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ゼロの焦点 ぜろのしょうてん
監督 野村芳太郎
公開年 1961年
評点[C]
感想
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ゼロの焦点
ゼロの焦点

 今日は、野村芳太郎監督の『ゼロの焦点』を観た。昭和三十六年(1961)の作品。

 広告会社の金沢出張所の社員・鵜原憲一(南原宏治)が新婚7日目で姿を消した。新妻の禎子(久我美子)は彼を探すため金沢に赴くが、憲一の金沢での生活は謎に包まれていた。そのうち、憲一の兄(西村晃)などの関係者も行方不明になり、謎が深まる。

 松本清張の原作・橋村忍と山田洋次の脚本・川又昂の撮影と、のちの『砂の器』と同じ顔ぶれによる
作品。
 失踪した人間の謎解きで、まさにサスペンスというか推理劇の王道ストーリー。しかし、久我美子はこういう役に合っていないように見えた。また、のちの野村芳太郎作品に見られる悲劇の背後にある“昭和”の暗さの描写が足りないように感じられ、松本清張作品につきものの“わけあり”の犯人のその“わけ”にもう一つ観る側の胸に迫るものが足りないような気がした。かつての“裏日本”(今では禁句?)の描写はまずまずできていたのだが。昔の鉄道や駅の雰囲気がいい感じ。(2003/04/13)

セロ弾きのゴーシュ せろひきのごうしゅ
監督 高畑勲
公開年 1982年
評点[B]
感想
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スペシャルコレクション セロ弾きのゴーシュ
スペシャルコレクション
セロ弾きのゴーシュ

 今日は、アニメ映画『セロ弾きのゴーシュ』を観た。監督は高畑勲で、昭和五十七年(1982)の作品。

 田舎町の楽団のチェロの一員であるゴーシュ(声:佐々木秀樹)は、練習で指揮者(声:雨森雅司)に怒られてばかり。演奏会へ向けてすっかり自信を失っていたが、夜一人で練習しているところに猫(声:白石冬実)や郭公(声:肝付兼太)や子狸(声:高橋和枝)などの動物たちが訪れてくるようになって……。

 原作は宮沢賢治の有名な作品(脚本:高畑勲)。題字を宮沢賢治の実弟の宮沢清六(2001年に逝去)が書いている(監修も担当)。
 主人公が動物相手に過ごす場面がほとんどなため、人間同士のふれあいや葛藤で人間が変化・成長していくという高畑演出アニメの特徴は見られない。一応動物キャラも人語を喋って会話をするが。ただし、その対話によってではなく動物相手にチェロを演奏すること自体でゴーシュが何かを得ていく過程はよく描き出されていたと思う。
 のちの劇場用アニメと比べてしまうと映像的に傑出したところはないし、全体に少々あっさりした印象だが、原作のイメージを崩さない小佳作という印象。動物キャラのキャラクターデザインが過剰に擬人化されておらず好印象(キャラクターデザイン:才田俊次)。(2004/09/12)

戦国群盗伝(戦國群盜傳/戰國群盜傳) せんごくぐんとうでん
監督 滝沢英輔(瀧澤英輔)
公開年 1937年
評点[A]
感想  今日は、滝沢英輔監督の『戦国群盗伝』を観た。昭和十二年(1937)の作品。

 時は戦国時代。関東の北条氏の支配下にある土岐氏は上納金を献上することになった。土岐氏の長男・土岐太郎虎雄(河原崎長十郎)が率いる一行を野武士の一団が襲うが、野武士の一人の甲斐六郎(中村翫右衛門)が金を持ち逃げしてしまう。さらに土岐氏のお家騒動もからまり、事態は意外な方向へ進む。

