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4/2(tue)
矢野顕子“さとがえるコンサート2001” Special Club Gig/渋谷CLUB QUATTRO
間近になった Beautiful Songs へのはやる気持ちを抑えつつ、2001年12月の新しいライブ映像を鑑賞。 昨年同様のピアノ+ドラムス+ベースというトリオ編成。リズムの迫力が増すクラブ仕様の選曲。
4/3(wed)
贅沢な骨
劇場で見逃してしまった行定監督作品。「ひまわり」に続き出演の麻生久美子の謎めいた存在。 比べてみると「GO」は恐らく本来の行定監督のリズムとは別物であることがわかる。「閉じる日」を観てみたい。
4/5(fri)
オープン・ユア・アイズ
先に「バニラ・スカイ」を観ていたので、いずれは観たかった作品。いかに細部に渡りリメイクされていたのかがよくわかる。 恐らく、こういうきっかけがなければ観なかったかもしれないジャンルだったかも。
4/6(sat)
ギルバート・グレイプ
ラッセ・ハルストレムDVDコレクションより鑑賞。何度観ても、とにかく独特の切なさが大好きな作品。
4/8(mon)
電話で抱きしめて
ウォルター・マッソーの遺作であり、出演もしているダイアン・キートン監督、ノーラ・エフロン脚本、 しかも原作の小説はノーラの妹デリアのもので……といった後付けの知識は棚に上げて、ここでのメグ・ライアンの表情の柔らかさの魅力が何より。 これは劇場で観ておくべきだった。
4/9(mon)
真心ブラザーズ:活動休止ライブ
2001年12月の武道館をピリオドとして既に休止状態になっている彼ら。ライブ映像中心でこの事件をNHK-BS2がレポート。 独特の歌世界の勢いや明快さを失っていないこれほどに活きのいい状態でこそ休止に入りたかったんだろう。
4/11(thu)
Beautiful Songs Concert
奇跡の2000年コンサート。この春に、再びである。待ちに待った13日に出かける前に、BS2にて放映のこの映像をやはりまた観たくなった。 見慣れてしまいたくなかったので久々に鑑賞。とにかく、民生弾き語り「ラーメン食べたい」の衝撃である。ただただ待ち遠しい。
4/13(sat)
すべてをあなたに
トム・ハンクスの初監督作及び脚本・出演が、実はフィラデルフィアでの縁が元でジョナサン・デミが製作に参加であったのを今回初めて知った。 ローカルなバンドのサクセス・ストーリーにビートルズの姿、そしてドキュメント映像の印象が重なっていく。爽やかで愉しい青春映画であった。
ELVIS COSTELLO with BURT BACHARACH
BS2放映の録画をずっと観ずにいてようやく鑑賞。アルバム「PAINTED FROM MEMORY」のセッションをスタジオ・ライブで。 実に渋い。
4/14(sun)
告発
マーク・ロッコ監督の史実に基づく問題提起作品をようやく鑑賞。クリストファー・ヤングの音楽が渋く、「ザ・ハリケーン」を思い出した(でもそれじゃ作品の年代が逆)。 ケヴィン・ベーコン+クリスチャン・スレーター渾身の魂の演技が実にエネルギッシュ。
4/17(wed)
BU・SU
市川準監督の劇場公開第1作を鑑賞。特に理由も無く、なんとなく観ないでとっておいた。 富田靖子の基本の表情が実に悲しげで独特。
背景の郷里での出来事のフラッシュバックも決して十分な説明はせずに流れ、情感だけを匂わせる。しかし、その説明しない切なさが好き。
4/20(sat)
ラヂオの時間
「みんなのいえ」は劇場で観ていたが、こちらは初めて鑑賞。脚本の面白さはやはり三谷作品共通の状況のいじり方。 比較として頭に浮かぶ「スペーストラベラーズ」も舞台脚本を映画用に翻案しているが、どちらも個性が際立つキャステキングが愉しい。
4/21(sun)
L.A.コンフィデンシャル
ケヴィン・スペイシー、ガイ・ピアース、そしてラッセル・クロウが演じる個性的でアクの強いそれぞれ孤独な警官像。 シビアで骨太な男臭い脚本である。同じ男3人の個性が印象的な「ワンダー・ボーイズ」へとつながるカーティス・ハンソン監督作品。実に渋い。
4/22(mon)
十二人の怒れる男(1957年作品)
物語の時間軸のままに進行する法廷の裏舞台、陪審員評決の場で延々続く議論の緊張感。 かなり以前TVで観た微かな記憶があったが、改めて今になってからの鑑賞であるからこそ愉しめ、中でも脚本の構成力の見事さには新鮮な驚きと発見が幾つもあった。
4/28(sun)
12人の怒れる男/評決の行方(1997年作品)
40年後のリメイク。ヘンリー・フォンダが演じた第7陪審員は熟練のジャック・レモンへ。 全体の構成、台詞、12人のキャラクターまでほぼ忠実に再現。音楽が途中で一切入らない緊張感はやはり独特。ウィリアム・フリードキン監督。
告発の行方
「12人の怒れる男」とは対照的に、女性の社会的な不利益への勇敢なる表明。焦点が直接的な暴力への告発ではない点が特徴的。 「ボーイズ・ドント・クライ」が同趣旨で製作されているように、この問題自体は全く消失していない。
4/30(tue)
静かな生活
伊丹監督の作品をきちんと観るのは実はこれが初。大江健三郎原作の、自身の家族がモデルとなった知的障害のある青年が物語の軸。 この難役を渡部篤郎が柔軟に表現。淡々とした姿にリアリティがあって魅了された。


今月のこの1本。
告発

ただのマイブームであるが、この作品を観ることがきっかけで、4月は法廷ドラマなど硬派な作品を随分追いかけた。
「十二人の怒れる男」も実に見応えがあった。
それにしても、実話がベースになっている有名なアルカトラズ刑務所での出来事を衝撃的に描いたこの作品の放つエネルギーは凄い。
ふと、苦い結末を迎えて残されたクリスチャン・スレーターの姿、そして真実を貫いたケヴィン・ベーコンという構図が、
「フィラデルフィア」でのデンゼル・ワシントン+トム・ハンクスの姿に重なって思い浮かんだ。
どちらも好きな作品であるし、その共通項(勝手な思い込みだが)が結びつけるものとして改めて記憶に残る。
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