notes of cinema 12.
THE SHAWSHANK REDEMPTION/ショーシャンクの空に  
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爽快感。
屋上で飲むビール。
塀の彼方へ軽々と空を越えていくカール・ベーム指揮の『フィガロの結婚』。
独房の壁のリタ・ヘイワース。
この作品が雄弁に語る映画としての醍醐味は、
その脚本の描く世界の顛末の風通しのよさと逆境でのユーモアではなかろうか。


レッドからの手紙
人間ってやつは、長いこと辛い目に遭わされていると、
いつかそいつに馴れちまうもんだ。
夢や希望なんて代物は危険なもんだと思うようになる。
俺もそうだった。
そんな俺がもう一度、希望ってのはいいもんだと思えるようになったのは、
一にも二にも、ある男のお蔭だ。
俺はアンディーの − それがやつの名前だ − 言葉が今も忘れられない。
「希望は何にも替えがたい。希望は永遠の命だ」。
まったくやつは素朴なまでにそれを信じて信じて信じ抜いて、
最後に勝利を手に入れたんだ。
それだけじゃない。
俺たちにも忘れていた自由の味を思い出させてくれた。
物静かで無口な外見からは想像もつかない、
アッと驚く痛快なことを次から次にやってみせて……。
まるで鳥のように自由に飛べる、そんな男だった。

これからご覧に入れるのは、そんな不思議な魅力を持った男の物語だ。
俺たちに希望を与えてくれたのと同じように、
きっとやつの物語はおたくらにも何がしか、熱いものを与えることだろう。
少なくとも俺はそう信じている。
−レッド

notes 01.監督:フランク・ダラボン/ FRANK DARABONT
「ティムの俳優としての資質が、
無口で内向的でちょっとばかり変わり者のアンディー役に
見事に活かされたと思う。
彼はこの役にぴったりだ。
他の人が演じるなんて想像できないよ」

「これはみんなに馴染みのあるスティーヴン・キングよりはるかにソフトな作品だ。
ほとんどの人たちは『スタンド・バイ・ミー』がキングの作品だということを知らなかった。
今度の映画も、彼の他の小説を映画化したものと比べると、
ずっと『スタンド・バイ・ミー』に近いスピリットを持っている」

notes 02.ティム・ロビンス/ TIM ROBBINS
「アンディーが言葉に表さない部分、
つまり彼が内面に持っているもの、
塀の中でサバイバルする方法を見つけようとする内面のパワーに、
彼の本当の姿があるんだ」

「本物の囚人たちと話をしたこと、
彼らの目を見て、そこに何が起こっているのかを理解しようとしたことが、
この役を作る上で血となり肉となったんだ。
彼らの目には絶望と悲劇の色が表れていた。
何よりも怖いと思ったのはそのことだった」

notes 03.モーガン・フリーマン/ MORGAN FREEMAN
「(赤毛の)アイルランド人である必然性はなかったからね。
イーストウッドの『許されざる者』と同じさ。
あの映画で僕が演じた役も、もとは黒人じゃなかったからね。
こういうのは、とても新鮮味があっていいと思うよ。
それにティム・ロビンスと仕事ができるというのも魅力だったしね」


−STAFF−
Directed & Screenplay: FRANK DARABONT / 監督・脚本:フランク・ダラボン
Based on the novel by STEPHEN KING / 原作小説:スティーヴィン・キング
Rita Hayworth and the Shawshank Redemption /
刑務所のリタ・ヘイワース:新潮文庫 刊「ゴールデンボーイ/Different Seasons」より
Music Composed by: THOMAS NEWMAN / 音楽:トーマス・ニューマン
-CAST-
Andy Dufresne: TIM ROBBINS / アンディー・デュフレーン:ティム・ロビンス
Ellis Boyd "Red" Redding: MORGAN FREEMAN / エリス・ボイド“レッド”レディング:モーガン・フリーマン
Heywood: WILLIAM SADLER / ヘイウッド:ウィリアム・サドラー
Warden Norton : BOB GUNTON / ワーデン・ノートン:ボグ・ガントン
Brooks Hatlen: JAMES WHITMORE / ブルックス・ハレトン:ジェームズ・ホイットモア
Capt.Hadley: CLANCY BROWN / ハドレー:クランシー・ブラウン
Tommy Williams: GIL BELLOWS / トミー・ウィリアムス:ギル・ベロウズ