篠笛は同じ竹笛でも尺八とはちょっと趣が違うようである。
其の音色は素朴に尽きる。日本の音そのものである。
素朴さは雑という意味ではない。
大野利可さんは洋楽を学んだ後、笛と出会って今、この道に在る。彼女の演奏技術は今更問うべくもないが、裏付けのある奏力で奏でる曲調は「素朴の極み」と言うべきか。数多いる篠笛奏者にも此の形容はあてはまると思われるが、篠笛の持つ「素朴」と人間のもつ「素朴」は同じではない。人間味としての「素朴」が笛と溶け合った時、笛はたちまち魂の音色となる。
大野さんの作品や編曲には「無理がない」。そんなに無理をしなくてもと思う作曲もある中で、篠笛の原点を踏み外さない点でまことに貴重というほかない。
培ってきた人間力に負うところが多い。
彼女の自然な呼吸の笛音には聴き苦しさがない。
これが特にお気に入りである。

      保寧寺住職 小崎無一
いにしへを Inishiewo 大野利可

  GPCD-0010 ¥3000

  2015年3月発売

演奏:大野利可(篠笛・能管)
   鯉沼廣行(篠笛) 金子弘美(篠笛) 佐藤百子(篠笛)
   中村鶴城(薩摩琵琶)

<収録曲>

1.いにしへを   篠笛七笨調子 独奏   大野利可作曲

多言語活動のヒッポファミリークラブで古事記、日本書紀、万葉集についてのフィールドワークに参加中に浮かんだ旋律をまとめた。

2.うさぎ   篠笛七笨調子 二重奏  わらべうた 大野利可編曲

日本古謡「うさぎ」を複数の生徒さん達と共に舞台で発表できるよう編曲。

3.荒城の月~月の野  篠笛七笨調子 二重奏 瀧廉太郎~大野利可作曲

打ち物や笙との共演も楽しい。この度は二管の篠笛で。

4.木星~ジュピター篠笛版~  篠笛六笨調子 独奏  ホルスト作曲 大野利可編曲

大変有名なクラシックの旋律を篠笛で。

5.笛と琵琶のための“(ぎょう)  篠笛一笨調子/能管 薩摩琵琶  伴谷晃二作曲

「“行”とは、仏教用語で過去世における行為や仏道の修行などを意味します。私は、笛と琵琶の対話する様相から、人間の過去世における情念を表現できればと思いました。-伴谷晃二― 」

笛と琵琶は、管と弦で相性の良い組み合わせですが、この組み合わせでの作品はまだまだ少ないように思います。貴重な一曲。

6.ささやき  篠笛七笨調子 二重奏  大野利可作曲

鳥の、風の、土の、森の、川の、心のささやき

7.故郷   篠笛七笨調子 二重奏   岡野貞一作曲 大野利可編曲

旧き良き日本の原風景を彷彿とさせる歌。

8.千の風  篠笛六笨調子 独奏  大野利可作曲(2002年/2012年改編)

民話の語り部 故・沼田曜一氏が、ある時楽屋で当時はまだ一般にはあまり知られていなかったこの詩の存在を教えてくださいました。詩との共演なども夢見ています。

9.さくら  篠笛七笨調子 二重奏  日本古謡 大野利可編曲

「うさぎ」同様、複数の生徒さん達との共演の為に編曲。

10.黒田節  篠笛七笨調子 二重奏  福岡県民謡 大野利可編曲

「さくら」と共に、花の季節に人気の曲。

11.ほたるこい  篠笛七笨調子 二重奏 秋田のわらべうた 鯉沼廣行/原田陽子編曲

多くの方に親しまれている日本古謡。お稽古の中でとりあげることも多く、プロ、アマチュア問わず親しみやすいレパートリーのひとつ。

12.風聞  篠笛一笨調子 六笨調子 二重奏   鯉沼廣行作曲

「風になって自由に吹いてみたい。ときには爽やかに、時には激しく。何ものにもとらわれず、笛吹く喜びを存分に味わってみたい。-鯉沼廣行CD天籟賦 ブックレットより-

演奏:大野利可 全曲

   鯉沼廣行 12. 中村鶴城 5.

   金子弘美 2.3.7.9.10.11.

