シトロエンGSAの7不思議

GSA FR1:逆ぞりフロントピラーの謎
2:ハイドロニューマチックの謎
3:メーターパネルの謎
4:ウィンカーの謎
5:センターピラー上の室内灯の謎
6:GSの基本パッケージレイアウトの優秀さ

7:GSAの人間工学的秀逸さ









1:逆ぞりフロントピラーの謎

GSA_fr_plrシトロエンGSとCXのフロントピラーは、上が太く下が細くなっています。
これがなぜか考えたことありますか?単なるデザインにしては、チョット変だなーと思わない?
その疑問(無理矢理考えさせたみたいだけど)に私が、答えましょう。
なんとかGS(またはCX)に座る機会をみつけて(なかなか座れる人は少ないかも知れないけど)、目の端の方にあるピラーを焦点は前方のまま見てみましょう。気がつくかな?
そうです!ピラーの付け根が遠くにあるように見える気がするのです。
こらは一定の幅のピラーの付け根が数十センチ遠くにあるのと、同じ見え方になるのです。
実はこのピラー、目の錯覚を利用して室内を広く見せている、非常に巧みで深い考えにもとづいているのです。ただの機をてらったデザインではありません。・・・・と思います。

全て私の想像ですが。
いつかシトロエンの技術者に聞いてみたいと思っているけど、かなはぬ夢か。

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2:ハイドロニューマチックの謎

シトロエンに一度でも乗ったことのある人ならよくわかると思いますが、この車は意外と路面の凸凹を忠実に拾います。 けれどもこれには訳があるのです。
ハイドロニューマチックサスペンションは、柔らかいバネと強いダンパーの組み合わせであり、そのエアサスは非常に綺麗な非線形曲線を描き、ダンパーは常にLHMオイルを押し込むので、いつでも新品の乗り心地です。(非線形曲線の利点は、小入力に柔らかく、大入力に硬く対処できる点である。また、コイルバネでの非線形特性はどうしてもスムーズに変化できないらしい)
ただし、バネ定数を弱くしていくと2つの不具合が生じるのですが、このサスペンションは、それらを巧みに打ち消しているのです。つまり、荷重変化による姿勢変化は自動車高調整機能で、発進・制動時の姿勢変化は強力なアンチダイブ・スクォットジオメトリーで、対策しています。
アンチダイブ・スクォットジオメトリーのためには、タイヤを前にストロークしてやる必要があります。しかし、そうすると障害物に向かってタイヤが動くため、路面からの突き上げがとても強くなってしまいます。そのため少し乗ってみただけの人は「乗り心地がいいような気がした」程度で終わってしまうのです。

けれどももしもう一度乗る機会があったら(お持ちの方は今度乗ったとき)胃の重さに注意してみてください。普通うねりや段差がある道路を走ると、ジェットコースターに乗ったときのように、胃は一瞬重くなり、そして、軽くなります。けれどもハイドロニューマチックにはそれがないのです。乗員の胃は常に一定の重さです。しかも、上から下への変化がとーってもスムーズなのです。変化曲線が、まるでサインカーブのような感じです。(普通の車は、とんがり山のカーブ)
また突き上げが強いと感じても、それはお尻がトントン叩かれるだけのこと。ソフトなシートは乗員自身を揺することはしません。また、強力なダンパーはソフトなシートでも身体の揺り返しを一発で止めます。この車のシートとサスペンションはトータルでチューニングしてあるのです。

どうです、少しでもハイドロニューマチックのすばらしさが解りましたか?
ほんと、いいですよ。

※どこかで読んだことがあると思った人がいたら感激。そう、NAVIの'91年12月号のNAVIGATING THE NAVI(P241)に載っているのは私の投書です。

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3:メーターパネルの謎

GSA_metter車を買って5年目ぐらいに、今まで一度もついたことのなかった黄色いインジケータランプがつきました。加速するときによくつきます。しかも、2つのランプがチカチカと交互に点滅するのです。
そうっと加速するとつかないようですので、どこかが接触しかかっていて加速すると接触するのかなと思い、すごーく不安でした。かかりつけの医者(もちろんGSの)に見てもらったのですが、悪いところが見つからない。それ以前に、何のインジケータか解らない。いろいろ聞いてもらったのですが、なかなか解りません。

ある日、その医者から電話がありました。インジケータの意味が分かりました。
それは、実は「エコインジケータ」つまり、負圧インジケータで燃費が悪い運転だよという印だったのです。欧州車には結構多かったらしい。買ったときからずっと壊れていて、何かの拍子に直っただけのようです!
この車、自己治癒力があるようです。
もしかしたら、この車、空を飛ぶ装置が付いているけどただ壊れていて、いつの日か突然直って空を飛べるようになるんじゃないか、と楽しくさせてくれる車です。

