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瀬尾光世
桃太郎 海の神兵 ももたろううみのしんぺい
監督 瀬尾光世
公開年 1945年
評点[B]
感想  今日は、アニメ映画の『桃太郎 海の神兵』を観た。演出(監督)は瀬尾光世で、昭和二十年(1945)の作品。

 サルノら海軍の水兵たちは久しぶりに故郷での休暇を楽しんだ。実は彼らは海軍落下傘部隊の一員で、空挺作戦に参加することになっていたのだ。そして、桃太郎隊長の指揮のもと鬼ヶ島攻撃の激戦が始まる。

 フィルムが終戦時に焼却されたと言われていて、戦後三十余年経って発見された珍しい作品。戦争末期の作品だが、海軍省後援のもとに作られた本格的なアニメ映画になっている。
 序盤は故郷の風景、戦地に舞台が移ってからも中盤までは現地人との牧歌的な交流が描かれている。中盤の『アイウエオの歌』(作曲:古関裕而/作詞:サトウ・ハチロー)の場面は素晴らしい躍動感があり、今の目で観ても楽しい。
 その他は、どうしても時代を感じさせる部分はあるが、当時としては非常に高いレベルのアニメーションだと思う。ディズニーという先駆者はあったとしても。
 終盤に登場する敵のキャラクターが、白人を嘲笑的に戯画化したものなのがちょっと残念だった。戦争末期なので仕方ないが、ここは白人も動物にするなりしてもう少し漫画的にした方が作品の全体のバランスを崩さなかっただろう。(2005/05/21)

瀬尾光世
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