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加戸敏
木曽路の子守唄 きそじのこもりうた
監督 加戸敏
公開年 1953年
評点[B]
感想  今日は、加戸敏監督の『木曽路の子守唄』を観た。昭和二十八年(1953)の作品。

 国定忠次(黒川弥太郎〔彌太郎〕)は自らの猜疑心から子分の浅太郎(南条新太郎)に彼の伯父の勘助(荒木忍)を斬らせた。すぐ自分の過ちを知った忠次は深く悔い、子分たちとも別れて勘助の一人息子の勘太郎(毛利充宏)を背負って、あてどのない旅に出る。

 定番の国定忠次(忠治)ものの一編で(原作:萩原四朗/脚本:木下藤吉)、田端義男の主題歌や浪曲(伊丹秀子)が流れたりする歌謡&浪曲映画でもある。
 基本は定番のストーリーだが、様々なキャラクターを作り出してオリジナリティを出そうとしている脚本になっている(ちょっと偶然が作用しすぎだが)。モノクロ撮影の木曽路の風景が美しく(撮影:武田千吉郎)、忠次と勘太郎の絡みや別れのシーンではそれなりに感動させられる。『無法松の一生』や『関の弥太ッぺ』などと同様の仮の親子の物語というのも、物語の一つの類型なのだろう。
 ただ、今の目で観るとちょっとウェットすぎるし、子役に頼りすぎじゃないかな〜と思えてしまう面もあるので、時代劇ファン以外には受けないかも。(2006/01/08)

加戸敏
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