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3/2(sat)
カラー・オブ・ハート
凝りまくったデジタル処理によるモノクロ+カラーが混在する色彩加工の複雑さはさすが1998年作品。 ラストが「Across the Universe」という選曲も個人的に好み。 それにしてもこの脚本のテーマって、もしかしたらライアル・ワトソン著「生命潮流」なのだろうか。
viewsic the Roots/CHARA VOL.1
ハービー山口氏インタビューによるハワイ・マウイ島でのロケ。かなり開放的な雰囲気の中で和むチャラの姿。 今回は余り作品などに触れた話が無かっただけにVOL.2放映にちょっと期待したい。 3/3(sun)
クレープ
伊集院静・原作で上映していた記憶はあったが、つい最近になり市川準:監督・脚本だと知り早速レンタルして鑑賞。 朴訥で寡黙な緩やかに流れていく情景の終わりに少年野球を応援するシーン、急速に情感が高まる。この切なさは「トキワ荘の青春」に通じる。
3/5(tue)
救命病棟24時1・2・3
しばらくレンタル中だったこのシリーズが運良く全てあったので、一気に1〜6話まで。さすがに平日でこれは頑張りすぎた。 十分すぎるほど満足できたけど。
3/7(thu)
SELF LINER NOTES:大貫妙子“note”
新作の-note-、このインタビューで恐らくかなり好みの手触りであろうことが想像できる。探して、早速聴いてみたい。 4月の「Beautiful Songs」東京国際フォーラムも楽しみである。
3/9(sat)
viewsic the Roots/CHARA VOL.2
VOL.1に続き、マウイ島ロケ。作品や音楽性への直接的な質問はせず、CHARAというキャラクターそのものへの根源的な好奇心を探るハービー山口氏。 カメラマンである彼の被写体への内面に向けられた興味によって自然に浮き彫りになるアーティスト像がこのthe Rootsという番組の特質なのだろう。
3/10(sun)
猫の息子
麻生久美子出演作ということで、チャンネルNECO放映にて鑑賞。藤竜也は渋かった。宇崎竜童のカリスマ総会屋も妙に納得。
3/12(tue)
私が愛したギャングスター
アイルランドと英国共同製作によるケヴィン・スペイシー版ルパンV世という謳い文句に偽りなしの面白さだった。“銭形警部”役のスティーブン・ディレインも最高。 なお、不二子役が2人も居るという不思議な状況もアイルランドという舞台で何故か妙に納得(というのも変だが)。
3/14(thu)
ザ・ディレクターズ:テリー・ギリアム
「バンデットQ」、「バロン」、「未来世紀ブラジル」、「フィッシャーキング」など、1年位前に、過去のギリアム監督作品を一気にビデオで鑑賞した。 モンティ・パイソンを含め監督のインタビューによりその足跡を辿ると、もう一度あの独特の神話的な映像を味わいたくなった。
3/15(fri)
8月のクリスマス
舞台は現代の韓国の日常的な風景であるが、この情緒は日本人としても全く違和感無く共感できるものである。 なんとなく、ドラマそのもののテンポに沖縄風の柔らかな静さを感じる。沖縄で雪は降らないのだろうけど。
3/22(fri)
viewsic SPECIAL:奥田民生
以前放映のライブツアー「奥田STANDARD民生CUTOM」のドキュメント映像+インタビュー。 最近、この類いのどれを見てもBeautiful Songsの待ち遠しさに繋がってしまう。
3/26(tue)
憂歌団 LAST LIVE
なぜか無性に見たくなって、鑑賞。この枯れ具合、何しろデビュー当時からである。胸に染む浪花のブルース。
3/27(wed)
井上陽水コンサート'01/UNITED COVER
どんな曲を歌っても、陽水氏の艶のある声でしか表現できないものになっていく。 複雑な彩りのバンド・サウンドでもギター1本でもそれは不変である。
すべての美しい馬
ビリー・ボブ・ソーントン監督による精神の西部劇。「スリング・ブレイド」同様、やはり善悪の混沌が人の生に問いかけてくる重く響くテーマである。 テキサス/メキシコの似て非なる社会の成り立ちの際立たせ方、厳然たる隔たりの強大さが説得力十分に伝わってくる。それにしてもこの世界観は実にハードだ。
3/28(thu)
Tin Pan Concert
2000年12月の再結成・新しくトリオのユニットである。忌野清志郎、大貫妙子ほか、所縁の豪華ゲストでかなりの賑わい。 それにしても余裕綽々の3人の演奏の艶やかさは凄すぎる。
3/29(fri)
星に想いを
ティム・ロビンス+メグ・ライアンというキャスティングにも惹かれたが、そこになぜかアインシュタインが絡む妙な設定がコミカル。軽やかでよかった。
3/31(sun)
摩天楼を夢みて
アル・パチーノ、ジャック・レモン、エド・ハリスそしてケヴィン・スペイシー。とにかく100分の尺全体を覆い尽くす圧倒的な台詞のボリュームが凄い。 不動産セールスのオフィスを舞台に火花散らす演技の応酬。ジョナサン・プライスも顔を覗かせ、独特の気弱なダメ振りを見事に表現。 それにしても柔軟で熟練なベテラン営業マンの栄誉と闇の対比を説得力十分に演じるジャック・レモンの存在感はさすがである。


今月のこの1本。
クレープ

原作小説はまだ読んでいないが、映像に文学が薫るのは市川準監督の本来的な自然の演出スタイルでもある。
ワイドショー的には最早その存在自体を完全否定されている田代まさしの朴訥で不器用なヤモメ姿の侘びはしかし、きちんと評価されてもいいはずである。
こういった人生半ば過ぎの喪失感や儚いが大切なひとときの安らぎを丁寧に描いた優れた作品に出会うことが出来てよかった。
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