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平成二年(1990)
死の棘 しのとげ
監督 小栗康平
公開年 1990年
評点[C]
感想
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小栗康平監督作品集 DVD-BOX
小栗康平監督作品集
DVD-BOX(5枚組)
『泥の河』
『伽倻子のために』
『死の棘』
『眠る男』
特典ディスク


 今日は、小栗康平監督の『死の棘』を観た。平成二年(1990)の作品。原作は島尾敏雄の同題小説。

 作家である夫(岸辺一徳)の浮気を知って精神の平衡を失う妻(松坂慶子)。次第に夫も彼女に追いつめられていく。
 う〜ん、こういうの苦手…。前衛演劇みたいに2人で顔をつきあわせて問答する前半はひたすら退屈だし、意図的な棒読みと芝居がかった口調との両極端の台詞回しも違和感ありあり。演出意図がわからない。
 怖いっちゃあ怖いけど、高い評価もあるってのは、個人的によくわからない。カンヌ国際映画祭で審査員大賞を受けたそうな。でも、そういう評価って、異常なものに対する興味に過ぎないんぢゃないか…とさえ思ってしまった。少なくとも私の好みとは異なる作品。(2000/10/25)

3-4x10月 さんたいよんえっくすじゅうがつ
監督 北野武
公開年 1990年
評点[A’]
感想
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3-4×10月
3-4×10月

 今日は、北野武監督の『3-4x10月』を観た。平成二年(1990)の作品。

 草野球チームに入っている、さえないガソリンスタンドの店員・雅樹(小野昌彦=柳ユーレイ)。彼と暴力団との奇妙な対決を描く。
 北野作品の第2弾で、北野監督のオリジナル脚本第1作。前作の『その男、凶暴につき』でも元の脚本をかなり改変しているそうだが。暴力シーンは相変わらずだが、この作品ではハッキリと暴力はギャグに近いものとしてとらえられている。観ている側も笑うっきゃない、といった場面が連発。素直に面白い部分もいくつかはあった。特に、雅樹の相棒役の飯塚実(=ダンカン)と北野武のカラミは最高。
 終盤の構成は、まだ未消化な部分があったように見えた。それに、あのラストシーンは…。主人公の小野昌彦と飯塚実や、チームの監督役の井口薫仁(=ガダルカナルタカ)は、意外と好演。

 しかし、この作品は日本映画史に残る珍題名だなぁ。匹敵するのは『馬鹿が戦車でやって来る』(山田洋次監督)と『エロス+虐殺』(吉田喜重監督)くらいだろうか。(2000/11/15)

平成二年(1990)
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