リストへ戻る。 watching TV :April,2004 リストへ戻る。
4/3(sat)
ジョー、満月の島へ行く
トム・ハンクス+メグ・ライアンのコンビは実はこのコメディ・タッチ冒険活劇が初。この時点で既に製作にスピルバーグが関わっていたのを考えると、 『プライベート・ライアン』に至るまでの年月は長い。それにしても、このオチには余りに脱力。もうちょっとヒネろうよ。
ドアーズ
ヴァル・キルマーの表情が段々と実物、ジム・モリソンに重なって見えてくる。これがオリバー・ストーン監督作とは知らず、独特の赤茶けたフィルムがやはり1970年代を執拗に映し出す。 破滅的で詩的であろうと先を急ぐ表現者を煽り時代が蝕んでいる生。その祖国の病巣が刻印されている。
4/4(mon)
ハードラック・ヒーロー
SABU監督×V6だなんて、余りに凄いマッチングである。この企画を実現させたプロデューサーの英断に拍手。基本構造は別々の進行になる3つの軸で顔ぶれはV6から2人組として配分、その妙味が本来の監督らしい味わいなのが 何しろおかしい。結末の力技にしても、ど真ん中過ぎて爽快である。面白かった。
4/8(thu)
『きょうのできごと』というできごと
公開を待ち望んでいた本編を鑑賞したんで、既に先に購入していたこちらを解禁にして観た。要するにMaking映像なのであるが、淡々と描いていくその撮影現場の姿がまさにこの作品をどうして撮るのかという テーマにそのまま直結していると思えた。幸福な映画である。
4/9(fri)
Mr.children『シフクノオト』初回盤付録DVD特典映像 Recording Document
今回のアルバムが間違いなく新しい一歩になることは既に前作の完成により確信されていた事実だったのだが、中でも小田和正とのコラボレイションLIVEが実現したことにより獲得した「タガタメ」の放つエネルギーが凄い。
MTV Consensus Mr.children
30分の番組のビデオ・クリップ集。放映曲は窪塚くん登場の近未来的映像「君が好き」、オール・クレイアニメ「HERO」、そして「掌」にMR.ADULTS登場の「くるみ」。この「くるみ」をとにかく通して全部観たかった。 とってもインパクトがある。大好き。
4/12(mon)
アダプテーション
チャーリー・カウフマン脚本の新作を映画館では見逃してしまい、DVDを購入(「マルコヴィッチの穴」との2枚組)。何とも不思議な虚実入り混じった設定でカウフマン本人と双子の兄弟を演じるニコラス・ケイジの姿がやたらとマッチ。 しかし気づくとダークな側面全開で人間存在の不確かさがごく控えめに語られやがて箍が一気にはずれてメビウスの輪のような展開に。すんなり着地する結末も妙にシュール。
4/17(sat)
クリスマスの約束01,02,03
誰もゲストが訪れなかった第1回の本当に心のこもったLIVEから、念願かなってひとつめのゴールであると思える3度目のLIVEまで、おいしいとこ撮り180分編集VHS製作のため鑑賞。まとめて見ると一層感動が胸に迫る。
4/18(sun)
スガシカオ Premium Night -Shikao & The Family Sugar Live-
昨年7月横浜赤レンガホールにてこのシークレット・ライブが行われた。約80分で完全燃焼のゴリゴリにファンクでハイテンションな演奏。濃い。
4/23(fri)
佐野元春 武道館ライブ The 20th Anniversary Tour
この記念すべきLIVE映像を実はきちんと見ていなかった。最近、TV用というかバラエティ系での一方的なキャラクター演出を抜きにしてこの誠実でエネルギッシュなスタイルのロック表現者は余りにユニークな存在である。 ずっと聴いてきたファンとしてはやはり嬉しい王道な選曲だし。
4/25(sun)
ストップ・メイキング・センス
なぜか急に観たくなりLDを引っ張り出してきた。ジョナサン・デミ監督のドキュメント手法が構成の大胆さに直結するLIVE。TALKING HEADSのバンドとしての在り様が全く古びて見えないのが凄い。 刺激的である。
4/28(wed)
スモーク
録画して前から所有していたのに初めて鑑賞。ウィリアム・ハート+ハーヴェイ・カイテルという渋い組合せ。脚本は本当に心に沁みる暖かい物語で、これは出会えて観てよかった。 フォレスト・ウィテカーも独特のポジションで深みを演出。トム・ウェイツの曲がかかるとつい嬉しくなってしまうしエンディングで「煙が目に染みる」はまさに王道。面白かった。
4/30(fri)
ブルー・イン・ザ・フェイス
「スモーク」鑑賞に続き、この作品も。同じ煙草屋のオーギー=ハーヴェイ・カイテルの周囲に今回は賑やかで意外な顔ぶれが集結。最初からデヴィッド・バーンの曲で幕が開き終わりはリー・リードだし、 何度も演奏シーンが登場するジョン・ルーリー・バンドもやはりNY、ブルックリンという繋がり。結構頻繁に出入りしているジム・ジャームッシュ監督の朴訥な話し振りもなんだか和む。
情熱大陸:井上陽水の現在
なぜか「ブルー・イン・ザ・フェイス」のテープにあった余分で一緒になっていた番組をついでに鑑賞。現在って、1999年夏のことだから光陰矢のごとしである。面白かった。


今月のこの1本。
スモーク

会話の面白さ、設定の巧みさである。
ブルックリンの一角にある町のタバコ屋の主人が決してハンサムだったりスマートだったりする訳でもなく、だけど気心が知れている滲み出る人間性が人を自然に立ち止まらせている。
ある種、お伽噺ともいえる温かなエピソードで幕を閉じるそのささやかなドラマが味わい深い。
脚本の魅力にキャラクターの豊かさ、その表現が穏やかで説得力がある。
面白かった。
もっと早くこの作品に出会っておくべきだった。
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