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松井稔
武士道朗らかなりし頃 ぶしどうほがらかなりしころ
監督 松井稔
公開年 1936年
評点[B]
感想  今日は、柳家金語楼主演の『武士道朗らかなりし頃』を観た。監督は松井稔で、昭和十一年(1936)の作品。

 山奥で修行する若武者・岩見重太郎(柳家金語楼)は怪仙人(徳川夢声)から極意を授けられ、天下無双の勇者となって里に帰ってきた。しかし、すぐまた武者修行の旅に出て、雲助から若い娘お君(清水美佐子)を助けたり、ある村では猅々(林家染團治)退治をしたり、大冒険を繰り広げる。

 原作は徳川夢声(脚本:八住利雄)で、P.C.L.と吉本の提携作品だという。金語楼以外は知らないが、林家染團治という人も吉本の人気のある芸人だったのだろうか。
 基本的に柳家金語楼を見せるための作品のようで、序盤からゆる〜いテンポのコメディが展開される。最初は、いくらなんでも現代人が見るにはのんびりしすぎていると思ったが、慣れると段々面白く感じてくるから不思議だ。金語楼のあの喋り方や表情の動きが楽しい。また、撮影の宮島義男(義勇)が工夫したのだろうか、素朴な特撮も多用されている。
 今の人が観てウケるかどうかよくわからないが、古い邦画好きの人ならそこそこ楽しめると思う。私は名前くらいしか知らなかったのだが、岩見重太郎についての知識があればもっと楽しめたかも。(2005/06/30)

松井稔
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