい。
  11.1.(Wed) - 日本以外全部沈没 - 京成ローザWest blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   観終えた途端、映画館に居た人の半分以上が溜め息という作品はこれが初めて。   パロディとして設定も台詞もかなり際どいスレスレのはずなのに、なんかユルい。  98分の尺だが多分これ、70分くらい切れそう。途中、幾つもニヤニヤできるシーン  もあったけど、小松左京氏も筒井康隆氏も、寛大だなぁ。
  11.13.(Mon) - 虹の女神 Rainbow Song - シネプレックス10幕張  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   繊細であちこちいびつで、いとおしい作品に出会えた。この空気感もフィルムを  介して描かれる青春も、故・篠田昇さんのカメラを感じずにはいられない。切ない  けど、環水平アークの美しさに心は穏やかになる。
  11.19.(Sun) - 紙屋悦子の青春 - 岩波ホール  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   前作「父と暮らせば」で初めて黒木監督の作品に出会った。今回で遺作、急逝を  残念に思うしかない。今回も舞台用脚本が原作でそのテイストをほぼ残し描写され  る会話のテンポに惹きこまれるし、ゆったり移動するカメラはシンプルで力強い。   鹿児島県の出水市から見れば遥か遠いはずだった波の音の向こうに戦争があって  耳に迫って今も聞こえる感覚こそ、生き残ってしまった人の忘れる訳にはいかない  現在の姿なんだろう。
  12.9.(Sat) - 父親たちの星条旗(FLAGS OF OUR FATHERS) -  blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   日米が合同慰霊祭を行う場所は硫黄島の他は無いとパンフにあり、その戦場の史実  も含めナショナリズムとかではないが未だに祖国に対して無知な自分に改めて気づく。  現場には恐らく不在の英雄が政治的な意図で必要とされ生み出されていく事実。報道  が“社会の要請”によって作為されたら、父は黙する他ないのかもしれない。 - 硫黄島からの手紙 (LETTERS FROM IWO JIMA) - シネプレックス10幕張 blogへ。コメントも可能なので、よろしかったらどうぞ。   数多くの戦場で散った命にカウントされる人数ではなく個々のそれぞれ抱える思い  が個別に在るのは当然。手紙という形で遺せて、今更に知る言葉もあり、言葉になら  ないままだった出来事も勿論無数に在ったはず。ほぼ全編が日本語でキャラクターも  個々に丁寧に描かれてイーストウッド監督の日本映画作品として成立している説得力  の凄さ。同じ日に続けてこの二つの視点の作品を鑑賞できてよかった。

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