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西河克己
俺の故郷は大西部 おれのこきょうはだいせいぶ
監督 西河克己
公開年 1960年
評点[B]
感想  今日は、 西河克己監督の『俺の故郷は大西部』を観た。昭和三十五年(1960)の作品。

 西武開拓時代の名保安官ワイアット・アープの子孫で日本人を母にもつジョージ(和田浩治)は、父の恩人を探して十万ドルを渡すため来日した。恩人はなかなか見つからず、金目当ての暴力団や、なぜか彼を仇と狙うアメリカ人(E・H・エリック)につけまわされる。

 日活の“無国籍アクション”といわれる作品の一つ。富士の裾野で『OK牧場の決斗』の決闘シーンのコピーが展開される西部劇(笑)。音楽のウエスタンのステージが長々と映し出されたり、コントみたいなシーンも多かったり、大作の多い西河監督がジョークとして作ったような1時間強の小品。そういう作品だと思って観れば、楽しい一作。和田浩治はまだ滑舌が今ひとつだが、若者らしさは出ていた。(2003/06/30)

絶唱 ぜっしょう
監督 西河克巳
公開年 1975年
評点[C]
感想
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絶唱
絶唱

 今日は、山口百恵&三浦友和主演の『絶唱』を観た。昭和五十年(1975)の作品で、監督は西河克己。

 山陰地方のある山里の広大な土地を所有する園田家の長男・順吉(三浦友和)と山番の娘・小雪(山口百恵)が恋に落ちた。身分の違いから園田家の当主(辰巳柳太郎)も小雪の両親(大坂志郎・初井言栄)も反対するが、二人は駆け落ちする。しかし、時は戦時中でもあり、彼らの行く道は厳しかった。

 クラシカルな悲恋ものの一作。最初、無邪気な山の娘と言うには山口百恵がちょっと大人っぽいので(特に声がハスキーで色気があるため)少々違和感があったが、中盤から終盤にかけては、それらしく見えた。三浦友和は、いつも通り。
 ラスト、三浦友和が帰ってきたところで切った方が感動の余韻が残ったような気がする。終盤の10分ほどは描きすぎたような……。(2002/04/01)

春琴抄 しゅんきんしょう
監督 西河克己
公開年 1976年
評点[B]
感想
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春琴抄
春琴抄

 今日は、山口百恵&三浦友和主演の『春琴抄』を観た。監督は西河克己で、昭和五十一年(1976)の作品。

 大阪の薬種問屋の娘お琴(山口百恵)は子供の頃に視力を失い、琴・三味線の芸事に打ち込んできた。気難しい彼女は、身の回りの世話をする奉公人・佐助(三浦友和)にも辛く当たるが、そこには誰も知りえない二人だけの世界が生まれていた。

 谷崎潤一郎の同題作品の4度目の映画化。山口百恵は神経過敏な盲人の雰囲気を意外と出せていたと思うが、三浦友和に爽やかな雰囲気が残りすぎていて、最後に余人には理解できない行動に出たのが少々不自然に見えた。お琴に言い寄る商家の若旦那を演じた津川雅彦は、いつもどおりの演技だが雰囲気が合っていた。
 そのうち、田中絹代主演の最初の映画版も観てみたい。(2002/01/13)

西河克己
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