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プラスチック成型会社社長Cさん(英国人 50才代 男性)

 Cさんはもともと化学メーカーに勤務する技術者でした。勤務時代に自身がかかわったプラスチック成型で事業化を思いつき独立、起業。現在はプラスチック成型業務の傍ら、プラスチックリサイクルに取り組み、数々の作品を生み出しています。まだまだリサイクル品製造にかかるコストは高いので、商売として軌道にのるには時間がかかるそうですが、環境保護を企業理念に掲げる企業からの引き合いは多いそうです。リサイクル品を携えて世界各国で開催される環境関連のイベントに参加しています。プライベートでは奥様と二人で英国の田舎の大きな一軒家に住み、自宅にあるプールは数年がかりで日曜大工で作ったもの。地下には大きなワインセラーが。うらやましいかぎりです。
 Cさんのように、熟練技術者が経験に基づいて独立、起業ができる風土が日本にも欲しいですね。



日本人向け不動産会社社長Gさん(英国人 30才代 男性)

 Gさんはもともとロンドンで外国人相手の英語教師をしていました。そこで日本人の女性と知り合い結婚。様々な国の人々が暮らすロンドンでも、「きれい好き」「高級志向」が強い日本人に向けて、不動産サービスを始めようと思い立ちました。現在は日本人好みの物件を数多くそろえる不動産会社社長として成功しています。Gさんは起業の前に、ビジネススクールに通って会社経営を学んだそうです。社内の受発注業務や財務処理はすべてGさんがシステム化したもの。従業員の入れ替わりが激しい英国では、社内システムの全体像を社長自ら把握していなければならないとか。市販の表計算ソフトを使ったシンプルなシステムはとてもよく出来ていました。
 Gさんのようにビジネスを学んでから起業するのが、これからの経営者像のように思います。



塾経営Tさん(日本人 30才代 女性)

 高校を卒業して結婚、出産。子育ても一段落して近所の縫製工場でパート勤務をしていたTさん。子供の通う塾の先生の話を聞いて、自身も塾経営を決意。家事・育児の傍ら猛勉強をして塾ライセンスを取得。いまでは、週2日の塾運営でパート時代の収入の倍以上を稼いでいます。「お金もそうだけど、時間が自由に使え、自分の考えで経営できる今の仕事は最高」とはTさんの弁。
 主婦が働く選択肢はパートだけじゃないようです。年齢や学歴、過去の勤務経験にこだわらずに、自分の進む道は自分で切り開きましょう。人生、先は長いのですから。



閑話休題その1

 英国滞在中に同じアパートに住んでいた住人Iさん(英国人 60才代 女性)、Jさん(英国人 20才代 男性)、Cさん(英国人 30才代 男性)の3人は大学で英文学を勉強する社会人学生。学校卒業後一旦社会に出て職業に就いた後、もう一度大学に戻った方々。日本でも最近そういう方、増えていますよね。でも、この人たちのすごいところは「英文学専攻」ってこと。「えっ?卒業後仕事あるの」って日本人である私は疑問だらけ。彼ら彼女らの頭は「勉強=仕事」ではないようです。大学は「学問」を学ぶ場なのですね。自分の視野の狭さを思い知りました。



閑話休題その2

 英語学校の生徒時代、先生や友人からよく受けた質問が「何のために英語を勉強しているの?」。私の答えは「仕事のため、お金のため」。あるロシア人女性の答えは「人生のためよ」。う〜ん、かっこいいわ。

起業の人々シリーズはこれからも続きます・・・・・。