HOW TO USE ESL

QUAD ESLを鳴らすアンプ

友人宅のMartin Logan CLSやApogee Duetta等と比べると、プレナー型の中では、かなり駆動しやすいアンプと思う。 よほどのことが無ければ、アンプの保護回路を働かせるようなことはないだろう。 WebMasterも6畳間でのニアフィールドリスニングではあったが、出力数Wの真空管アンプで楽しんでいる時期があったし、 洒落で39800円アンプで鳴らしても、特に破綻はしなかった。

超低インピーダンス負荷や、大出力アンプは不要なので、その分のコストを純粋にアンプの音質に向ける必要がある。 アンプの音質には敏感なので、正確な音、美音系など、アンプの選択には注意が必要。そういう意味においては、 アンプを選ぶ。自分の再生音のイメージを明確にするべき。

WebMasterは、QUAD 606、EAR 859を経て、現在はAIRBOW TERA Limitedを使用している。 なお、ESL-57とESL-63では、若干、57のほうがアンプをクリップさせやすい印象を感じる。

QUAD ESLのセッティング

生活空間を多少犠牲にしてでも、壁との距離は確保する必要がある。 キャスター付の台を利用して、音楽を聴くときだけ、距離をとるのでも良い。 適切な距離は、自分で音を出しながら確認すること。 音響パネルの類も有効に使えば好結果が得られる。盲点は、スピーカー真下の床。ここにMINI SONEXを敷いた だけで、低域の質に大きな改善が得られた。

特に、高域の指向性がきついので、セッティングには敏感。ツィータの位置(スピーカーの中央)を リスニングポイントに正確に向ける。高さ方向については、スピーカーを持ち上げる、スピーカーを傾ける、 などの対策をとる。 AIRBOWのレーザーセッター があると便利。

インシュレーター類の振動対策は意外と有効である。WebMasterはコーリアンのボードと、鉛粒充填済のArciciのスタンド、J1 Projectのコーン型のインシュレーターを使用している。スタンドによる重量、強度強化は低域の再生に。コーリアンボード やJ1 ProjectはS/Nの改善に効果的だった。

QUAD ESLの強化

ESLの場合、音を出す振動板が、薄い膜である。クーロン力による前面駆動なので、振動板に強度は不要なのだが、 やはりアタック音の再生には若干のデメリットがある。

AIRBOWのNXT方式ツィータ CLT-1 / CLT-2/ CLT-Jr.は確実のその弱点を改善する。 貸し出し視聴サービスがあるので、試してみると良いだろう。 Web Masterの経験では、特にESL-57に絶大な効果を発揮した。

低域は物理的に出ない。80Hzくらいから6dB/oct.で降下するので、サブウーファーによる低域の増強は意味がある。 ただし、普通のウーファーでは、ESL型の反応速度のよい中低域にマッチしない。 Web MasterもY社の定価8万円クラスのものを所有していたが、 これは、想定していた通り、映画の効果音再生以上の用途には使用できなかった。

WebMasterが現在使用しているのが、SA LogicのD-Cube2である。 共振系を使用せず、DSPにより16Hzまで完全にフラットな周波数帯域とメインのスピーカーの音質に 影響を与えない高域遮断特性を得ている。安価ではないが、導入する意味のあるウーファーである。

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