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野口博志
さすらい さすらい
監督 野口博志
公開年 1962年
評点[B]
感想
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さすらい
さすらい

 今日は、小林旭主演の『さすらい』を観た。監督は野口博志で、昭和三十七年(1962)の作品。

 江崎サーカスの空中ブランコ乗り佐竹正二(小林旭)は事故で相方の塚田信吾(上野山功一)を失い、サーカスを辞めて各地を旅していた。たまたま流れ着いた町で笠松(二本柳寛)の用心棒となった正二は、借金の取り立て相手がサーカス団であり、塚田の恋人だった若原美也子(松原智恵子)がそこにいるのを知る。

 小林旭のヒット曲『さすらい』を題名とした作品(原案:西田一夫/脚本:小川英)。『さすらい』という歌自体はもっと前からあったらしい。
 今風のパフォーマンス(キダムとかサルティンバンコなど)ではなくジンタが奏でる『美しき天然』が流れているような古典的なサーカスで、アキラなどが演ずる空中ブランコ乗りの扮装も全身タイツなので、かっこいいかというと正直微妙(この言い回しは好きではないが)なところもある。全体のエピソードも、人情噺的でちょっとべったりしている。
 ただし保存状態が良いカラー画面が映し出す昭和三十年代の光景は郷愁を感じさせるし、空中ブランコのシーンもまずまず巧みに撮られている(撮影:松橋梅夫)。それに、やはりこの頃の小林旭のアクション・風貌・歌は魅力があるので、それなりに楽しめる作品になってはいると思う。(2005/12/05)

野口博志
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