でも、そのインジケータもしばらくしてつかなくなり、その後も2年おきぐらいに思い出したかのように一時つくぐらいですが---。
もしかしたら、エアコンも付いてるのかもしれない。いつか突然冷え始めないかなー。

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4:ウィンカーの謎

GSA_lightやはり買ってから4〜5年ぐらいの時、路上に駐車してふと車の前を見たら、白い車幅灯が点滅していました。ウィンカーってここが光るんだったかな?いやいやちがう。これは車幅灯。なぜここが光ってるの?
試しにウィンカーの電球を確認したところ異常なし。接点を磨いて元にもどしたら、なんと普通にウィンカーが点滅しました。これはーーーーー?
おそらくこれはフェールセーフティーといって、電球が切れた場合にウィンカーがつかないのは危険なので、その代わりに車幅灯を光らせるという凝ったつくりなのです。たぶん。
でも、その後わざとウィンカーの電球をはずして試したところ、再現できませんでした。いったい何なんでしょう?







5:センターピラー上の室内灯の謎

GSA_ctr_plrこれは謎と言うほどのものではないですが、GSにはセンターピラー上に室内灯があります。BXも同じ位置にありますが、そのスィッチがシーソー式のスィッチなのです。そのため、慣れてくると、頭で押して電気をつけられるようになります。なんて、素敵でしょう。国産車では考えられないことです。

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6:GSの基本パッケージレイアウトの優秀さ

GSのエンジンは縦置き空冷水平対抗4気筒で、FRONTタイヤの前側下の方に埋もれているようについています。
縦置きということで、ステアリング振動がほとんどありません。多くの前輪駆動車の横置きエンジンの場合、エンジンの振動がステアリングを上下に動かす方向のため不利になり、縦置きエンジンはこの点で有利なのです。
空冷エンジンは熱損失が少なく高出力を出しやすく、冷却系も単純構造のため故障が少ないというメリットがあり、本田宗一郎さんが好んだシステムです。
水平対抗4気筒は振動をうち消し合い、振動面でも優れたシステムです。
FRONTタイヤの前側下の方に埋もれているエンジンのため、透過音が非常に少なく室内の静粛性に有利です。
また、FRONTブレーキはインボードディスクであり、バネした重量の軽減で優れた乗り心地への貢献もしています。
このように、GSの基本パッケージレイアウトは非常に優れているといえます。これが1970年にデビューしていたとは信じられません。
細いタイヤと、RRのトレーリングアームサスペンションのおかげで、トランクルームは驚くほど深く、広くなってます。スペアタイヤがエンジンルームに入っているのも広い理由の一つです。

もっとも、これより前にスバル1000が同じようなレイアウトでデビューはしてますが。
ちなみにアルファスッドも同じような構造です。

7:GSAの人間工学的秀逸さ

GSA_l_combGSAのインパネの操作性はぴかいちです。あのとっても奇抜なコーラ缶タイプのサテライトスイッチが、とてもよく考えられています。これはハンドルから手を離さずにほとんどの操作ができるのです。

左手はシーソー式のウィンカー(自動では戻らない)その奥にホーン、上のふたを回転させればワイパー(指で押すようにして操作する)、下のふたを回転させればライト、下のスイッチを引くとライトの切り替えといった具合になっています。

左側のコーラ缶は、実はVISAの流用です。








GSA_r_comb右手はハザード、パーキング、リヤワイパー、リヤウォッシャー、FOGランプ(付いてないけど)、リヤデフ等のスイッチボタンが並びます。

こちらはVISAには付いていません。















GSA_s_brakeこれはパーキングブレーキです。ハンドルのすぐ脇にあるため手の移動量が大変少なくすみます。ただし、テコの力を使えないので、ほとんど手の力で引くことになります。
















GSA_audio

続いてオーディオです。シートとシートの間にあり、背中をあげることなく操作できます。ただし、何かの拍子にぶつかっていて、音楽をかけると突然大音量でかかってしますこともたまにあります。あと、夜の文字盤の照明がドアカラスに写って少し煩わしいのが欠点です。

手前にあるのは車高調整レバー。フライフィッシングのとき、河原に降りたり、農道を走ったりするときに大変役立ちます。











8:おまけクイズ(賞品無し)

GSA_up GSA_lwr

左が空調レバーの上です。右は下です。
空調レバーの上の左に書いてある絵は何でしょう。僕は何年も意味が分からなかった。なぜ、チューリップなのか?
下の左は足。そうすると・・・・・・


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