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組田彰造
まぼろし城 まぼろしじょう
監督 組田彰造
公開年 1940年
評点[B]
感想  今日は、組田彰造監督の『まぼろし城』を観た。昭和十五年(1940)の作品。

 時は江戸初期、三代将軍家光の時代。豊臣の残党が、まぼろしの神を奉ずる“まぼろし党”と名乗って木曽の山奥にこもっていた。彼らは日本の山河の様子をあまねく描いた山絵図を奪おうとし、公儀隠密の木暮月之助(原健作)はそれを阻もうとする。

 『少年倶楽部』に連載された高垣眸の原作を映画化した、お子さまあるいは御家族連れ向けの娯楽作品。秘宝・謎の宗教集団・ヒーローなど、のちの娯楽作品に現れるパターンが既に出来あがっている。
 今観ても、そこそこ楽しめると思う。第一・二・三部を続けて一気に観ると、少々長く感ずるけれども。ただ、画質が今一つなのが惜しい。一時は題名通り幻の作品となっていたが、フィルムが発見されて観られるようになったそうなので、贅沢は言えないが。
 主演の原健作は、溝口健二監督の『浪華悲歌』で主人公(山田五十鈴)の兄を演じている。また、ヒロイン役の橘公子は戦後の溝口作品の何作かに出演した。(2001/04/29)

組田彰造
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