Telefunken 6x9inch. 楕円タイプ スピーカー

スピーカー端子は、実験用に取り付けていたもの。

ビンテージフルレンジだと、日本では業務系のWallユニット(ALTECの755や409の系統)の 人気が高いようだが、最近は、ドイツ製のフルレンジスピーカーも人気が出てきたようで、良いことだと思う。 これらのスピーカーはホームユースを意識して設計されたもので、家庭内で音楽を聴く為には 非常に優れた性能を持っている。

このスピーカー、テレフンケンと言う名前を聞かなければ、ただの安物に見え、 よい音が出るとは、思えないのではないだろうか?

ところが、非常に音楽性の高い、反応の良い音を聞かせる。 聴感上のレンジも非常に広い。1950〜60年代の古い資料を読むと、アメリカのFM放送の帯域は上が10KHz、 欧州が15KHzと欧州のほうがワイドレンジ。 当然、ラジオ用のスピーカーもより広帯域のものが必要とされたのである。

非常に軽い振動系を用い、絶妙なバランスをとったスピーカーであり、 強力な磁石と頑丈なフレームの物量投入型とは違う文化の元に発達したものだ。 私は、究極のハイファイフルレンジスピーカーの称号を、これらドイツ系の楕円型に与える。

Telefunken, Grundig, Lorenz, Isophon などがドイツ系のスピーカーユニットの 代表的メーカーである。楕円型ユニットは、英国EMIなどにも見られるが、 ドイツ系とはまったく設計思想が異なるのが面白い。

2003-08-09追記

ドイツは、かなり早い時期から今で言うところの3Dシステムを採用していた。 したがって、ある大きなのユニットは、フルレンジに見えて、ミッドハイである場合が多い。

最近、Yahooオークションでもミッドハイユニットをフルレンジと称して売っているのを 良く見かける。 売り手に知識が無いのだろう。見分け方が分らない人は、信用できる業者から購入するのをお勧めする。

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