Supplemental
Restraint System
サプリメンタル・レストレイント・システム
の略語で補助拘束装置
S.R.Sと表記されています。
何を補助するものなのか?
命を危険から守り補助するものと答えそうだが、実は間違い。
シートベルトを補助する道具なのです。
最近の市販車に、どんどん装着されはじめ
全車両に普及するのも時間の問題とまでなってきました。
エアバッグのお陰で、正面衝突の
事故でも人間の命は守られ
安全性が100%保証された
なんて早とちりしていませんでしたか?
略語の通りシートベルトの
補助装置が
エアバッグであって
両者一体で作動する
装置なのです。
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しかし、シートベルト装着の
市場調査では
まだ20〜30%の
ものが未装着
衝突時に自分の手足で
身体を支えられる
限度は
時速7kmまで
といわれています。
シートベルトを
していなければ
一般走行のスピートで
衝突すると
乗員は、間違いなく
怪我をすることになります。
体の拘束感が嫌いというだけで
エアバッグも付いていることだし
自分だけは
事故を起こすはずがない!
そんな気持ちが
チラットだけど
どこかにありませんか?
|
装着した方が安全である。
これは誰もわかっているし当たり前のこと。
ではなぜ !?
やはり自分だけは !!
もらい事故だってあるはず、多くの事故を他人ごとと思わず
シートベルトを習慣づけることです。
そこで初めて、多額の資本投資をしたエアバッグが
生きてくる事になります。
単独で宝の持ち腐れにならないよう、気持ちの切り替えをして下さい。
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運転席のエアバッグはハンドルの中央に格納され
衝突時には短時間で膨張して
人間の頭や胸が、ハンドルに衝突するのを防いでくれます。
と、ここまでは誰でも承知 !?
その膨張する一瞬の出来事を
ミクロの世界で論じあっているのが
アメリカの自動車メーカと
連邦政府道路交通安全局(NHTSA)
お互い譲らず、論戦を
展開しています。
シートベルトをしていれば
前進する体にベルトが
ブレーキの役目を
してくれるので、エアバッグの
膨張スピードは小さくても
十分間に合うが
アメリカではシートベルトを
していなくても !!
助かるように
の基準が最初にあるので
バッグの膨張スピードが
秒速88mにしてあります。
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この高速膨張がアダになって、人命を救うはずの
エアバッグに、打たれて
過去7年間で55人もの死者を出しています。 |
この危険をどうやって解決するのか、を巡っての論争です。
政府側はまずエアバッグの膨張スピードを安全な
スピードまで落とす。
更にスイッチで、運転者自身がバッグの ON・OFF を選択出来る
構造にするように提案。
これに対しメーカ側は、スイッチの OFF が多発して
安全は保障出来ない。
バッグそのものの、存在価値が無くなってしまう
と、意見は真っ向から対立したままです。
そこで、時速45kmで固定物に衝突した瞬間を、ミクロで考えてみると。
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このとき車と体は、1秒間に13mで動いています。
衝突で車体は、すぐに停止するが
体の方は、相変わらず13m/秒で動き続けています。
このまま動き続けると
体の前方40pのところにあるハンドルまでは
40p÷1,300p/秒=0.0307秒なので
0.03秒で到着する事になります。
即ち0.03秒で体は、ハンドルにぶっっかると、いうことになります。
エアバッグの方は、その前0.03秒以前には膨張が終わっていなければ
役には立ちません。
しかも膨張し終わって、体を衝突から保護した直後は
すぐに縮んでしまわないと邪魔になってしまいます。
その一瞬の作動は火薬の爆発と高圧ガスの噴出によって行います。
ベルトの装着が100%であるという前提条件があれば
膨張スピードは遅くでき、死亡人数も少なくなるはずです。
こんな、アメリカでのトラブルを対岸の火事ではなく
明日は我が身、シートベルトの装着が100%、当然のこととなれば
この問題は解決出来ます。
シートベルトを装着する習慣をつけていれば、アメリカの
こんな論争も、ここまではこじれなかったはず。 |