問題ナンバー 7の答え     ★電子探偵団の会話をどうぞ……★
『ダイ「じゃあそろそろ、みずき探偵の推理をきかせてよ。」
みずき「あ、もうちょっと待ってえ。」
ダイ「まだ、とけないの?」
みずき「うーん、たぶんこれ、換字式の暗号だと思うんだ。でも、法則がよくわからなくて。」
 みんな考えこんでいるらしく、だれも、なにも発言しなくなった。時間だけがどんどんすぎていく。会話がふととぎれる瞬間のことを、しゃれた表現で、「天使がとおりすぎる」という。マコトたちの電話回線のなかを、いったい何人の天使がとおりすぎただろう。
ネロ「そんなにむずかしいかね?」
ネロ「ヒントは諸君の目のまえにあるはずだがね。」
 目のまえに?マコトの目のまえには、ワープロが一台あるきりだった。こんなものがどうしてヒントになるんだ?しげしげと見つめた画面に、ダイのことばがいきなりうかびあがってきた。
ダイ「わかった!」
みずき「ええっ、うそぉ。」
みずき「どうわかったの?」
ダイ「みんな、将棋って、すこしはわかるよね。」
ダイ「歩ってコマがあるじゃない。ふつうはただの歩だけど、敵陣に入ると、成ってと金になるんだ。歩からいきなり金になるんだから、大出世だよね。歩はそれでいいとして、ちょっとつまんないのが、香や桂馬でね。成ると、やっぱり金の働きをするんだけど、もうまえの動きかたはできなくなっちゃう。その点、角や飛車がなると……。」
みずき「ちょ、ちょっと待ってよ、ダイくん。」
みずき「あのね、将棋講座の時間じゃないんだからね。で、それがどうしたのよ?」
ダイ「うん。つまり、1枚のコマには2つの意味があるっていいたかったわけ。さて、そこで、ワープロのキーボードを見てくれたまえ。」
みずき「そうかあ、そうなんだ。かんたんなことだったんじゃない!」
 もう、おわかりであろう。例のなぞのメッセージは、アルファベットを同じキーのひらがなにおきかえていけば、解読できるのだ。答えはこうなる。
〈としきに きのこを まほうの はこに いれてみな ひさしより〉
 2番目の単語のラスト「0」は「を」にも「わ」にもおきかえられるが、このばあいは「を」が正解でまちがいない。