AIRBOW 波動ツィーター CLT-1 の 紹介

AIRBOW CLT-1について

CLT-1は、超高域を追加するスーパーツィータというよりは、従来のスピーカーの音の立ち上がりの欠落部分を付加する、 付加ツィータとして動作する。(ただし、特性は20kHzまでフラットに伸びている)

発音方式は英国NXT社が開発した、NXT方式を採用している。 同方式は、日本国内ではAUTHENTIC社がライセンスを取得しており、Hifi用途以外では、NECのパソコンや 携帯電話の発音方式などに利用されている。 NXT方式は、振動板の最適点を駆動することにより、振動板全体を効率的に振動させ“分割振動”を用いて 効率的に音を出す方式で、その最適点を計算する方法がNXT社の特許とのことである。

波動というと、最近、オカルト系オーディオアクセサリーに 多用されている言葉だが、本来は純粋な物理学用語の波動なので、誤解なきよう。

CLT-1の特徴

CLT-1の振動板は、織ったカーボン繊維を樹脂で固めた物が採用されている。充分な強度があり、 固有の響きが少ないこの素材が、音質に大きく寄与しているようだ このカーボンパネルの在庫切れによりCLT-1は生産完了となったそうだ。 CLT-2の開発時にこれに変わる振動板を探すのにはずいぶん苦労したと聞いている。

アクチュエーターの背面に重量級の重りを配置し、振動板の振動の反作用を相対的に吸収することにより、 高音質化を図っている。

CLT-1は、ネットワークを内蔵しているので、手持ちのスピーカーとパラレルに接続するだけでよい。 アッティネーターは内蔵していないが、高域の追加を目的としたスピーカーではないので、 アッティネーターによる調整は必須ではない。 ただし、能率が非常に低いスピーカーと組み合わせる場合は、アッティネーターを追加するなどの工夫が必要になるだろう。 高能率なJBLのシステムと組み合わせても効果が確認できたそうなので、単に音量レベルを合わせることだけが 重要ではないらしい。

さて、CLT-1を手持ちのスピーカーに付加すると、どのような変化が期待できるのだろう?

結果としてスピーカーの音楽性を大きくアップさせる。

この種の製品は他には無い為、実際に体験してみないと効果が実感できないと思いうが、 今所有しているスピーカーの音質アップを考えている人は、機会を見つけて、CLT-1(後継機種のCLT-2)の 効果を体験してみることをお勧めする。

私はQUADのESL-63Proと組み合わせて使用しているが、ダイポール型の指向性をスピーカー同士、 特に相性が良いのかもしれない。

現在は、CLT-1の後継モデルのCLT-2と、AV用に1本売りもする廉価版モデルのCLT-Theaterが販売されている。

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