Return to監督別邦画備忘録Top pageHOME PAGE
溝口健二

[1] [2] [3] [4]

新・平家物語 しんへいけものがたり
監督 溝口健二
公開年 1955年
評点[A’]
感想
Amazon
溝口健二 大映作品集Vol.2 1954-1956
溝口健二
大映作品集Vol.2
『近松物語』
『楊貴妃』
『新・平家物語』
『赤線地帯』
「時代を越える溝口健二」
(NHKドキュメンタリー長尺版)

 今日も溝口健二監督の『新・平家物語』を観たのであります!(←なぜ軍隊口調)これは溝口作品というよりも、市川雷蔵主演作品と言った方が通りが良いかも。レンタルビデオ屋でも溝口監督の所ではなく市川雷蔵のコーナーにあったし(笑)。いまだにRAIZO !とか言って人気あるからなぁ。

 昭和三十年(1955)の作品で、カラー2作目。溝口作品の中では評価は高くないけれども、例によって完全主義の時代考証で、なんかスゲー金かかってる感じ。カラー1作目の『楊貴妃』よりも豪華に見えたりして。少なくともNHK大河ドラマあたりよりは出来は良いかも(笑)。妙に絵面が綺麗だったし。
 ストーリー的に少々中途半端な感は否めないかな。エキストラを使った群衆シーンはあるけれども、合戦の場面は無し。溝口はアクションを撮れないから(笑)。ただ、吉川英治の『新・平家物語』を元にした映画はこれ一本ではなく何本か作る予定だったそうだが。

 平清盛を演ずる市川雷蔵が若いっすね。演技も若い(笑)。台詞を懸命に言っちゃってる感じで。まぁ、最初に会社側が鶴田浩二主演と言ってきたのを溝口が拒否して市川雷蔵を推したそうなので、その若さが欲しかったのかな。正直言うと市川雷蔵の映画は初めて観たのだけれども、もっとあとになると演技は上手くなっていったんでしょうね。しかし、この作品のメイクはマユゲが豪快すぎる(笑)。
 それと、平清盛の母親役の木暮実千代のオッパイが妙に気になった(爆)。当時、夏場はあんなに胸元の開く着物を着ていたのかしらん。 (2000/04/12)

赤線地帯 あかせんちたい
監督 溝口健二
公開年 1956年
評点[A]
感想
Amazon
溝口健二 大映作品集Vol.2 1954-1956
溝口健二
大映作品集Vol.2
『近松物語』
『楊貴妃』
『新・平家物語』
『赤線地帯』
「時代を越える溝口健二」
(NHKドキュメンタリー長尺版)

 溝口健二監督の遺作『赤線地帯』(1956年)を観る。いや〜なんつーか、辛口とゆいますか、男がこれ観たらフーゾクとか行く気が萎えるかも(笑)。この映画に対する評にあるように、確かに娼婦たちは多少類型化されている感じもするが、この切り方は紅灯の巷に親しんだ溝口ならではだろう。作品中くり返されているように、国会で売春防止法が審議されている中で斜陽を迎えつつある赤線地帯に捧げた彼なりの挽歌だろうか。
 京マチ子演ずるケバい娼婦役は、楊貴妃よりもハマっていた(笑)。元々派手な顔立ちだし。若い頃の若尾文子は綺麗やね。それにしても、昭和三十一年の日本の貧乏くさいこと。溝口健二が随分と昔に死んだことがわかる。(2000/02/09)

[1] [2] [3] [4]

溝口健二
掲示板 Return to監督別邦画備忘録Top pageHOME PAGE