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銀座カンカン娘 ぎんざかんかんむすめ
監督 島耕二
公開年 1949年
評点[A’]
感想
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栄光の新東宝映画傑作選 銀座カンカン娘
新東宝映画傑作選
銀座カンカン娘

 今日は、 島耕二監督の『銀座カンカン娘』を観た。昭和二十四年(1949)の作品。

 身寄りを無くして親の知人の家に居候する春子(高峰秀子)と秋子(笠置シズ子)。その家の主人・新笑(古今亭志ん生)は落語家を引退して家計が苦しいのを知った二人は、偶然知り合った白井(岸井明)と組んで銀座の流しとして歌い始める。

 この主題歌(作曲:服部良一/作詞:佐伯孝夫)が大ヒットした作品。前半は台詞部分が歌になってたりして驚くが、面白いことは面白い。高峰秀子は歌もまずまず上手いし、笠置シズ子と灰田勝彦(春子たちと同居している新笑の甥)の歌はさすが本職。
 それと、途中までは単なる脇役だった古今亭志ん生が終盤に大活躍、というか暴走に近い独演を始めて圧倒的に強い印象を残す。エンドタイトルの出し方が洒落ている。(2004/01/04)

金融腐食列島 呪縛 きんゆうふしょくれっとうじゅばく
監督 原田眞人
公開年 1999年
評点[B]
感想
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金融腐蝕列島 呪縛
金融腐蝕列島 呪縛

 今日は、原田眞人監督の『金融腐食列島 呪縛』を観た。平成十一年(1999)の作品で、原作は高杉良の『金融腐食列島』と『呪縛 金融腐食列島II』。

 日本を代表する大銀行の朝日中央銀行が、総会屋を初めとする裏社会に対する不正融資で検察庁の捜査を受ける。北野浩(役所広司)たち中堅行員4人は調査委員会を作って銀行の改革に乗り出す。北野の妻(風吹ジュン)の父でもある銀行の大ボスには仲代達也。
 行員たちの活躍が、実にスピーディかつカッコ良く描かれていて退屈はしなかった。構成も、ストーリーの展開がわかりやすく破綻が無い。ただし、テンポが良すぎて問題がアッサリ解決しすぎ、少々きれい事すぎて彫り込み不足のような感じはした。最後は台詞とナレーションで展開させちゃって、あららという感じだし。尺数がもう少し長めでも良かったかも。
 俳優の演技は今の映画にしては良かったが、検事と特に女性キャスターのキャラクター作りがチョット類型的すぎてイヤミに見えるかもしれない。
 でも、最近の邦画としては、当たりだと思う。これなら映画館で観ても良かったなぁ。私が映画館に行くとハズレのことも多いから(笑)。(2000/11/04)

銀嶺の果て ぎんれいのはて
監督 谷口千吉
公開年 1947年
評点[C]
感想
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銀嶺の果て
銀嶺の果て

 今日は、谷口千吉監督の『銀嶺の果て』を観た。昭和二十二年(1947)の作品。

 銀行を襲って大金を奪った野尻(志村喬)・江島(三船敏郎)・高杉(小杉義男)の三人組は、長野の温泉地に逃れる。そこからさらに山奥に入った野尻と絵島は山小屋で、その主の爺さん(高堂国典)と孫娘(若山セツコ)、そして登山家(河野秋武)といった自分たちの正体を知らない人々と同宿することになる。

 三船敏郎の初出演作として知られる作品。現在残されているプリントは最初のタイトルに『銀嶺の果て(新版)』と表示されるように再公開時のものなのか、出演者としては三船敏郎の名が最初に出る。しかし、主役は志村喬。この作品の三船敏郎は凄いハンサムだが単なる悪人で、のちの黒澤作品におけるような厚みは無い。志村喬の演技はオーバー気味だが上手い。
 この作品の脚本は黒澤明による。しかし、演出がオーソドックスで映像的にも目新しいところは無いので、黒澤監督作品とは印象が異なる。(2001/12/14)

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