** キンモクセイ **
(東京都小金井市)
2008年10月9日(木曜日) 晴

  月曜日のNHKのニュースだったかな?  「 ギンモクセイの香が秋の訪れを 」 と言い、白いギンモクセイがテレビに映し出された。

  9月下旬、ちょうど1週間前には夏日を記録した。  その時は 「 まだ夏日なのか 」 と思ったが、朝夕めっきり冷え込み、夜具も夏のタオルケットでなく薄手の布団を掛けて寝ている。  虫の音も聞け、秋の訪れである。  この訪れは平年並みで、季節は確実に繰り返しているようだ。  この夏は 「 季節が少し狂ったのかな? 」 と思わずにはおれなかった暑さだったが、  今年は特例で、夏の暑い日が少し多くて、これからやってくる秋や冬は例年と変わらないのか、それとも秋が長く冬が短いのか。

三角おにぎりの形をしたキンモクセイの木が7本ある(小金井公園)

    二酸化炭素(CO2)による気温の上昇で、 「 地球は温暖化している 」 と言われている。  年間の平均温度は僅かであるが高くなっているらしい。  しかし、もっともっと長いスケールで見ると、そんなに変化はしていないようだ。  人間の生きているスケールでは上昇しているのか。
  CO2の発生量も地球規模では多くなっている。  それはインドや中国の近代化が進み、化石燃料の使用が増大しているから。  CO2の発生量もその分増えているが、CO2のリサイクルはなされていない。  物理特性上からはCO2ガスは断熱性があり、保温効果が高いから、大気は温まり気温は高くなる。  CO2の影響があることは確かであろうが、本当に言われているような温暖化をしているのだろうか?  地球を取り巻く風や、海流が僅かに変化し、それが温度レベルを変化させているのか?  地球規模の変化は僅かでも容量が膨大であるから大きな変移量を呈する。  色々な現象が複合して気候変動は起こしているようだ。  しかし、人為的に悪い方向に向かっていることは、人間が修正しなくてはならない。
  ここ10月に入ってからは爽やかな秋が続くし、天気予報は 「 平年並みか、10月下旬の気温か 」 と言っている。



強い芳香を放つ満開のキンモクセイ

  ひとり言はこれくらいにして、キンモクセイの情報を聞いて、久しぶりにカメラを肩に自転車でひとぱしり小金井公園へ。  小金井体育館の北側に大きなキンモクセイの木が7本ある。  昨年はこの木にクマン蜂が巣をつくり立ち入り禁止のロープが張られた。
  途中、庭木のキンモクセイの強い香が流れてくる。  小金井公園もきっと満開だろうと自転車を漕ぐ足に力が入る。  ドッグランのフェンスの横を抜け、ドッグの臭いがなくなったら甘い香が鼻をついた。  この辺りで鼻を付く甘い香だ。  キンモクセイは満開間違いなし。  ソリゲレンデの小山を過ぎるとキンモクセイの木が見えてきた。  青黒い大きな木に、朝の光を受けて光るキンモクセイが見える。  近づくと、その強い芳香に全身が覆われ、少し息苦しささえ感じる。  自転車を降りて早速カメラを向けた。
  隣の子ども広場では園児の遠足なのだろうか、赤白帽子に白いシャツ、運動会スタイルでブランコで遊んでいる。  大きなキンモクセイは枝を広げると直径5mはある。  おにぎりの形をした木で、そのおにぎりの山に橙色の花が群がって付いている。  陽を受けた花弁は反射でハレーションを起こしているのだろう、白く輝いて眩しい。

星状の小さな厚みのある花弁

 もっと近づくとその花弁は小さな星状で厚みをもっている。  木の下も5mの円形に、橙色に染まっている。  これは枯れたのではなく雨や風で落下したのだろう。  木上は最盛期の開花を見せている。
  こんなに咲き誇ると写真を撮るのにも苦労する。  咲き誇っている様子を写したく、視野を大きくすれば花が小さく葉の濃い青さが目立つし、アップにすれば満開を見せられないし。  写真も結構難しい。  中々 「 これだ 」 と思う写真が撮れない。  勉強が足らないのだろう。  1時間ほど甘い香りの中でシャッターを切った。  体にキンモクセイの香りがしみこんだようだ。  此処を離れても当分甘い香が体の回りから離れなかった。

  「 コスモスが見ごろ 」 の案内が出ていたので立ち寄った。  キンモクセイの木から北側に自転車で数分のところだ。  約1000平方メートルの広さの緑色の畑に赤やピンク、白の花が風に揺れている。  スケッチをしている人もいた。  携帯カメラに収めている人も。  散歩に、ジョギングに、この畑を横切っていく。

  今日は秋晴れ、空気もさわやか、人も三々五々、気持ちのいい公園のひと時であった。

  フリー百科事典:「 ウィキペディア(Wikipedia)」 によると
  『 キンモクセイ ( 金木犀、学名:Osmanthus fragrans var. aurantiacus ) はモクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹で、ギンモクセイの変種。  中国南部が原産で江戸時代に渡来した。  桂花とも呼ばれる。
  主に庭木として観賞用に植えられている。  秋になると小さいオレンジ色の花を無数に咲かせ、芳香を放つ。  芳香はギンモクセイよりも強い。  雌雄異株であるが、日本では雄株しか入っていないので結実しない。  雄しべが2本と不完全な雌しべを持つ。 』 とある。


2008年10月13日 記  橘高淑夫