QUAD NEW ITEMS

2003-10-12 ハイエンドショー 2003 ロッキーインターナショナルブースにて。

ESL989/ESL988

写真両端のESL989は、ESL63の後継機。振動版面積を50%増やし低域を改善した。残念ながら、この会場では 試聴スケジュールの問題で、試聴することが出来なかった。

内側はWhafedaleのAirdale。かつて、同名のスピーカーがあったが、復刻版ではない。 日本における取り扱い代理店も同じだが、現在、QUADとWhafedaleは同一資本である。

中央にあるのは、QUAD 22 + IIの復刻版にあたる、QUAD24とII-40。 989の予価は1台 75万円。英国では1998年の発売だが、5年おくれで日本登場となった。

QUAD ESL988。サイズ的に、こちらがサイズ的にもESL63の直接の後継となる。

予価は1台55万円。1990年代ののESL63proの定価がペアで82万円だった。

ネットは989に使われている明るい色など3種類から選ぶことが出来る。この988はVintage仕上げと呼ばれるもの。 この写真だとわかりにくいが1950〜60年代の英国製のスピーカーのネットに雰囲気が似ている。 ESL63にESLのブロンズタイプを重ねたようなイメージ。

天板は、989は金属製。これは木製だった。ネットの仕上げと合わせてバリエーションがあるのだろう。

QUAD 44EV 405EV

44+405の復刻版となる予定の44EVと405EV。全くのデモ用で音は出ないそうだ。

44など、どうみても44GYのデットストックそのままに見えるが… とりあえず、44と405の復刻版を出しますよ。との意思表示だろうか?

個人的には、44 + 405が非常に魅力的なアンプであることは認めたうえで、 厳しい言い方をすると、QUADが復刻版ビジネスにあまり注力するのは疑問後ろ向きの感がある。

会場を訪れたファンからは、FM TUNERの復刻の要望も多いそうだが、新規に作れば 20万円以上になるだろうFM TUNERを買う人がどの程度いるか疑問だ。 いっそのことデザインを合わせたインターネットラジオ端末やCSラジオ端末のほうが、意味があると思った。

44、405系を本気でやるのならば、是非、デザインを合わせた44CDか、44DVDを出してほしい。 そうしたら、ちょっとなびいてしまうかもしれない。

(2005-06-21追記)この記事は2003年に書いたが、今だったら、iTunes互換端末など面白いだろう

ESL Elegance

現在、開発中の新型ESL。型番は聞き損ねた。(あとで調べたが ESL Eleganceというそうだ)

QUAD UKのWebも含めて、初見のものだった。

中身は988相当だが、フレームを金属製にするなど機械的強度を強化している。この写真だとわかりにくいが、 バッフル面が軽く傾斜している。ESL63や988とは、ちょっとした違いなのだが、ものすごくかっこよい。

988、989については、ESL63との違いも大きくなく、あまり興味を感じなかったが、こいつのデザインには、 参ってしまった。このデザインで面積の大きなタイプ(ESL989同等?)も用意しているとの事。

このスピーカーは、隣のA&Mのブースに貸し出されてデモに使われていた。 ロッキーのブースのデモの時間には間に合わなかったのだが、A&Mブースで、A&Mの211シングル+ アナログソースでこのスピーカーの音を聞くことが出来た。

基本的にうちと同じ音だったので、おもわずにやけてしまった。まる一日、輸入オーディオショーと ハイエンドショーを回って、いろいろなスピーカーの音を聞いたが、やはり私はQUADのコンデンサ型の 音が好きらしい。

QC-24 QUAD II-forty

QC-2や22のデザインイメージを踏襲する、QC-24。 Phonoボタンはあるが、Phonoモジュールは未実装で、ラインプリ。 1球のバッファアンプらしいが、現在のところ詳細は未公開。

QUAD IIの復刻版のQUAD II-40。

出力球がKT66からKT88に変更になり出力が40Wに増えた。現在の真空管の入手性や スピーカーの能率を考えたら、無難な選択だろう。

真空管のサイズが大きくなったことにより、全体的なサイズが大きくなり、 デザインバランスはオリジナルより悪くなったような気がする。 電源コンデンサは、電源トランスと一緒にケースの中にある。ちょっと残念。

その後のこと

2005年7月現在、44EV, 405EVの続報は聞こえてこない。一方、ロッキーインターナショナルは QUADの99系のアンプの輸入販売を開始していない。このページを作って以来、この2年間、 あえて公開していなかった情報だが、上記の44EVや405EVの写真は、QUAD本社にあったストックを デモ用に展示していただけで、新型機でもなんでもない。単なるデモ機である。 ボリュームつまみの処理がちがってみえるが、ストックのツマミが痛んで いたので、傷の部分もふくめて周辺を削り取ったので、デザインが違って見えるだけである。

QUAD UKのWeb Siteを見ると、 official Quad distributorsのリストに中に、JAPANの文字もROCKEYの名前もない。 どうやら、ROCKEY INTERNATIONALはQUAD本社からは、正規代理店として認められていない ようなのである。以前からこのページに載っていないのは知っていたが、取り扱い開始直後 だったので、仕方ないと思っていた。が、すでに1年以上経過し、QUADのWEB SITEもIAG上に 変更されるなど、何度も更新されていることから、そのように判断した。

QUADの製品ラインナップの中でもESLと、Lシリーズの中でも 11L,12L (他に、21L, 22L, L-Center, L-Subwooferがある)しか扱っていなく、 アンプも真空管アンプのみを扱っており、主力商品である、99系のアンプを扱っていない。 この事からもdistributors(代理店)ではなく、地方の輸入業者(import trader) という扱いなのだろう。日本でメーカーの代理を行う。ということだから、 ごく一部の商品を扱っているだけでは、代理店としては、認められないのだろう。

QUADの前の代理店が力のあるHarman Internationalだったから、比較するのは酷かもしれないが、 取扱商品の件をみても、ロッキーインターナショナルに実力不足の感は否めない。

ロッキーインターナショナルは44系の復刻を望む前にやる事があるのではないだろうか? 勿論、QUAD 99シリーズの輸入である。 99シリーズなら、最近のインテリア雑誌などで特集されるようなインテリアに溶け込む良質な オーディオ機器という位置づけ(今はLINNやB&Oがその位置にあるだろうが)で、 非オーディオマニアにも受けるだろうし、高価なシステムを持っているマニアのセカンドシステム。 入門オーディオセットからのステップアップにもよい。99CDだけに着目しても、 良質な小型CD Playerを求めている人は、私の友人にも多い。

みすみす、儲けられるネタを見落としている気がする。趣味で真空管アンプとESLだけを売りたいので あれば、止めはしないが、そういうスタンスでQUADの代理店モドキの地位に居座られてはたまらない。

復刻44系については、海外Web Siteでも情報を見ることは無く海外のQUAD情報のMailing LISTに 問い合わせても、情報が得られなかった。 これは、ロッキー依頼による企画なのだろうか? もし、代理店ですらない輸入業者が独自の復刻版製造を期待しているとしたら、 それは、酷く滑稽な事ではないだろうか?

その後のこと #2

2005-07-20 QUAD UKのofficial Quad distributorsのリストに中に ROCKEY INTERNATIONALを確認した。 さて、今後ROCKEYは、どのようにQUAD製品を扱うつもりなのだろうか?相変わらず、回顧モードで 復刻品を扱うのだろうか?それは、故ピーター・ウォーカーの最も否定した事だ。彼は生前、何度も QUAD IIの復刻版については、技術の進歩に反すると、否定的な見解を表してきた。

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