 滝沢監督も一員であるグループ“梶原金八”(その他のメンバーは稲垣浩や山中貞雄など)による脚本の映画化。原作として三好十郎の名があるが、それは翻案で原案はシラーの『群盗』だそうだ。知らーんかった(←ダメ)。
 主人公の甲斐六郎というキャラクターが魅力的。力とユーモアを兼ね備えた好漢を演ずる中村翫右衛門も実に良い。中盤の演説シーンの口跡の良さは歌舞伎出身としても見事だと思う。もう一人の主人公といえる土岐太郎の河原崎長十郎も良い。主人公クラスだけでなく脇の野武士なども個性的で、集団ドラマの面白さも併せ持っている。
 展開がスピーディで山場が何度もあり、山田耕筰作曲の音楽も盛り上げてくれる、娯楽性の高い快作。
 また、エンターテインメント性だけでなく、支配者の大名に対する野武士という構図も描かれて思想的な要素も匂わせている。それが前進座の持つ思想に合っているためか、いつも以上に一座の面々が生き生きと演じているように見えた。

 この作品、今観られるのは101分の総集編だが、本来は前編と後編合わせて141分ほどあったらしい。しかし、総集編でも不自然なところは感じられなかった。(2005/09/19)

戦国時代(戰國時代) せんごくじだい
監督 松田定次
公開年 1937年
評点[A]
感想  今日は月形龍之介主演の『戦国時代』を観た。監督は松田定次で、昭和十二年(1937)の作品。

 戦国時代、半農半漁の村で平和に暮らしていた次郎(月形龍之介)は、突然やってきた軍勢に連れ去られ、その一員にさせられてしまう。あとに残された恋人のお菊(月宮乙女)は蓮如上人(月形龍之介二役)のもとで暮らすが、過酷な運命は彼女らにも降りかかる。

 この作品、あまり知られていないが、冒頭の軍勢が村を襲うシーンから力強い映像の連続で驚かされた。戦前の作品にしては比較的映像がシャープなのが幸いしているのかもしれないが、とにかく全体にパワフルな絵作り(撮影:大塚周一)。特にモブシーンと移動撮影が巧みだと思った。
 戦国時代は民衆が常に酷い目に遭わされていたという史観は、今では少々古いものかもしれないけれども、過酷な運命に直面した人間の様相がよく描き出されていたと思う。爽やかな若者と高僧の二役を演じた月形龍之介が素晴らしい。昭和十二年の作品だが、まだ多少“傾向映画”の影響が残っているような感じもした。
 ただ、かなり欠落部分があるのが残念。もっと良い状態のものを観てみたい。(2002/11/04)

戦場のメリークリスマス せんじょうのめりいくりすます
監督 大島渚
公開年 1983年
評点[超A]
感想
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戦場のメリークリスマス
戦場のメリークリスマス

 今日は、大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』を観た。昭和五十八年(1983)の作品。

 1942年末、ジャワ島の軍事法廷にイギリス軍のセリアズ中佐(デビット・ボウイ)が送られてくる。捕虜収容所所長のヨノイ大尉(坂本龍一)は彼に興味を抱き、自分の管理する収容所に入れる。彼によって捕虜収容所の何かが変化し、ヨノイ大尉と収容所の秩序を維持しようとするハラ軍曹(ビートたけし)と日本文化を解する捕虜のローレンス中佐(トム・コンティ)たちは、それに巻き込まれざるを得なくなる。

 公開当時、デビット・ボウイと坂本龍一、そしてビートたけし(北野武)という異色のキャスティングが大きな話題となった作品。音楽も担当した坂本龍一は音楽家としても俳優としても世界的に有名になり、ビートたけしも、のちに映画監督になるきっかけとなった。また、この作品は「男たち、美しく」というキャッチコピーが示すように、同性愛が前面に打ち出されたことでも話題となった。
 話題性の高かった作品だけに批判も集まり、難解と言われることが多いが、これは感性で観る作品だと思う。個人的には、セリアズとヨノイよりも、ハラとローレンスの交流に惹かれた。また、映像的にも見るべきものが多く、特に収容所の庭に捕虜たちが全員集合させられるシーンは、夢の中の情景のように見えた。そして、有名なラストシーンは最高。実は、今のところ邦画の中では最も見た回数の多い作品。

