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黒木和雄
竜馬暗殺 りょうまあんさつ
監督 黒木和雄
公開年 1974年
評点[C]
感想
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竜馬暗殺
竜馬暗殺
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ATG映画傑作選 Vol.3
ATG映画傑作選3
津軽じゅんがら節
竜馬暗殺
本陣殺人事件

 今日は、黒木和雄監督の『竜馬暗殺』を観た。昭和四十九年(1974)の作品。

 幕末、大政奉還のため奔走した坂本龍馬(原田芳雄)は、幕府はおろか複数の立場の人間たちから命を狙われていた。その暗殺までの三日間。

 昭和四十九年で敢えてモノクロの乾いた画面を用い、時に手持ちカメラを交えたドキュメンタリータッチの作品。龍馬の親友である中岡慎太郎役に石橋蓮司、龍馬を狙うが果たせない若い刺客・右太には松田優作。
 龍馬の暗殺に至る一連の事件を、過激派各派間の抗争あるいは同じ派内の内ゲバとして描いている。ATGの制作だけに、映画が製作された1970年代半ばの既に左翼活動が完全に行き詰まった状況を仮託しているのだろう。それが現代の我々にとってどのような意味をもつのか、ということは疑問だが、中盤で龍馬と中岡と右太が一緒に逃げるところは、活動家を道化として描いていて面白かった。
 暗殺の前後に、謎の女(?)幡(中川梨絵)が登場する意味がよくわからない。余計だったような…。(2001/03/11)

祭りの準備 まつりのじゅんび
監督 黒木和雄
公開年 1975年
評点[B]
感想
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祭りの準備 ニューマスター版
祭りの準備
ニューマスター版
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ATG映画傑作選(1)
ATG映画傑作選1
祭りの準備
サード
遠雷

 今日は、黒木和雄監督の『祭りの準備』を観たです。昭和五十年(1975)の作品。

 信用金庫に勤めながら脚本家を目指している青年・沖楯男(江藤潤)は、親子そろって放蕩者の父(ハナ肇)と祖父(浜村純)、同じ集落に住む父の愛人2人、近所の泥棒兄弟などの、高知の片田舎のドロドロした人間関係からの脱出を夢見ていた。脚本を書いた中島丈博の自伝的な作品。この人は1999年度のNHK大河ドラマ『元禄繚乱』の脚本を担当した人だ。
 なんだか全体に濃くって、閉鎖的な田舎の鬱陶しさのようなものはよく出ていたと思う。いかにも70年代的な泥臭さがあると思ったら、ATG製作なのね。主人公が憧れていた美人のヒロインは竹下景子。泥棒兄弟の弟の方に原田芳雄。
 濃いキャラが連発されたり、むやみに裸やベッドシーンが出てくるので(竹下景子のオッパイは吹き替えだと思う)、チョット辟易する部分もあった。好みの問題でもあるけど。ただし、主人公は当時新人だった江藤潤が好演して共感できるキャラクターになっていた。ラストシーンも結構いい。(2000/11/13)

黒木和雄
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