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天野信
駕で行くのは かごでいくのは
監督 天野信
公開年 1955年
評点[C]
感想  今日は、勝新太郎主演の『駕で行くのは』を観た。監督は天野信で、昭和三十年(1955)の作品。

 長屋の住人・彦兵衛(葛木香一)が越前屋(玉置一恵)殺しの罪でしょっぴかれた。彦兵衛の娘お千代(小町瑠美子)と恋仲の三次(勝新太郎)や長屋の住人たちは彦兵衛の無実を信じて奉行所に訴えるが、相手にされない。実は、長屋の住人である駕籠屋の権三(田端義夫)と助十(渡辺篤)は真犯人を目撃していたのだが、口をつぐんでいた。

 映画でもたびたび採りあげられる“権三と助十”ものの一作(脚本:御荘金吾)で、勝新太郎のデビュー翌年、出演第4作目の作品。
 ただし勝新が主演の扱いだが、権三と助十の物語にむりやり主人公をくっつけたような感じになっていて、主題歌を始めとして作中でたびたび唄う田端義夫と渡辺篤の方が目立ち、主人公の影が薄くなってしまっている。駕籠に“空かご”と表示するなど現代社会のパロディがあったりドタバタのギャグも多いが、空回り気味。脚本・演出共に今ひとつの感がある。田中徳三監督あたりなら同じ題材をもっと上手く料理できたかも?(2005/03/10)

天野信
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