 数年前に出たDVDを買ったが、画質がイマイチなのが残念…。(2001/11/25)

戦争と平和(戦爭と平和) せんそうとへいわ
監督 山本薩夫・亀井文夫
公開年 1947年
評点[C]
感想  今日は、『戦争と平和』を観た。監督は山本薩夫と亀井文夫で、昭和二十二年(1947)の作品。

 戦時中、人妻の町子(岸旗江)は夫の健一(伊豆肇)が戦死したとの報を受け、子供を抱えて途方にくれる。そんな時、町子と健一の幼なじみである康吉(池部良)と再会し、町子は彼と再婚する。しかし、実は死んでいなかった健一は復員してきて、夫婦になった町子と康吉を見てしまう。

 “社会派”監督の二人が組んだだけあって、今から観ると娯楽性の無さは見事なほど(笑)。確かに当時は実際にあったことかもしれないし、当時の社会の一段面を忠実に描いているのだろうが、不幸のオンパレードを見せられつづけるのはちょっとしんどい。充分エピソードで語られているのに、健一が演説してしまうのはくどいし。
 それで映像で観るべきものがあれば良いのだが、それも画面が暗く、人物のアップが多いので重苦しい。ただ、輸送船が沈むところと空襲のシーンは、東宝の作品だけあって当時の作品にしてはリアル。(2002/05/02)

千と千尋の神隠し せんとちひろのかみかくし
監督 宮崎駿
公開年 2001年
評点[A]
感想
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千と千尋の神隠し (通常版)
千と千尋の神隠し
(通常版)

 今日は、宮崎駿監督のアニメ映画『千と千尋の神隠し』を観た。平成十三年(2001)の作品。

 家族で八百万の神々の世界に迷い込んだ千尋(声:柊瑠美)は、豚にされてしまった両親を助けるため、湯屋“油屋”を支配する湯婆婆(声:夏木マリ)の下で働き始める。そこでは釜たきの釜爺(声:菅原文太)や同僚のリン(声:玉井夕海)、美少年のハク(声:入野自由)らが千尋を助けてくれ、カオナシや巨大な赤ん坊“坊”(声:神木隆之介)などとの不思議な出会いもあった。

 2001年に公開された宮崎駿作品最大のヒット作にして、現在のところ日本で公開された映画として最大の観客動員数を誇る作品。アニメ技術の一つの到達点を示すような作品で、とにかく映像が凄い。3D CG的な絵もあるが、あまり違和感無く融和させることに成功していると思う。アニメは実写を模倣するよりも、やはりこの作品のようにアニメ独自の世界を作り出すことを目指すべきなのかもしれない。
 主要キャラや八百万の神々は神というより水木しげる的な妖怪っぽい。食い物屋の街並みなどの世界観は純和風ではなくかなり中国的でもあり、こういうのは西洋人にウケるかもしれない。海外公開されたので、それを狙っていたのだろう。

 内容的には、働かざるもの食うべからずというか、いわゆる3Kの仕事でも自分の任務はきちんと果たせというような、ちと説教っぽいものも臭ってきたり、いつもの自然保護的なメッセージもあるが、作品のテーマはそれにとどまらず、少女(人間)が成長するために必要なことを伝えようとしているようだ。また、空想の世界にとどまりつづけてはいけない、というアニメ作家としての観客(特に子供たち)への忠告もあるのかな? しかし、この作品は過去作と比べると表現が直接的ではなく、かなり象徴的な感じがする。それゆえ、難解という評もあるようだ。
 メッセージ性は強いような気がするけど、それはそれで置いといて絵や物の怪的なキャラクターを楽しんで観ても良いのかも。ただ、やはりかなり狙って作った作品だな、という気もする。日本映画史に残る作品であることは確かだが。(2003/01/24)

