QUAD 66CD 66PRE 606POWER

リモコンにフル対応したQUAD 66シリーズ

My First QUADは66CD。

大学時代に分不相応に入手したTANNOYのスタジオモニターを契機に、アンプもCDPも英国製のものに切り替わっていった。 国産アンプを英国サイラスのプリメインに置き換えたのに続いて、CDPをSONY製のものから、QUADにしたのだ。

66CDは、初期のPhilips/Marantz系 CDPの代表的なデバイスの、TDA1541A+SAA7220BPによる16bit 4Fs構成のものだ。 TDA1541に関しては、QUAD社による選別品との事で、QUADのシールが貼られていた。

66CDのの中身はPhilipsの標準基板である。日本国内で販売されていたマランツでいうと、CD-50/60/80あたりと同じもの。 たしか、マッキントッシュの最初のCDPも同じ基板を使っていたはずである。 勿論、メーカーごとに一部の部品の選別、特殊仕様により音のチューニングは行われているのだろう。

音質は、当時のマランツやフィリップスのCD Playerの音を知っている人にとっては、 同傾向で説明不要ではないかと思う。相対的に強度の高い小さめの筐体に入っていたからか 音質はしっかりしたものであった。聴感上の高域、超低域の伸びはそれほどでもなかったが、 バランスの取れた良質のもので、真空管アンプなどに組み合わせる為のサブシステムとして 2台目を入手したくらい気に入っている。なお、66CDの後継には、デバイスが変更された67CDが発売されている。

66CDの操作系は66系に共通することだが、本体では何も出来ない。66CDには、電源ボタンと CDトレイのエジェクトボタンのみがついている。ところが、良く考えられていて、 トレイにCDを入れて、かるく押し込むと、自動的にCD再生が始まるのだ。 私は、普段、レコードの曲順を入れ替えて聴くようなことを殆どしないので、 殆ど、リモコンのお世話にならずに済んだ。 さすがに、QUAD社も思い切り過ぎたと思ったのか、後の77系では、アンプやCD Playerでも 本体に必要最小限の操作ボタンを取り付けている。

66プリと606パワーは同時に導入した。リモコン付きのアンプは、国産品を使っていたことがあるが、 66プリの専用リモコン 66コントロールパネルの操作性のよさは感激だった。今でも殆どのアンプの リモコンは、音量UP/音量DOWNボタンだが、66Control Panelは、音量調整ツマミがリモコンにも搭載 されているのだ。

優秀なTILT CONTROLER

音が悪くなるので、以前はほとんど使わなかったトーンコントロールについても、 QUADのTILTフィルターは中域特性を変化させずに低域、高域特性のみを上手くコントロールする。 この機能より、音質を大きく変化させずに、帯域バランスをうまく調整することが出来る。

また、高域、低域の段階的なカット機能もついていて、アナログのヒスノイズ、ワウフラッター。もしくは スピーカーの再生帯域バランスの調整なども自在にこなすことが出来る。本来、プリアンプとは、この様に 高機能であるべきではないだろうか。

私は、このアンプをつかって、QUADのコンデンサ型、タンノイの30cm同軸、ROGERS LS-3/5Aと、 多種多様なスピーカーを鳴らしたが、そのどれも破綻無く、バランス良く鳴らすことが出来た。 たしかに、解像度やレンジなどに注目すると、欲が出てくるところもあるのだが、バランスの 良さや、音楽を聴きやすく、楽しく再生してくれる良さは、QUADの優れた点と思う。

現在、この66系のシステムは、ROGERS LS-3/5Aと組み合わせて、私の実家のリビングで両親が使用している。 操作性が非常に判りやすく出来ているので好評だ。

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