   佐藤百子 6.

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CD音源の i Tunesによる配信が開始されました。

<Nippon-no-Kokoroシリーズ Vol.1> 出逢い
[iTunes]
<https://itunes.apple.com/jp/album/nippon-no-kokoro-series-vol.1/id582584271>

[E-onkyo]
Wav & Flac<http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?goods_id=gpcd014>
DSD:<http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?goods_id=gpcd015>


<Nippon-no-Kokoroシリーズ Vol.2> 花の宴
[iTunes]
<https://itunes.apple.com/jp/album/nippon-no-kokoro-series-vol.2/id582578123>

[E-onkyo]
Wav & Flac<http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?goods_id=gpcd074>
DSD:<http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?goods_id=gpcd075>


<Nippon-no-Kokoroシリーズ Vol.3> 篠の音取り
[iTunes]
<https://itunes.apple.com/jp/album/nippon-no-kokoro-series-vol.3/id582579175>

[E-onkyo]
Wav & Flac<http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?goods_id=gpcd084>
DSD:<http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?goods_id=gpcd085>


4th CD 「陽春白雪」中国古箏ウリアナさんとの共演

https://itunes.apple.com/jp/album/nippon-no-kokoro-series-vol.4/id630390322

http://www.e-onkyo.com/music/album/gpcd094/

http://ototoy.jp/_/default/p/34267

http://recochoku.jp/album/30254570/


5th CD 「いにしへを」

https://itunes.apple.com/jp/album/inishiewo-nippon-no-kokoro/id1082623646


不思議な既聴感”は快感

音楽プロデューサー   星川 京児

尺八やTAIKOのようにナショナルだからこそインター・ナショナルになった和楽器。
ところが譜面的な整合性では、より世界への発信力が強いはずの篠笛、三味線、箏には、どこか越えがたい一線が在る。なぜか現在の耳には【邦楽感】が強いのだ。逆説的ながら、これらの楽器の方が、日本人の生活感覚により密着しているからかもしれない。
一つの音を発するだけで、どこか精神的な異世界へ誘ってしまう琵琶や尺八、太鼓と異なり、たった一節の運んでくる音空間が、どうしようもなく【日本】なのだ、と思う。

とまれ、この音盤から零れ出す“不思議な既聴感”は快感。
大陸の古箏という、本朝と同じDNAを持ちながら、大きくベクトルが異なってしまった絲との交わりは、耳馴染んだ旋律を、大きな時の流れのベールを掛けたように響く。
二つの楽器の生み出す余韻の重なりこそ、音の経絡を埋め尽くし、癒す。

この出逢いでこそ、聴き取れる音世界。そんな想いが精神(きもち)をよぎる。

※音楽プロデューサーの星川京児氏はH28年5月16日に63才で他界されました。慎んでお悔やみ申し上げます。
陽春白雪ー篠笛と古箏の出会いー 
Pure sounds of Japanese SHINOBUE & Chinese GUZHENG

  篠笛 大野利可  中国古箏 ウリアナ
  GPCD-0009 ¥3000

  2011年1月15日発売
<収録曲>
一、 さくら(古筝ソロ)--- Sakura (Cherry blossoms)“櫻花”--- 日本古謡

二、 村祭--- Festival of Japanese village“村節”--- 文部省唱歌

三、 かあさんの歌--- Memory of my dear Mother“媽媽的歌”--- 窪田聡 作曲

四、 ジャスミンの花--- Jasmine flower“茉莉花”--- 蘇州(中国)民謡

五、 花--- Flower of OKINAWA(Japan) “花心”--- 嘉納昌吉 作曲

六、 茶摘舞曲--- Tea picking dance music(China & Japan)“茶摘舞曲”--- 趙曼琴・艾南 作曲

七、 草原情歌--- Chinese Grassland Love Song“在那遥遠的地方”--- 王洛賓 作曲

八、 春の海--- The sea in spring“春天的海”--- 宮城道雄 作曲

九、 モンゴル大地組曲より--- The ground of Mongolia Suite “蒙古大地组曲”--- ザンツンノラブ 作曲
     Ⅱ モンゴル大地--- Ⅱ The ground of Mongolia“蒙古大地”---
     Ⅲ ガダ・メーリン回想曲--- Ⅲ Memory of Gada Meiren “嘎达梅林”---

