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平成十年(1998)
ラブ&ポップ らぶあんどぽっぷ
監督 庵野秀明
公開年 1998年
評点[D]
感想
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ラブ&ポップ SR版
ラブ&ポップ SR版

 今日は、庵野秀明監督の『ラブ&ポップ』を観た。平成十年(1998)の作品。原作は村上龍の同題小説。

 もの凄くつまらない。アニメそのまんまの方法で実写を撮ってもアホらしくなるだけでしょう。構成力と演出力の無さを前衛的な手法でごまかしているだけのように見えた。結局、最後の方は「援助交際はやめよう!」というお説教になっているし。何を言いたいんだか。本職の俳優と新人の少女との演技力の差もありすぎ。(2000/11/01)

HANA-BI はなび
監督 北野武
公開年 1998年
評点[A’]
感想
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HANA-BI
HANA-BI

 今日、テレビ東京で午後に放映された北野武監督の『HANA-BI』を観た。実を言うと北野作品をちゃんと通しで観るのは初めて。以前衛星放送で放映された『その男凶暴につき』をチョット観たら、暴力描写に辟易して途中で観るのをやめてしまい、それ以来、北野武監督作品は敬遠していたのだ(笑)。
 『HANA-BI』も好きかと問われれば首をかしげてしまうが、凄い作品だとは思った。やはり天才なんだろうか。脚本もほとんど即興に近いというから、これは勝新太郎と同じやり方だな。あと、作中頻繁に出てくる絵も真似できないと思った。あれがしつこい、という意見もあるようだが。音楽は最初『ナウシカ』入ってるな〜と思ったら、やっぱり久石譲だった(笑)。これも賛否両論あるようだ。

 ベネチア映画祭金獅子賞(グランプリ)か…。邦画でこれを受けたのは『羅生門』(黒澤明)と『無法松の一生』(稲垣浩)ってところだろうか。他にあったっけ。
 溝口健二の『雨月物語』ですら銀獅子賞だからなぁ。その年は金獅子賞該当作が無くて実質的な最高賞だったし、溝口はその前に『西鶴一代女』で演出賞(監督賞)、『雨月』の翌年にも『山椒大夫』で銀獅子賞を受けて3年連続受賞という記録があるけれども。(2000/03/20)

PERFECT BLUE(パーフェクトブルー) ぱあふぇくとぶるう
監督 今敏
公開年 1998年
評点[A’]
感想
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PERFECT BLUE
PERFECT BLUE

 今日は、アニメ映画『PERFECT BLUE』を観た。監督は今敏で、平成十年(1998)の作品。

 所属事務所の社長・田所(声:辻新八)の勧めにより、マネージャー(声:松本梨香)の反対を押し切ってアイドルグループを“卒業”し、女優になった霧越未麻(声:岩男潤子)。実力と事務所の後押しで順調にキャリアを重ねていくが、汚れ仕事もこなす彼女を否定するかのような事件が続発。自分を監視する目を感じた未麻は、恐怖の中で空想と現実の境を見失っていく。

 漫画家としてデビューし、大友克洋などのアニメに参加して頭角をあらわし、近作の『千年女優』や『東京ゴッドファーザーズ』が話題となった今敏(こん・さとし)の初監督作品。
 原作(竹内義和)があるものの、かなり脚色されているらしい(脚本:村井さだゆき)。今監督の作品を観るのは初めてで、空想と現実の切り替え方が途中ワンパターンに感じて脚本に一工夫欲しいと感じたけれども、主人公が追い込まれていく終盤の緊迫感と映像表現は素晴らしい。ただ、裸や暴力シーンがたっぷりなので、途中かなり不快感がある。ストーリー的に必然性があり、全体としての完成度は高いので悪印象は残らないが。
 夢(非現実)と現実の交錯というのは近年の日本製長編アニメーションに流行しているテーマのような気がするが、この作品での表現は演出者の力量を感じさせられた。リアルタッチの画風だが、アニメならではの表現もあるのも良い。のちに実写化されたそうだが、どんな感じになったのだろうか。
 この作品は海外の方が評価が高かったらしい。確かに、こういうアニメは今のところ日本製しかないだろう。(2004/05/03)

平成十年(1998)
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