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山内鉄也
忍者狩り にんじゃがり
監督 山内鉄也
公開年 1964年
評点[A’]
感想  今日は、近衛十四郎主演の『忍者狩り』を観た。監督は山内鉄也で、昭和三十九年(1964)の作品。

 幕府が外様大名の取り潰しを図っていることを知った伊予松山二十万石・蒲生家の家老・会沢土佐(田村高廣)は、かつて幕府に主家を取り潰された浪人である和田倉五郎左衛門(近衛十四郎)・永長八右衛門(佐藤慶)・筧新蔵(山城新伍)・天野弥次郎(河原崎長一郎)を雇った。蒲生領に潜入した公儀隠密“闇の蔵人”(天津敏)一味と四人との死闘が始まる。

 ジャンルとしては忍者映画に入るかもしれないが、それに対抗する者たちの視点で描いていて、容易に正体を掴めない徹底的に不気味な存在として忍者を描いているのが面白い。彼らと戦う和田倉らも、容易ならぬ敵に対抗するため常軌を逸した手段をとって、蒲生家の家臣たちと観客は唖然とさせられる。大変よく練られた脚本(高田宏治)だと思う。コントラストの強い非常にシャープなモノクロ映像も効果的(撮影:赤塚滋)。
 隠密の首領の天津敏は非常に迫力があるが、ちょっとやりすぎで漫画的というか劇画的になってしまったのが惜しいような気がする。ラストも、もっとアッサリ終わらせても良かったのでは。(2004/02/25)

銭形平次 ぜにがたへいじ
監督 山内鉄也
公開年 1967年
評点[C]
感想  今日は、大川橋蔵主演の『銭形平次』を観た。監督は山内鉄也で、昭和四十二年(1967)の作品。

 博打好きな鳶職人の平次は、亡き父親の仕事の岡っ引きを嫌っていたが、何かと目をかけてくれた親方が殺されたことを知り、父親の跡を継ぐことを決意する。平次は、親方の死が材木問屋の上州屋を狙う“千里の虎”一味によるものであることを見抜き、謎を探る。

 昭和四十一年に始まったテレビ時代劇『銭形平次』の映画版。原作は野村胡堂(脚本:田坂啓・ 山内鉄也)。平次が岡っ引きになるきっかけの話だが、これはテレビ版では描かれなかったのだろうか。テレビの方は未見なのでわからない。
 主題歌を唄っている舟木一夫がなぜか橋蔵以上の良い役で出演したり、お約束的なストーリーやアップの多い絵作りなどテレビ的なところもあるが、展開のテンポが良く、、他の時代劇の主人公と異なり、強すぎない銭形平次のキャラが面白い。平次があまり強くないというのは、原作以来の設定らしいが、大川橋蔵は小柄な優男なので、まさにハマリ役だったと思う。
 平次の理解者である与力役に大友柳太朗。平次の幼なじみ役に小池朝雄。(2003/05/10)

水戸黄門 みとこうもん
監督 山内鉄也
公開年 1978年
評点[C]
感想  今日も、NHK衛星で放映された『水戸黄門』を録画して観た。昭和五十三年(1978)年の作品。監督は山内鉄也という人で、黄門サマは東野英治郎。

 御老公が隠居している水戸の西山荘へ、若侍に姿を変えた娘(栗原小巻)が追っ手に狙われながらやって来た。彼女は加賀百万石の前田家でお家騒動が起こっていることを告げ、助けを求めた。黄門こと水戸光圀と助さん(里見浩太郎)格さん(大和田伸也)うっかり八兵衛(高橋元太郎)たちは加賀へ向かう。
 テレビ版と同じキャストで展開もテレビ的。悪人は一目でわかって小悪人はマンガみたいにコミカルにやっつけられ、テレビのシリーズ放映開始時のスペシャル版みたい。ニセ黄門一行としてハナ肇・植木等・谷啓のクレージーキャッツの面々が、加賀前田家の城代家老として三船敏郎がゲスト出演していて、それだけが映画らしいかな。(2000/10/04)

山内鉄也
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