十、とんび~浜千鳥(篠笛ソロ)--- Kite-Plove(r Japan“)鳶~海濱千鳥”--- 梁田貞~弘田竜太郎 作曲

十一、竹田の子守唄--- Lullaby of TAKEDA(Japan) “竹田守歌”--- 京都(日本)民謡

十二、荒城の月--- Moon above Japanese desolate castle “荒城之月”--- 瀧廉太郎 作曲

十三、オボーでの出会い--- Encounter at Mongolian Obo “敖包相会”--- モンゴル民謡

十四、草原の花嫁(古筝ソロ)--- Bridal of Mongolian Grassland“送亲歌”--- モンゴル民謡

all arranged by ウリアナ・大野利可
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自在で深い優しさに満ちている。
                    
-井出聖子-

大野さんの笛の音は乾いた大地を潤す恵みの雨、咽喉に沁み入る清らかな水だと思う。
笛の音はよく風に喩えられるが、大野さんの音楽は真直ぐに心にしみこんで静かに波紋を広げてゆく水。
自在で深い優しさに満ちている。
彼女と一緒に歩いていると、彼女がとても多くのことに心を動かされていることに気づく。
幼稚園の運動会で子供たちが懸命に走っている姿を見て涙が止まらなくなったという話を聞いたことがある。
彼女はそうした日々の感動をめったに表情や言葉に表さない。
じっと心の中にしまって、静かに熟成され、浄化されてゆくのを待つ。
それがあるとき笛の調べになって私たちに伝えられるのだ。
このCDはそうした大野さんの“今”がとてもよく伝わってくる。
憧れと好奇心、多彩な力量が全開した魅力的な世界に、私たちの想像力が刺激される。


『笛は人』
大野利可さんは、畏友鯉沼廣行氏の愛弟子で、
そのご縁で十数年前より私の語りのステージに共演をお願いすることがありますが、
このところの目覚しいご成長は門外漢の私にも強く感じられ、
平素のご精進のたまものと感じ入っています。
笛は人、と申しますが、お人柄にも円熟味が加わり、
新しいCDを聴かせていただくことを
大変楽しみに待っているところです。       俳優 沼田曜一
篠の音取り Shino-no-netori  
        ~鯉沼廣行 作品集~ 演奏 大野利可

GPCD-0008  ¥3000

 2010年10月発売

演奏:鯉沼廣行(篠笛) 重草由美子(大太鼓) 柿堺香(尺八) ウリアナ(中国古筝)
民族楽器である篠笛は、もともと祭礼時の囃子や、
唄の伴奏などに使われてきました。
軽量、手軽な楽器でもあるので、
個人個人が自由に奏し、新しい曲も多数生まれています。
そんな中で、鯉沼作品は楽器の持つ特徴をよく生かしており、
又、器楽曲として、
音楽的に表現したい深い内容をはっきりと持っています。
更にそれを第三者が再現できる譜面を備えている点などから、
今後、作曲者だけでなく、
たくさんの人が演奏していく篠笛音楽の新たな古典となっていくものと信じています。

大野利可


                                                     
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又は E-mailにて大野までお問い合わせください
送付先、ご希望枚数をご連絡いただけましたら郵便振替用紙同封にてご送付申し上げます。

下記各店にても取り扱っております。
・CHIIROBA(ちいろば)~心を育てるおもちゃ~(埼玉県川越市)  http://chiiroba-toys.com 
・邦楽ジャーナル 誌上通信販売  http://www.hogaku.com
・朝日カルチャーセンター千葉 受付フロント ℡043(227)0131

