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萩原耐
人生競馬 じんせいけいば
監督 萩原耐
公開年 1938年
評点[C]
感想  今日は、萩原耐監督の『人生競馬』を観た。昭和十三年(1938)の作品。

 隣同士で牧場を営む野添家と館野家は仲が悪く、野添家の長男・晋二(岡譲司)と館野家の娘・珠江(江戸川蘭子)は互いを憎からず思っていながら、なかなか一歩を踏み出せない。二人の関係と野添家の命運はダービーに出場する野添牧場のアサカゼに託された。

 原作は菊池寛(脚本:谷口千吉・江口又吉)。時局柄か、晋二が騎兵隊の将校として出征したり、良い馬を作るのはお国のため、なんて台詞があったりするが作品中では浮いている。むしろ、“モダン”な都会のデパートの描写や、晋二と珠江が牧場の草の上で互いに寄りかかって座ったりするシーンを見ると、そこまで許されていたのか……と思う。
 馬が走るシーンは移動撮影を用いてまずまず迫力があるが、その他の部分の展開のテンポが遅く、今から観るとかったるい。
 晋二の弟役として灰田勝彦が出演している。(2002/10/25)

萩原耐
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