ニッポニア・ニッポンライナーノーツ

ニッポニア・ニッポン


                                  
1.枯レ葉ノ音
このフラメンコのような王子ギターから始まるシリアスさ。どうしたんだ一体、って驚くことは意外となかったかな。
このくらいカッコイイ路線でもいいじゃん、OK!OK!!って受け取り方でした。
そうだなあ・・・・どん底まで堕ちるのもなかなかできないことだよなあ、と妙に納得しました。
なんだかんだ言って、誰もが多少の恵まれた環境にいながら、飼い殺しにされているのか、甘えているのか。
歌詞を検証しながらそのようなことを思ったものであった。
間奏のギターソロ、めちゃめちゃいい音で弦をはじいてるなあ、と思った。
最終コーラスの後の演奏は、ライブで初めて聴いたときに衝撃なほどの呼吸の良さ。
単に上手いんじゃなくて、魂の呼吸が合っている、と思った次第です。
2006.04.03.
2.放吟者
一転してこのお気楽ムードの演奏(笑)!!!!
出ました怒髪節!!!!って感じだよね、真骨頂(爆)!!!!
どんなにたくさん曲があっても「♪杉並区の〜」から始まる曲は無いだろうな、って兄ィがMCで言ってた(笑)。
しかしそのような楽しげで一見間抜けな曲に、シミジミとした味わいと熱さがあるのが怒髪天。
平成のこの世には怒髪天の気合と根性が必要だ!!!!!!!!!
あったりめぇじゃん!!!!!!
これを知らずして現代日本に生きていると思うな、ってくらいだよ。
で、杉並区から発信してるけど、ちゃんと「北の故郷を飛び出した」ってとこがあるのが嬉しい。
そして♪空に消えてった、の部分のコード進行が心憎い。
で、あたしはカラスも好きだよ。
2006.04.03.
3.俺達は明日を撃つ!
でましたね〜!!!!!!この曲は今後の代表曲になる水準の完成度ではないでしょうか。
もちろん、単に良くできてるって言う意味ではなく、怒髪天のあり方が凝縮されている気がするんですネ。
まずはこれを聴け!!!!って感じの曲です。
兄ィのいつものあのポーズにこんな意味があったとは・・・・・とちょっと感動しましたしね。
今、聴きながら書いてるんですけど、唄っちゃって唄っちゃってなかなかキーボードが打てない(爆)!!!!
三回くらい熱唱してから取り組もうかな(笑)。
(とりあえず思い切り熱唱後)なんかこう、唄っていて清々しいいい曲ですね。
よく、あたしが怒髪天怒髪天と盛り上がっているが一体どんないかついパンクバンドに傾倒してんのかと思いきや、
なんだ、こんなまともな曲を唄っているバンドだったのか、と周りの人々に驚かれるのですよ。
そーだよ、当たり前でしょ、生き様が筋通ってるバンドしか応援しないんだよ、ってとこです。
何を隠そう、授業中にサビの部分を学生に唄って聴かせて拍手大喝采だったのはこの曲です(笑)。
いやー、うちの学生たちはセンスがいいねえ、って思いました。ちゃんといいものが解ってる。
また、PVが学校ですから、私としても思い入れが入ってしまいました。
そうですね、言うならば裏の代表曲をサスパズレ、表の代表曲がこの曲となるのではないでしょうか。
2006.04.03.
4.大人になっちまえば
懐かしい感じの曲調で、ほのぼのするような、でも未完成な人生への憂いと言うか。
夢はちょいとだけ見るくらいかな、っていうのはもちろんやせ我慢で、本当は夢と言う名の相棒をつれたままなんだろうさ。
大人になってもなかなか夢見たとおりにはいかないことが多くて、満たされることがなくてさ。
大人になるのがいいのか、ガキのままなのがいいのか、よくわからないな。
孤独な男子ってこういう心境なのかね?
あら!!!!うちの彼氏がこんな心境だったら心配だから早く嫁に行かないと、って思ったり(笑)。
朝を待つにしても相棒がいたら少しは違うですかね。
シミさんのウォーキングベースが良いっす。シミさん、あの髪型でこんなラインを作ってるなんてすごい(爆)。
ていうか、シミさんはベースラインだけでなく、存在自体が怒髪天の屋台骨だからなあ。
2006.04.03.
5.夕焼け番長のマーチ
♪赤いケチャップは〜、っていうカゴメのCMソング思い出したよ。70年代調だよね。
「ウッス!!!!」っていう合いの手、坂さん(ふんどし姿)が思い浮かんで仕方が無い(笑)。
つうか、とっぱじめのコーラスの坂さん、メインボーカル食っちゃってる(爆笑)!!!
マーチかあ。意外な路線で来るのが上原子マジックのような気がする。
これだけアイディアてんこもりの作品をまとめる王子は、生みの苦しみよりも楽しみが上回っているはず。
一見すると兄ィの勢いについていくのが大変そうに見える怒髪天、
その実、王子のやることについていくことも結構大変かと老婆心ながら心配してしまいます(笑)。
四人とも只者じゃないですよ。
わかった、四人とも一筋縄ではいかないから、逆説的にこの四人でいいんだ!(笑)!!!
♪熱く強く優しく嘘のない正直者
これ、すばらしいですね。やっぱり日本男児にはこうあってほしいものです。
2006.04.03.
6.歪んだセカイ
なんとも言えないふわんとした始まりで、実はシビアな歌詞なのですね。
Bメロの主旋律がかなりグッと来ます。この曲の心臓は此処だ!!!と思いました。
そこからサビへの流れもすばらしい。このBメロがサビを生かしているような気がしました。
そして2コーラス後の間奏の王子の泣きのギター!!!!!!