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<収録曲>
1.雪 -Snow-             大野利可/作曲 能管独奏/大野利可
2.花の宴 -The feast of blossom-大野利可/構成 篠笛(六笨調子)・能管/大野利可 能管/滝沢成実 小鼓/望月左武郎
3.ささやき -Whisper-          大野利可/作曲篠笛(七笨調子)独奏/大野利可
4.中国地方の子守唄 -Lullaby of the Chugoku District- 日本古謡 金子弘美/編曲 篠笛(七笨調子)二重奏/大野利可・金子弘美
5.宮城長持唄によせて -Marrige song of Miyagi- 大野利可/編曲 篠笛(五笨調子)独奏/大野利可
6.お江戸の獅子 -Shishi of Edo- 大野利可/構成 篠笛(三笨調子)・能管/大野利可 篠笛(十笨調子)/金子弘美 桶胴・締太鼓/望月左武郎
7.ひとり -Alone-           大野利可/作曲篠笛(三笨調子)独奏/大野利可
8.鳴Mei -Birds singing and resonance- 大野利可/作曲篠笛(七笨調子)・能管/大野利可 能管/滝沢成実
9.月かぐら -Kagura in the moonlight-
   Ⅰ荒城の月  瀧廉太郎/作曲 大野利可/編曲 篠笛(七笨調子)/大野利可・金子弘美 桶胴・締太鼓/望月左武郎
   Ⅱ月のうさぎ  大野利可/作曲篠笛(八笨調子)/大野利可 桶胴・締太鼓・鈴/望月左武郎
   Ⅲ月の舞    大野利可/作曲 能管独奏/大野利可
10.千秋楽 -The ending of the performance- 謡/小早川修 能管/大野利可

<収録曲>
1.出逢い              大野利可/作曲  篠笛(七笨調子)独奏/大野利可
2.千の風            大野利可/作曲  篠笛(六笨調子)独奏/大野利可
3.島原地方の子守唄    日本古謡  篠笛(七笨調子)独奏/大野利可
4.               木村俊介・大野利可/作曲 篠笛六笨調子/大野利可 太棹三味線/木村俊介
5.山童(やまわらべ)     大野利可/作曲 篠笛九笨調子/大野利可 小鼓・締太鼓・木鉦/望月左武郎
6.さとの子守唄       大野利可/作曲 第一篠笛(七笨調子)/大野利可 第二篠笛(七笨調子)/木村俊介
7.”綾”能管と篠笛のために 伴谷晃二/作曲 第一篠笛(六笨調子)・能管/大野利可 第二篠笛(一笨調子)・能管/鯉沼廣行
8.万灯火(まとうび)     鯉沼廣行/作曲 篠笛六笨調子/大野利可 太鼓・鈴(りん)/ 金子しゅうめい
9.春のゆくへ          大野利可/作曲 篠笛六笨調子独奏/大野利可

出逢い (横笛) The Encounter  大野利可
  GPCD-0001 ¥3000

  2004年1月発売

   演奏:鯉沼廣行(篠笛・能管) 望月左武郎(小鼓・締太鼓・木鉦)
       木村俊介(太棹三味線・篠笛) 金子しゅうめい(太鼓・鈴)

       ※CD誕生にまつわる話し はこちらから。

<収録曲>

1 浄雲 Jouun                     篠笛(五笨調子)大野利可


2 横笛と大太鼓のための“道樞”Dousuu        龍笛、篠笛(六笨調子)大野利可

                             大太鼓 重草由美子

3 能管と尺八のための“回風”Kaifu        能管 大野利可
                             尺八(二尺六寸)柿堺香

4 清水恋慕 Seisui-renbo                         第一篠笛(六笨調子)鯉沼廣行
                              第二篠笛(六笨調子)大野利可

5“悲笳の曲”篠笛とギターのためにHika-no-kyoku 
   鯉沼廣行・辻幹雄共同作曲            篠笛(三笨調子)大野利可
                             中国古筝 ウリアナ
   ※この曲はギターパートを作曲者の辻幹雄氏の許可を得て、中国古筝用にウリアナ氏が編曲し、演奏しています。

6 篠の音取り Shino-no-netori                篠笛(六笨調子)大野利可


 花の宴 HANA NO UTAGE 大 野 利 可
  GPCD-0007  ¥3000

  2007年4月発売

 演奏:望月左武郎(小鼓・締め太鼓・桶胴太鼓・鈴) 金子弘美(篠笛)
     滝沢成実  (能管)                小早川修(謡)

     ※CD誕生にまつわる話し は、こちらから。

CDのご案内  目次  クリックするとそこへとびます。

  「出逢い」  「花の宴」  「篠の音取り」 「陽春白雪」  「いにしへを」  配信について お問合せは・・