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やまざきかずお
うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ うるせいやつらすりいりめんばあまいらぶ
監督 やまざきかずお
公開年 1985年
評点[B]
感想
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劇場版うる星やつら リメンバー・マイ・ラヴ
うる星やつら3
リメンバー・マイ・ラヴ

 今日は、やまざきかずお監督のアニメ映画『うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ』を観た。昭和六十年(1985)の作品。脚本は金春智子、キャラクターデザインは高田明美。

 諸星あたる(声:古川登志夫)たちは新たに開園した遊園地「友引メルヘンランド」へ遊びに行き、あたるがマジックショーで信じられない姿にされてしまう。原因を探るラム(声:平野文)は、ルウ(声:鈴木一輝)という少年に連れ去られて姿を消す。それを知った あたるたちは…。

 既存の『うる星』と全く異なる作風だった『ビューティフル・ドリーマー』に続く劇場版第3作。
 異星人であるラムを あたるたち地球人とは異質なものとし、『うる星』の世界を否定的に描いた前作に対し、この作品ではラムは あたるたちにとって無くてはならない存在であり、最後には『うる星』の世界が肯定され、『ビューティフル・ドリーマー』に対するアンチテーゼ的な作品になっているようにも見える。
 ストーリーは、人間の幼少期に対するノスタルジーを基礎としたセンチメンタルな甘〜い感じ。甘いのも嫌いではないけど(笑)。キャラは、いかにも80年代のアニメ絵風。作画監督の土器手司と総作画監督の もりやまゆうじの絵柄のようだ。絵そのもののクオリティは高いが、映像表現は実写的だった前作よりアニメ的になっている。スタッフのロリ趣味全開のオープニング・タイトルは、今観るとチョット引くかも(笑)。
 あたる&ラムがラブラブに描かれ、絵柄も可愛いこの作品は、前作に不満を感じたファンには好評だったのだろう。今でも楽しめるし、アニメとしては、水準以上のレベルにあると思う。しかし、ある意味では、よりマニアックな方向に向かったので、観客を限定するようになってきた面もあるかもしれない。(2000/11/25)

うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー うるせいやつらふぉおらむざふぉおえばあ
監督 やまざきかずお
公開年 1986年
評点[C]
感想
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劇場版うる星やつら ラム・ザ・フォーエバー
うる星やつら4
ラム・ザ・フォーエバー

 今日は、やまざきかずお監督のアニメ映画『うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー』を観た。昭和六十一年(1986)の作品。脚本は井上敏樹&やまざきかずお、キャラクターデザインは高田明美。

 ラム(声:平野文)と諸星あたる(声:古川登志夫)は、面堂終太郎(声:神谷明)やメガネ(声:千葉繁)たちクラスメートと自主製作映画を撮影していた。撮影中、面胴家の庭に生えている桜の老木を切り倒すと、友引町が異常気象に襲われたり、ラムの超能力が弱まる等の異変が起こる。そして、ついにはラムが姿を消し、皆は謎を探ろうとする。

 『うる星』劇場版の第4弾。公開後にテレビアニメも終了したので、サブタイトルが暗示するように一つの区切りとなる予定の作品だったらしい。しかし…。
 作品の舞台として設定されている友引町がストーリーの鍵となっていて、『ビューティフル・ドリーマー』の影響を強く受けているようだが、意余って筆足らずというか、テーマを表現するための構成力も演出力も不足。終盤は支離滅裂で、メカや戦争が出てきたのは制作者が遊んでごまかしたようにさえ見えた。脚本を執筆した2人の意見のすりあわせが上手くいかなかった面もあるらしい。でもねぇ…。
 絵そのものは綺麗なだけに惜しい。ただし、背景は繊細なタッチで素晴らしいけれども、セル画部分と質感が違いすぎて多少の違和感がある。キャラは前作の『リメンバー・マイ・ラブ』よりは少し大人っぽい感じ。作画監督の土器手司の絵柄のようだ。(2000/11/27)

やまざきかずお
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