リストへ戻る。 watching TV :August,2004 リストへ戻る。
8/1(sun)
アマデウス ディレクターズ・カット
何しろ長いけど挑戦。基本的な物語のラインはそのまま、エピソードの細部がより精密に描かれた印象で、この独特の人間ドラマが深い陰影を残す。 サリエリの余りに高潔な美意識と余りに俗っぽい本質の人間臭さをF・マーリー・エイブラハムが精巧に表現することでトム・ハルス演じるヴォルフィの伸びやかさが際立っている。
僕らの音楽 槇原敬之
事件が彼に人の弱さと命の中の強い芯の部分を確認させ、現在はその延長にあるんだろうということがよく判る。その価値観の訴える根幹はスマップによる表現で多くの人と共有できた。 導かれるように本人登場となった現在、それもまだ先へ向かう途上でしかないんだろう。
8/3(tue)
ジェネジャン 負け犬女の真相
実は本来の放送では見逃していて、たまたま再放送予定を発見してチェック。全体的にタレントというか芸能人が多かったのと眉間に皺寄せるテーマでもないし意外にあっさり。 面白かったけど。
アマデウスDVD特典ディスク/Making of AMADEUS
かなり丹念に集められたスタッフ&キャストのインタビューが興味深かった。もうすでに当時のことがよくわからない状態だが、スター俳優による作品ではないだけに古びて見えるということはなく 面白かった。
8/10(tue)
元ちとせ 冬のハイヌミカゼ
DVDにてリリースのこの映像、かつて番組として放映もあったLIVEであるが、この作品はそのLIVE映像をソースとして奄美の風景を加え新しい映像作品として製作。 本編であるこのフィルムがまず綺麗。それに追加でLIVEそのものも収録されているがやはり圧巻は「ハイヌミカゼ」「ワダツミの木」。島歌ではないのにルーツミュージックなテイスト。
8/11(wed)
ジョゼと虎と魚たち DVD特典ディスク
Makingもしっかりとした出来だったし、脚本の渡辺あやさん初監督作「BUNNY」他、充実の1枚。やはり昨年観た劇場作品の中でこの1本は格別であったのを再確認した。
8/13(fri)
恋愛小説
WOWOWにて放映のこのオリジナルドラマが現在、劇場公開中である。その期待もあって、やっと鑑賞。「Laundry」の森淳一監督、原作は「GO」の金城一紀氏。ひたひたと静かに余韻が波打つような感動。 森監督の演出はヒトが精一杯生きることのピュアな儚さを美しく抽出して味わいに独特の切なさが残る。ある意味では利重監督の作家性とも共通項が感じられて、個人的には大好き。
8/16(mon)
井上陽水 空想ハイウェイ ActU
このシリーズが何回予定されているのかきちんと調べていないが今回はフォーク同窓会という事でかなり個性的な顔ぶれが集結。まず最近TVで聴く事の出来ない歌の数々。 日本人であることにごく当たり前に立脚しているのを本当は音楽産業に関わる人たちが自らに問いただしていけばいいのにと思った。
8/19(thu)
少林サッカー
録画してあったこの作品、なぜか今になって鑑賞。本家でもあるワイヤーアクションは勿論ギャグ全開で清々しかった。「地球は危険だから火星に帰った方がいい」の台詞にはしびれた。
8/21(sat)
イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
劇場では観逃がしてしまったのでDVDレンタルしてきて鑑賞。この作品になぜスクリーンで出会っておかなかったんだろうと激しく後悔した。 実はこれ、ドラマとしては「ブラックジャックによろしく」ではないか(違うけど)。遅ればせながら出会えたことに感謝。
8/24(tue)
OPEN HOUSE
行定勲監督の初演出作品を鑑賞。辻仁成氏の原作小説がどういう内容なのか不勉強なのだが淡々としたテンポで描かれるどこかうつろな人々の群像はそれぞれの不確かだけど新たな一歩を踏み出す。 惜しくも急逝してしまった篠田昇氏の温かな光一杯の映像が印象深い。
8/26(thu)
きょうのできごと:DVD特典ディスク
本編は劇場で既に出会っているので特典映像満載合計130分のDISC2を鑑賞。メイキングを始め、とにかくメインキャスト8人+スタッフのインタビューがかなりたっぷり含まれていて満足。 既に先に購入していたDVD“「きょうのできごと」というできごと”の方が細かなエピソードの紹介が充実していたが、この作品の魅力は今回の2枚組みで十分網羅されていたと思う。
8/28(sat)
恋人はスナイパー
先に劇場版の完結編を観ているため、遡ってエピソードTを鑑賞という形に。脚本:君塚良一、音楽:松本晃彦なのでつい「踊る」が思い浮かぶが製作はテレビ朝日、演出も同スタッフでもある『海猿』の羽住英一郎氏。 内村光良+水野美紀コンビの魅力が十分伝わるのはドラマ部分に限らずアクションでの苛烈さが相まっているから。これは面白かった。
8/29(sun)
アクターズスタジオ・インタビュー:ジュード・ロウ
久々に放映があって鑑賞。彼の最近作『コールド・マウンテン』は残念ながら見逃してしまっていて、話題に出てくるまでこれが初の主演だという事実に気づかなかった。 それだけ強烈な存在感があるし、カリスマ性も具えている俳優だったわけだ。ここでの素の顔が実に生真面目だったのも納得。


今月のこの1本。
イン・アメリカ 三つの小さな願いごと

この実話に基づいて描かれる家族の姿は、実際に置かれた状況がどうだったかということよりもお互いを思いやるごくささやかで普遍的な言葉や心情に共感してしまう。
たまたま同じ時期で出会った『誰も知らない』に偶然の一致があって、ありふれたものであってもこのテーマの個人に対する重さとか、誰もが自然に身に付けていたはずの心の豊かさとか ついわが身を振り返り考える機会を与えてくれる、そういう作品。
この味わいは、観終えたあとの素敵な余韻ともう一度また出会いたくなる印象的な映像でたまらない魅力がある。
メインコンテンツへ戻る。