千年女優 せんねんじょゆう
監督 今敏
公開年 2002年
評点[A]
感想
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千年女優
千年女優
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千年女優 コレクションBOX (初回生産限定版)
千年女優
コレクションBOX
(初回生産限定版)

 今日は、今敏監督のアニメ映画『千年女優』を観た。平成十四年(2002)の作品。

 三十年以上前に引退して隠棲した伝説の映画女優・藤原千代子(声:折笠冨美子・小山茉美・荘司美代子)。“銀映撮影所”閉鎖記念のドキュメンタリーを製作している映像プロダクションの社長・立花源也(声:飯塚昭三・佐藤政道)と若いカメラマン井田恭二(声:小野坂昌也)が彼女の家を訪れると、珍しくインタビューに応ずるという。二人は、今や七十を過ぎた千代子が語る追憶の中に引き込まれていく。

 今監督の『PERFECT BLUE』に続く監督第二作目。前作の現実と非現実の交錯というモチーフはさらに発展し、その二つの世界の間を切り替えるのではなく、時空を越えて自由に行き来するような表現になっている。
 非常に大まかな粗筋は上記の通りだが、ヒロインの語る映画遍歴と日本史とが交錯するストーリーは、なんとも形容しがたい。しかしこの作品は説明無用、映像とノスタルジーの乱舞に我を忘れるべき作品だろう。
 経歴や住んでいる場所(緑とクリーム色に塗られた電車が走り、最近閉鎖された映画撮影所が近い……)が示すようにヒロインは原節子を土台にしているが、さらに山田五十鈴・田中絹代・高峰秀子など映画全盛期を彩った名女優たち全ての出演作を連想させるようなオマージュにあふれている。あの『新しき土』に始まって『晩春』『蜘蛛巣城』『我が青春に悔いなし』『無法松の一生』『君の名は』『青い山脈』『ゴジラ』などなど……。
 この過剰なオマージュと映画撮影所閉鎖記念という設定は、現在では失われた古きよき日本映画に対する鎮魂歌か? と一瞬思ったが、主人公が懸命に“走る”モチーフの反復や賛否両論分かれたという最後の台詞はアクティブなものであり、もしかしたらアニメーション映画という形で日本映画の本流を継承し、新たなものを作っていこうという監督の意思表明かもしれない、とも思った。
 確かに最後の台詞はストーリーの流れにこだわると釈然としないかもしれないが、ヒロイン(=日本映画界?)が単に運命に流されているだけではなかったことを表わしているものとして私はなんとなく納得できた。

 難解なストーリーと、オマージュに溢れていてアニメファンではなく、むしろ普段アニメを観ない邦画ファンが観るべき作品になっているのが賛否両論を巻き起こしたのだろうか。とにかく日本映画を愛する人々全てに観てほしい。あくまで理屈ではなく感覚で受け止める一作だろう。一時間半弱という短さなのに大作を観たような印象を与えられた。

 第5回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門大賞受賞とか海外でもいくつかの賞を受けているそうだが、その割りにはあまり人の口に上らなかった作品という印象だ。実際、私もテレビCMは記憶しているものの、映画館では観なかったし……。もっと邦画ファンに観られて良い作品だと思う。お勧め!(2004/05/07)

千利休 本覺坊遺文(本覚坊遺文) せんのりきゅうほんかくぼういぶん
監督 熊井啓
公開年 1989年
評点[A’]
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千利休
千利休

 今日は、熊井啓監督の『千利休 本覺坊遺文』を観た。平成元年(1989)の作品。

 江戸時代初期、数少なくなった戦国生き残りの織田有楽斎(萬屋錦之介)は、利休の高弟だった本覺坊(奥田瑛二)に千利休(三船敏郎)の死の真相を問いただそうとする。本覺坊は、利休と彼に関わる太閤秀吉(芦田伸介)・古田織部(加藤剛)・山上宗二(上條恒彦)などの追憶を語る。