かなりの心の琴線ものですよ、この曲は。
マイナーコードがあまりないのに、沁みるのがこの人達のすごさだと思う。
そして実はイントロのギターが右と左からそれぞれ入っていると言う遊びあり(笑)。
2006.04.03.
7.メイド・イン・ジャパン
きたきたきたきた!!!!!!!!
ロッキンロールですよ、ロッキンロール!!!!お祭りロッキンロール!!!!!
かぁーっ!!!!!ライブの醍醐味はこの手の曲がもっとも!!!!!
サビ前の♪ででーんででーん、っていう王子ギターと、サビ直後の♪でんでで ででで でんででで ででで、
そんで2コーラスまでのギチャーソロ!!!!!
うおーい、踊り狂わせる気かよ!!!!そのまま絶命するよ!!!!
そこに「ハッケヨーイノコッタ!!!!」ってちゃぶ台ひっくり返されて大爆笑!!!!!横綱登場だよ!!!!
そしてですね、こんなに日本のカッコよさを訴える歌詞には涙ものですよ。
横文字並べてんじゃネーよ、って今のヒット曲にはものもうしまっせ、ほんま!!!
ちゃんと足元見ててめえの文化を見ろってんだよ。これぞリズム&演歌
ロッキンロールに染まってるようでいて、実は大和魂を忘れるな、ってとこだぜ。
それにしても歌詞の中に自分の名前呼ばれてるかと思う部分があってびっくりした(笑)。
もう1回聴こう。 (手拍子 んっ☆ちゃちゃっ☆ちゃ☆)
うあー!!!!フェードアウト中の王子ギターすげえ(笑)!!!!やっぱこの人おかしい(笑)!!!!なんでこんな部分で(笑)!!!!
2006.04.03.
8.最後のひとり
レゲエ調!!!!てか、イントロ遊びすぎ(笑)!!!!!
やっぱ王子は脂が乗り切ってすごい良い仕事してると思う。
坂さんも実はこんなドラムもできる人なんだな〜、って感心しきり。
もちろん、小さな約束でみんなの演奏力の幅広さを痛感してるけど、まだまだこんなに!!!て思う。
詞は兄ィの可愛いところ満載で微笑ましいですよ。
1コーラス終わりの、ちゃーちゃらららちゃっちゃっ!!の後のドラミングが小気味良い。
終わり方が印象的な曲だ。
全体としてとても安心して聴ける雰囲気の居心地の良い曲だと思う。
2006.04.03.
9.美しき誤解
80年代の歌謡曲を髣髴とさせる気がするのだけどどうでしょ?
詞がシビアと言うか、荒んだ気持ちを前面に出してして、がらりと前曲と変わって。
曲調もさることながら、意味的にも幅広いアルバムだという手ごたえがここで改めて感じられる。
これだけ「誤解に過ぎない」と言い切られても、行間に「そんなはずないと思いたい」ものが感じられる。
言い切っているのに、それだけと思えないのはなぜなのか、不思議だ。
MCでは「男女とは限らず、男同士の友情をモデルに」というような事を言っていたなあ。
あしたもはなから恋愛とは思わなかったけど(爆)。
誤解と言う名の思い込みが人間関係には必要だろうけど、それだけで終わらないよね。
で、ギチャーソロすごい。ワウワウしてる。
2006.04.03.
10.優しい雨
この曲は、ちょうどチャイナさんの訃報の直後のライブで聴いたので、沁みました。
曲の旋律の優しさとともに、サビの詞の「男は再び歩き出すだろう」の部分が特に。
今でも聴くとその時の心情がよみがえって、胸が詰まる。
私の思う怒髪天の良さと言うのは、心が荒んだり傷ついたときに、
そこをカバーしてくれたり、寄り添ってもらえるようなものであったり、それだけでなく、
ただ感傷的になるだけではなく、そこから一歩踏み出せるように後押ししてくれるところだと思う。
これは傷ついた心には優しすぎるくらいの曲だと思う。人の優しさとはありがたいものだと思う。
2006.04.03.
11.幸福の配分
4人の可愛さが凝縮されちゃって(笑)。
「優しい雨」で涙腺ゆるませた後にこれが来るってのがまた心憎い(笑)。
照れ隠しですか(爆)?
MCでは四人で順番で唄う曲がやりたかった、って言っていましたね。
めずらしく兄ィの演奏(笑)があるのが貴重な曲だし、みんなの唄が聴けるのも貴重。
そして、この詞のように考えれば、人生いつまでも「これから」!!!!!
ていうか、財布を拾ったら警察に届けて下さい(爆)!!!
2006.04.03.
12.人間バンザイ
さあ!!!このアルバムの集大成の部分ですね!!!
もう、ライブでもはちゃめちゃの大爆発の部分を担う曲ですな。
最高級の皮肉とともに、やってやるぜ!!!的な挑発が生きの良い曲だ。
40手前のロックバンドですからね?これが(爆)!!!!
いや、これはすごい人たちですよ本当に。
本当に真直ぐのまま、ひねたりずるくなったりしないで、要領の悪いまま良くここまで天然記念物が残ったものだ。
(※ 最大級の褒め言葉です。この皮肉めいた愛情の曲にインスパイアされています。)
いやー、いい〆の曲ですよ。
このアルバムを最後引き締めております。
坂さんの必死こいて叩いてる姿がまぶたに浮かびます。
2006.04.03.