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森一生

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ある殺し屋の鍵 あるころしやのかぎ
監督 森一生
公開年 1967年
評点[A’]
感想
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ある殺し屋の鍵
ある殺し屋の鍵

 今日は、市川雷蔵主演の『ある殺し屋の鍵』を観た。監督は森一生で、昭和四十二年(1972)の作品。

 表では日本舞踊の師匠をしている殺し屋・新田(市川雷蔵)と、彼に仕事を依頼しながら報酬を奪おうとするやくざ石野(中谷一郎)と荒木(金内吉男)、そして彼らを操る実業家・遠藤(西村晃)と政治家の北城(山形勲)。

 『ある殺し屋』シリーズ二作目。続編ではなく役名と設定が変わっている(原作:藤原審爾/構成:増村保造/脚本:小滝光郎)。ただ、主人公が名前と表の仕事を変えた……ということなのかもしれないが。
 前作と同様、普段は殺し屋らしくない飄々とした雰囲気で、いざとなると鋭さを見せる雷蔵が良い。しかし、彼につきまとうやくざの石野・荒木と女(佐藤友美)に、前作の相当する役を演じた内田朝雄・成田三樹夫・野川由美子ほどのユーモラスさがないので、主人公の新田の魅力もちょっと減ってしまったような気がする。前作と全く同じような設定にするわけにはいかなかったのだろうが。
 その代わり前作よりも全体にハードボイルドな雰囲気で、題名の“鍵”の使い方も面白い。宮川一郎の撮影は相変わらずシャープ。(2004/08/17)

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森一生
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