notes of cinema 07.
FIELD OF DREAMS/フィールド・オブ・ドリームス  
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「ここは天国かい?」                      「いや、アイオワさ」
「天国のようだ」                       「天国は存在する?」
「ああ…夢の叶う場所さ」     「じゃあ、やっぱりここは天国かもしれないな」


notes 01.監督・脚本:フィル・アルデン・ロビンソンは語る

「これはとてつもない夢であり、夢を現実にする愛の力の物語だ」

「アメリカは、日本とちがって歴史の浅い国だから、
歌舞伎のように古くからあって親子で話し合えるものがない。
野球は唯一のテーマなのだ」

「レイが球場をつくったのと同じ気持ちで撮った」
「レイの奥さんは、最初、自分の夫がクレイジーだと思っていた。
それがいつのまにか夫の見ているものが見えるようになる。
faithの環が広がって、周りの人間を次々にとりこんで行くさまを描きたかった」


notes 02.パンフレット:プロダクション・ノートより
映画の中にシャーリー・マクレーンを揶揄した台詞がある。
霊的体験に基づく彼女の著書「アウト・オン・ア・リム」の様な宗教的で重い映画にしたいくないというロビンソン監督の意図によるものだった。
だが実際の撮影では、魔法のような瞬間が何度もあった。

例えば、ジョーがとうもろこし畑に消えるシーンではその夏に一度だけの霧が流れた。
夕景が必要な日にはアイオワで一年に一度しか見られないような夕日が現れる。
またチゾムでロケ中、戦没者碑の中にジョン・キンセラの名を見つけた時には、さすがの監督もスピリチュアルな感動を覚えたという。

主なロケ地となったのはアイオワ州のドブケ近郊。
農夫から土地を借りて実際にとうもろこしを植え、また刈り取って野球場を作った。
映画に感動した農夫は、記念に球場を残しておく事を決意。
いま、そこには映画に感動した人々が、アメリカ全土はもとよりヨーロッパからも大勢つめかけてくるという。
農夫から野球道具を借りて親子でキャッチボールをしたり、写真をとったり−映画のラスト・シーンが、そのまま現実になったのだ。

余韻に浸る観客にさらなる感動をもたらす“For Our Parents”の文字。
これには、もう1つ別の意味があった。
ロビンソン監督の脚本にほとんどの映画会社が興味を示さず、製作を諦めかけていた時、
「あなたが作れば、観客はきっと来る」
と、援助を申し出たゴードン兄弟。
彼らなくしてこの傑作は生まれ得なかったのであり、
この言葉は製作中に亡くなった彼らの父親に捧げた、言わば監督のゴードン兄弟への感謝の気持ちをも込めたものなのだ。


−STAFF−
Written for Screen andDirected by: PHIL ALDEN ROBINSON / 脚本・監督:フィル・アルデン・ロビンソン
Producer:LAWRENCE & CHARLES GORDON / 製作:ローレンス・ゴードン、チャールズ・ゴードン
Based on the book "Shoeless Joe": W.P. KINSELLA / 原作「シューレス・ジョー」(文芸春秋・刊):W.P.キンセラ
Exective Producer: BRIAN FRANKISH / 製作総指揮:ブライアン・フランキッシュ
Director of Photography: JOHN LINDLEY / 撮影:ジョン・リンドレー
Music by:JAMES HORNER / 音楽:ジェームズ・ホーナー
production Designer: DENNIS GASSNER / プロダクション・デザイナー:デニス・ガスナー
-CAST-
Ray Kinsella: KEVIN COSTNER / レイ・キンセラ:ケヴィン・コスナー
Annie Kinsella: AMY MADIGAN / アニー・キンセラ:エイミー・マディガン
Karin Kinsella: GABY HOFFMANN / カリン・キンセラ:ギャビィー・ホフマン
Shoeless Joe Jackson: RAY LIOTTA / シューレス・ジョー・ジャクソン:レイ・リオッタ
Mark: TIMOTHY BUSFIELD / マーク:ティモシー・バスフィールド
Terence Mann: JAMES EARL JONES / テレンス・マン:ジェイムス・アール・ジョーンズ
Dr."Moonlight" Graham: BURT LANCASTER / ドク“ムーンライト”グラハム:バート・ランカスター
Archie Graham: FRANK WHALEY / アーチ・グラハム:フランク・ホェーリー
John Kinsella: DWIER BROWN / ジョン・キンセラ:ドワイヤー・ブラウン