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高坂希太郎
茄子 アンダルシアの夏 なすあんだるしあのなつ
監督 高坂希太郎
公開年 2003年
評点[C]
感想
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茄子 アンダルシアの夏
茄子 アンダルシアの夏

 今日は、劇場アニメ『茄子 アンダルシアの夏』を観た。監督は高坂希太郎で、平成十五年(2003)の作品。

 世界の三大自転車レースの一つ“ヴェルタ・ア・エスパーニャ”を走る一団がアンダルシア地方にやってきた。地元選手ペペ(声:大泉洋)は故郷に錦を飾る形なのに、気分は最悪。こともあろうに元恋人のカルメン(声:小池栄子)とぺぺの兄アンヘル(声:筧利夫)の結婚式の日だったのだ。ペペは、やけ気味にスパートをかけるが……。

 一部で強い支持を受けている漫画家・黒田硫黄の『茄子』の映画化。『もののけ姫』と『千と千尋の神隠し』の作画監督だった高坂希太郎が脚本・監督を務めている。
 原作は未読なのだが、この作品は1つのエピソードだけで成り立っていて、46分ほどの短編としても少々あっさりしているように感じた。ストーリーとしては30分テレビアニメ一本分くらいのものでは。
 映画(アニメ)はストーリーだけではないが、映像表現も小ぎれいにまとまっているという雰囲気で、近年の劇場用アニメとしては傑出したものはないと思う。3D CGの部分は違和感があるし……。また、主演級を演じた芸能人三人のうち『水曜どうでしょう』で人気の大泉洋は『千と千尋』や『ハウルの動く城』に出演しているだけあって、まずまず声優らしい発声と演技ができているが(それでも特別うまいというほどではないけど)、あとの小池栄子と筧利夫はいかにも素人臭い。
 観る人によっては良くできた小品なのかもしれないが、日本人には縁遠いロードレースを扱っているのも一因なのか、個人的に共感できる部分がほとんどない。ロードレースがテーマだったりスペインのアンダルシア地方が舞台だったりするのも、日本人が「かっこいい物」と考える“いかにも”感が漂っているというか……。原作はどうなのだろう。

高坂希太郎
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