 井上靖の『本覺坊遺文』の映画化(脚本:依田義賢)。ほぼ同じ時期に勅使河原宏監督の『利休』が公開され、競作の形になった。
 私は、映画化されたあとに原作を読んだことがあって(映画を観たのは今日が初めて)、これを映像化するのは難しいだろうな……と思っていたし、なぜ“社会派”の熊井啓監督? という感じもしたが、映画は原作をかなり独自に解釈し、非常に独特な作品になっている。
 原作では秀吉が利休に切腹を命じた理由は、秀吉の戦国乱世の大名としての荒々しい気性がそうさせたのではないか、と推測されていた(ただし記憶は曖昧)。対して映画では、少し違った方向に解釈し、さらには利休およびその周りの人間たちが切腹によって死んでいったことに注目し強調している。登場人物が皆、座ってばかりだし女性が一人もいないので、面白い作品というのとは違うが、妙というか異様な力を感じさせられる一種の怪作かもしれない。
 そうそうたる顔ぶれの中で奥田瑛二は頑張っている。千利休の三船敏郎は、戦国大名みたい。これが最後の映画出演となった萬屋錦之介が凄い。濃い演技だが、威厳があって織田信長の実弟という雰囲気をかもし出し、ラストも大熱演でさらっていく。
 好き好きはあると思うが、とにかく個性的な作品。(2003/01/20)

千夜一夜物語 せんやいちやものがたり
監督 山本暎一
公開年 1969年
評点[C]
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千夜一夜物語
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虫プロ・アニメラマ DVD-BOX (千夜一夜物語 / クレオパトラ / 哀しみのベラドンナ)
虫プロ・アニメラマ
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千夜一夜物語
クレオパトラ
哀しみのベラドンナ

 今日は、アニメ映画の『千夜一夜物語』を観た。監督は山本暎一で、昭和四十四年(1969)の作品。

 バグダッドへ行商に来た水売りアルディン(声:青島幸男)は、市場で売りに出されていた美しい奴隷女ミリアム(声:岸田今日子)に一目惚れ。彼女をさらって逃げ出したのがきっかけで、世にも不思議な大冒険を始めることになった。

 虫プロダクション製作の長編アニメ第一弾で、大人向きのアニメという意味で“アニメラマ”と称している。手塚治虫が製作総指揮で、構成・脚本の一人としても名を連ねている(他に深沢一夫・熊井宏之)。また、作画スタッフにも出崎統・杉井ギサブロー・杉野昭夫といった、のちの大物たちの名が見える
 大人向けということで官能的な描写がある『アラビアンナイト』を題材にしたとしても、エロ描写が多すぎる。大人向けすなわちエロというのは安易ではないだろうか。それほど当時のテレビアニメでは性的な表現に対する制約が強くてスタッフたちは鬱憤が溜まっていたのかもしれないが。
 象徴的に性交を表現する描写など時々面白いところもあるものの、エロ場面が多すぎて食傷する。129分ほどの長編作品だが、余計な部分をカットしたら90〜100分くらいになるのでは。
 その他の部分も、イメージシーンや実写との合成など意欲的に実験的手法を取り入れている。しかし、その後のアニメ技術の進歩によって、現代人の目で見ると、それほどのものとも思えなくなってしまったのは、いたしかたないだろうか。

 主演の青島幸男は意外なほど、飄々とした語り口で風来坊の主人公を好演している。岸田今日子以外にも芥川比呂志・小池朝雄・小池朝雄など演劇人が参加しているのは良いとして、遠藤周作・吉行淳之介・北杜夫・小松左京・大宅壮一ら多数の作家・文化人たちまでカメオ出演しているのは、“高級”な文化に対するアニメ・マンガ界の劣等コンプレックスを表しているような気がするが……。(2005/02/11)

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