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西原孝
御存じ右門 護る影(右門捕物帖 護る影) ごぞんじうもんまもるかげ
監督 西原孝
公開年 1943年
評点[B]
感想  今日は、嵐寛寿郎主演の『御存じ右門 護る影』を観た。監督は西原孝で、昭和十八年(1943)の作品。

 幕府の重鎮・松平伊豆守(嵐徳三郎)の下で隠密を務めていた武士が続いて殺され、“むっつり右門”こと近藤右門(嵐寛寿郎)と手下の伝六(原健作)が捜査に乗り出した。その頃、見世物小屋が並ぶ盛り場の一角に、夏菊大夫(大川三鈴)が中で消える“南蛮渡来の地獄箱”と称する怪しげな芸を見せる芸人達がいた……。

 嵐寛寿郎の鞍馬天狗と並ぶハマリ役の“むっつり右門”シリーズの一本。右門シリーズを見たのは初めてだが、むっつりというか“ゆったり右門”という感じで「もうちょっと早く動けば間に合ったのに……」と思ってしまうシーンが一度ではない(笑)。今の目で観ると、前半はもうちょっと脚本を工夫して欲しかったと思ってしまう。テンポもイマイチだし(脚本:伊藤大輔 毛利喜久男)。
 ただし、右門の捜査などによって陰謀が明らかになっていく中盤以降は動きも出てくるし、推理物の面白さも出てくる。終盤は嵐寛寿郎の十手の殺陣と刀の殺陣の双方が観られるようにサービスされている。
 シリアスな役での助演が多い原健作(原健策)がコミカルな三枚目をやるのは珍しいが、意外と良かった。愁嘆場で彼の二枚目的な面が生きているのかも。(2004/08/07)

西原孝
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